梨の変色は防止できる?原因は?砂糖水・はちみつなどで最適な色止め方法を紹介!
【野菜ソムリエ監修】梨が変色する原因について知っていますか?食べられるのでしょうか?今回は、〈砂糖水・塩水・ハチミツ〉などを使った、梨の変色を防止する方法や変色した梨の色を戻す方法はあるのかどうかを紹介します。梨の変色が気にならないレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
梨の変色予防法としてはレモン水に浸す方法も有名で、りんごの色止めにも使われることがあります。しかし、レモン水に浸しても時間が経つと変色する可能性が高く、さらにレモンの味が梨に残って美味しさを半減させることから他の方法に比べてあまりおすすめはできません。
⑤カットした梨は冷凍保存するのも手
梨をカットした後にすぐに食べきれない場合は、変色を防ぐために冷凍保存するのも一つの手です。冷凍することで酵素の働きが抑制されるため、きれいな状態を保つことが出来ます。
冷凍する際はカットした梨を重ならないように並べてラップに包み、密閉できる袋に入れて冷凍庫で保存します。冷凍した梨は、完全に解凍するとシャリシャリした良い食感が無くなってしまうので、半解凍状態でシャーベットのような食感を楽しむのがおすすめです。
(*なしの保存方法・期間について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
梨が褐色に変色してしまうのは上にもあるように空気に触れることが引き金になるので、変色防止処置をする際には、浸ける液体から梨が出てしまわないように気を付けましょう。
変色した梨の色を戻す方法はある?
カットした梨を放置してしまい、変色させてしまった場合に元の色に戻す方法はあるのでしょうか。ここでは色を元に戻す方法の有無について説明します。
梨の変色を戻す方法はない
変色してしまったりんごは、オレンジジュースに浸けるとビタミンCの効果によって元の色に戻せると言われていますが、一方の梨に関しては変色を戻す方法はないと言われています。切った梨をすぐに食べないことが分かっている場合は、ここまでに紹介した色止めの方法を活用するなどして、変色させないように注意することが最も大切です。
梨の変色が気にならないレシピ
梨を変色させてしまって見た目が気になる時は、生のままではなく、色が気にならないレシピでアレンジを加えて食べる方法があります。ここでは、梨の変色を気にせず食べられるおすすめのレシピを紹介します。
①梨のコンポート
梨の色が変わってしまった際は、加熱することで色が気にならなくなり、さらに甘みも増します。梨は熱を加えても栄養があまり損なわれないため、加熱調理にも向いている果物です。
②梨のジュース
皮を剥いてカットした梨を、砂糖やハチミツと一緒にミキサーにかけるだけの簡単なレシピです。たくさん梨を入手した際の大量消費にもおすすめです。