みかんの皮の緑や白い粉はカビ?原因は?食べた時の対処法や防止策も紹介!

【野菜ソムリエ監修】みかんにカビが生えていたことはありますか?カビが生えても食べられるのでしょうか?今回は、みかんのカビの見分け方を画像とともに比較し、カビが生える原因や対処方法を紹介します。みかんのカビの予防法や保存法に加えて、食べてしまった時の対処法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |野菜ソムリエ 春日爽花
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野菜ソムリエプロ。大学在学時に合格率30%の野菜ソムリエプロの資格を一発で取得。現在は多くの人に野菜の魅力を伝えるためにSNSを用いてイラストでの情報発信を行なっている。
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目次

  1. みかんにカビが生えている…?
  2. みかんのカビの見分け方は?食べれる?【画像】
  3. ①緑や白いカビ
  4. 白い粉とカビの見分け方
  5. ②黒い斑点
  6. みかんにカビが生える原因は?
  7. ①みかんの皮の傷や穴
  8. ②みかんのプロリンがカビの成長を促進する
  9. みかんがカビた時の対処方法は?
  10. ①カビたみかんは捨てる
  11. ② 一緒に保存していた周りのみかんは洗う
  12. カビたみかんを食べてしまった場合は?
  13. 少量なら問題ない
  14. 食中毒の症状がでたら病院へ
  15. みかんのカビの予防法や保存法のポイントは?
  16. ①冷凍して保存する
  17. ②選別をする
  18. ③箱を乾燥させる
  19. ④みかんをエタノールで拭く
  20. ⑤新聞紙を挟みながら箱に戻していく
  21. ⑥気温と湿度が低い場所にみかんを保存する
  22. みかんにカビが生えないよう保存しよう

みかんを箱買いすると毎回のようにみかんのカビに悩まされますが、みかんのカビへの対策方法を知っていると安心して買うことができます。ここではみかんのカビの予防法や保存法のポイントについて解説します。

①冷凍して保存する

みかんを冷凍保存すると、カビ対策にもなり長期間みかんの美味しさを楽しめます。皮のまま冷凍する場合は、一度金属トレイに並べて凍らせたみかんを取り出して、水をくぐらせてから再度金属トレイに並べて冷凍するとみかんの乾燥を防ぐことができ、おすすめの方法です。水分が凍ったら保存袋にまとめて保存してください。

皮を剥いて保存する場合は、白いスジの部分取ってから丸ごとか小分けにしたものをラップに包んで金属トレイに並べて冷凍し、凍ったら保存袋に入れて保存します。保存期間は1〜2ヶ月です。

(*みかんの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

みかんの保存方法や賞味期限は?常温・冷蔵・冷凍で日持ちするコツやレシピを紹介!

②選別をする

みかんを箱で買ったら、みかんを取り出してカビが生えたり傷がついてないかひとつひとつ確認することは、カビを予防する上で重要な作業です。カビが生えているものは捨て、傷などがついて早めに食べた方がよさそうなものは取り分けておいて優先的に食べましょう。

箱の底付近にあるみかんは、他のみかんの上からの重みで傷がつきやすくカビが発生する可能性が高いです。また箱の底は湿気が溜まっていて通気性も悪いため、箱を開けるときは底の方から開けて通気をよくしてください。

③箱を乾燥させる

みかんの箱は運搬の間に湿気がたまっているため、みかんを選別のために取り出したあとは風通しのよい場所で一度乾燥させることをおすすめします。みかんの箱を乾燥させると、再びみかんを箱の中に戻したあともカビの予防になり効果的です。

④みかんをエタノールで拭く

傷のないみかんでも表面には目に見えないカビの胞子がついている可能性があります。食品に使っても安全なエタノールを染み込ませた布で拭いておくと、エタノールの殺菌効果でカビ予防の対策になります。みかんの箱にもカビの胞子が残っている可能性があるため、箱もエタノールで消毒しておくと安心です。

⑤新聞紙を挟みながら箱に戻していく

みかんを箱に戻す際にはまず底に新聞紙を敷き、みかんを綺麗に並べましょう。一段並べ終わったらその上に新たに新聞紙を敷き、その上にまたみかんを並べていきますが、この時ヘタの方を下にして並べると美味しさが長持ちします。

みかんを綺麗に並べることでみかんの間の通気性がよくなることと新聞紙がクッションの役割をすることで、みかんに傷がつきにくくなりカビ対策になります。

春日爽花

野菜ソムリエ

みかんのヘタの部分には軸があり、そこから水分が出やすいためヘタの部分を上に向けて置いておくと、特に空気中の湿度が低い冬場は、どんどん水分が出て乾燥してしまいます。そのためヘタを下に向けておけば、乾燥しにくくなるため保存の際にはヘタを下に向けて保存しましょう。

⑥気温と湿度が低い場所にみかんを保存する

カビは適度な温度があって湿度が高いと発生するため、カビ対策をする上でみかんの保管場所はとても重要です。家の中でも暖房の影響が少なく空気が入れ替わりやすい廊下や玄関付近がおすすめの保管場所です。予防のため保管中は通気性をよくするために箱のふたは開けておいてください。

みかんにカビが生えないよう保存しよう

今回はみかんのカビを予防する方法やカビが生えた場合の対策方法について紹介しました。みかんにカビが生える原因が分かると対策がとりやすく無駄なくみかんを食べることができるので、ぜひ試してみてください。

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