シャインマスカットは皮ごと食べられる?剥き方は?そのまま食べるメリットも紹介!
【野菜ソムリエ監修】シャインマスカットの皮はどうしていますか?皮ごと食べられるのでしょうか?今回は、シャインマスカットは皮ごと食べられるのかや、皮も食べる栄養面でのメリットも紹介します。シャインマスカットの皮の剥き方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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- シャインマスカットの皮はどうする?剥く?
- シャインマスカットは皮ごと食べられるの?
- シャインマスカットは皮が薄く皮ごとでも食べやすい
- 皮が厚い・硬い場合に食べても健康上問題があるわけではない
- 皮が茶色や白い粉付きでも食べられる?
- シャインマスカットを皮ごと食べるメリットは?
- シャインマスカットの栄養価を余すことなく摂れる
- シャインマスカットの皮の剥き方は?
- ①手で皮を剥く場合
- ②つまようじで皮を剥く場合
- ③冷凍してから皮を剥く場合
- ④お湯と冷水を使って剥く場合
- シャインマスカットを皮ごと食べられるレシピ
- ①シャインマスカットケーキ
- ②シャインマスカット大福
- ③シャインマスカットのワインゼリー
- シャインマスカットを皮ごと食べてみよう
シャインマスカットの皮はどうする?剥く?
巨峰やデラウェアなどの皮の色の濃いぶどうを食べる際は、皮をむいて食べる方が多いかもしれません。一方のシャインマスカットは緑色をしたぶどうですが、食べる際は同じ様に皮を取り除いて食べた方が良いのでしょうか。今回は、シャインマスカットの皮について説明します。
シャインマスカットは皮ごと食べられるの?
シャインマスカットは「皮ごと食べられる」のキャッチコピーで知られていますが、本当に皮ごと食べても健康に問題が無いのか気になる方もいるかもしれません。また、皮が硬かったり、茶色のシミや白い粉がかかっていたりする場合も皮ごと食べて大丈夫なのでしょうか。
シャインマスカットは皮が薄く皮ごとでも食べやすい
シャインマスカットは、2006年に品種登録された比較的新しいタイプのぶどうです。糖度が20度前後ほど有り、甘味が強くて芳醇な香りを持つ、皮に含まれるえぐみが少ないぶどうとして誕生しました。また、果肉は詰まっていて固い食感があり、皮も薄いため皮ごと食べる事が出来るのが大きな特徴です。
シャインマスカットは、成長過程で植物ホルモンのジベレリン処理を施している為、市場に出回っているものは種が無いものが多いようです。種を取り除く必要もないのでとても食べやすい上に、皮と果肉をかみ切るとパリッとした歯ごたえを楽しむ事が出来ます。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
この10年で新しい品種のぶどうは急速に増えてきました。その中でもシャインマスカットは市場に出回る白ぶどうの中でも中心的存在!人気の理由は「種がなく皮ごと食べられる」「高糖度で美味」「栽培しやすい」ことです。
皮が厚い・硬い場合に食べても健康上問題があるわけではない
シャインマスカットは皮ごと食べられる様に品種改良されたぶどうですが、個体差で皮が厚くて硬いものがあります。これは成長過程で果肉に含まれる糖度を高めるために、水分を与える量の調整をした影響で皮が硬くなるようです。
シャインマスカットは水分を与え過ぎると味が薄くぼやけてしまう為、水分量の調節が非常に難しく、皮を薄く糖度の高い状態に仕上げるのは大きな苦労がかかると言われています。皮が厚くて硬い場合でも、食べても特に害は有りませんが、食べにくい様であれば皮を取り除いて果肉だけ食べても良いでしょう。
皮が茶色や白い粉付きでも食べられる?
皮に茶色の模様が出ているものはかすり症と呼ばれるもので、成長過程でのカルシウム不足が原因で起きる現象です。かすり症は日光やぶどうの木の樹齢が原因で発生する場合もあります。
このかすり症を起こしたシャインマスカットは、若干見た目は劣るものの食べても問題はありません。また、表面が白い粉が付着しているものも時おり見られますが、これは農薬ではなくブルームと呼ばれるぶどうが持つ脂質が浮き上がってきたものです。
ブルームはぶどう自身が乾燥から身を守るために分泌している自然な物質のため、食べても問題はなく、新鮮さの証でもあります。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
ブルームとは、白い粉のようなロウ物質のことで、高温多湿などストレス環境から身を守るために果皮から放出している天然物質です。熟したりんごやブルーベリー、きゅうりなどにも同様の現象が起きることがあります。
シャインマスカットを皮ごと食べるメリットは?
シャインマスカットを丸ごと食べる事で、体に良い事はあるのでしょうか。ここでは、シャインマスカットの皮に含まれる成分とその栄養効果について説明します。
シャインマスカットの栄養価を余すことなく摂れる
シャインマスカットには以下のような栄養素が含まれており、特に皮と種子に近い部分に多いため、皮ごと食べることで栄養素を余すことなく摂ることが出来ます。
・レスベラトロール
・ブドウ糖
・ビタミンC
・ビタミンB群
・ミネラル
・ペクチン
シャインマスカットにはポリフェノールの一種であるレスベラトロールが豊富に含まれています。レスベラトロールは強い抗酸化作用を持ち、メタボリック症候群の予防やアンチエイジング効果が期待できる成分です。
ほか、水溶性食物繊維であるペクチンはコレステロールの排出を促したり、腸壁での糖の吸収を穏やかにする働きがあります。また、シャインマスカットには体内での糖質や脂質の代謝を促すビタミンCやビタミンB群も含まれるのが特徴です。