ベーキングパウダーの小さじ1杯は何グラム?代用品での測り方やカロリー・糖質量なども解説!
ベーキングパウダーの小さじ1杯は何グラムか知っていますか?今回は、ベーキングパウダーのグラム数別の小さじ換算表や小さじの正しい測り方のほか、小さじ1杯あたりのカロリーや糖質も紹介します。ベーキングパウダーの小さじ1杯を代用品で測る方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- ベーキングパウダーとは?
- ベーキングパウダーのお菓子作りにおける役割
- ベーキングパウダーがない時の代用品
- ベーキングパウダーの小さじ1杯は何グラム?
- ベーキングパウダーの小さじ1杯は4g、大さじ1杯は12g
- ベーキングパウダーのグラム数別の小さじ換算表
- ベーキングパウダーの小さじ・大さじ1杯のカロリーや糖質は?
- ベーキングパウダーの小さじ1杯を代用品で測る方法は?
- ①ペットボトルキャップ
- ②カレースプーン
- ③ティースプーン
- ベーキングパウダー小さじ1杯の正しい測り方は?
- ベーキングパウダーの量を間違えるとどうなる?
- ベーキングパウダーの量が少ない場合
- ベーキングパウダーの量が多過ぎる場合
- ベーキングパウダー小さじ1杯を正しく測ろう
ベーキングパウダーとは?

ベーキングパウダーは、お菓子作りや天ぷらの衣に入れる材料の一つですが、ベーキングパウダーにはどのような役割があるのでしょう。また、ベーキングパウダーがない場合はどうすればいいのかについても、合わせて説明します。
ベーキングパウダーのお菓子作りにおける役割
ベーキングパウダーはお菓子作りの際に、膨張剤として入れますが、お菓子の生地をふくらませる役割を担います。ベーキングパウダーは、マドレーヌ・クッキー・ドーナツ・和菓子など、幅広いお菓子作りに使用されます。
(*ベーキングパウダーについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ベーキングパウダーがない時の代用品
お菓子作りをする際に、ベーキングパウダーがない時の代用品に使えるものは次の通りです。
・重曹
・ホットケーキミックス
・ドライイースト
・卵白をメレンゲにしたもの
・炭酸水
上記の材料を使うことで、生地を膨らませることが出来ますが、お菓子の出来上がりはそれぞれの特徴が違います。ベーキングパウダーと全く同じ役割をするわけではないため、ふくらみ具合や生地の固さ、食感・風味にも影響してくることを理解した上で使うようにしてください。
(*ベーキングパウダーがない時の代用品について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ベーキングパウダーの小さじ1杯は何グラム?

レシピを見ればベーキングパウダーの使用分量は、小さじを使って表記されていることが多いですが、ベーキングパウダーの小さじ1杯は何グラムでしょう。
ベーキングパウダーの小さじ1杯は4g、大さじ1杯は12g
小さじの杯数 | グラム数 |
小さじ1杯 | 4g |
小さじ2杯 | 8g |
小さじ3杯 | 12g |
小さじ4杯 | 16g |
小さじ5杯 | 20g |
上記はベーキングパウダーを小さじで計った際のグラム数で、ベーキングパウダーと同じ重さの調味料には、次のようなものがあります。
・グラニュー糖
・粉末タイプのだしの素
・ごま油
小麦粉・上白糖は小さじ1杯位が3gで、上記の調味料より少し軽いことが分かります。小さじ1杯の容量はccl、大さじ1杯の容量は小さじの3倍の15ccで、ベーキングパウダーの大さじ1杯の重量は12gです。
ベーキングパウダーのグラム数別の小さじ換算表
グラム数 | 小さじ換算 |
10g | 小さじ2と1/2 |
20g | 小さじ5 |
30g | 小さじ7と1/2 |
40g | 小さじ10 |
50g | 小さじ12と1/2 |
60g | 小さじ15 |
70g | 小さじ17と1/2 |
80g | 小さじ20 |
90g | 小さじ22と1/2 |
100g | 小さじ25 |
1g | 小さじ1/4杯 |
ベーキングパウダー10gは小さじ2と1/2で、2倍の20gでは小さじ5杯ということになります。よって、10gずつ増えていった場合は、小さじ2と1/2ずつが規則的に増加していくことが伺えます。
(*調味料別の大さじ・小さじの量について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ベーキングパウダーの小さじ・大さじ1杯のカロリーや糖質は?

カロリー | 糖質 | |
ベーキングパウダー(大さじ:12g) | 15kcal | 3.5g |
ベーキングパウダー(小さじ:4g) | 5kcal | 1.2g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
上記の表はベーキングパウダーの小さじ1杯・大さじ1杯のカロリーと糖質量を示しています。ベーキングパウダーの使用量の目安は、小麦粉や強力粉であれば100gに対して小さじ1弱で、カロリー・糖質は少なくて済むと言えるでしょう。
ベーキングパウダーの小さじ1杯を代用品で測る方法は?
ベーキングパウダーを使用するとき、小さじが用意できない場合に代用品を使って小さじ1杯を計る方法を紹介します。
①ペットボトルキャップ

市販されているペットボトルのキャップは全て統一された規格で製造しているため、どれも同じ大きさで容量は7.5cc、つまり小さじ1と1/2と同容量を量ることが出来ます。ペットボトルのキャップで小さじ1杯を量るには、キャップの1杯弱、もしくはキャップの底からおよそ2/3あたりを目安にすると良いでしょう。
②カレースプーン

カレーを食べるときに使う大きめのスプーンはテーブルスプーンいう名称で、メーカーによって容量に誤差はありますが、大さじ1杯15ccとほぼ同じ規格で作られています。カレースプーンで小さじ1杯を量るには、スプーンのおよそ1/3を目安にすると良いでしょう。
③ティースプーン

普通の小さめのスプーンのことをティスプーンと言いますが、小さじ1杯5ccとほぼ同量の規格で製造されています。調理をする際に、小さじがない場合はティースプーンを活用すると良いでしょう。
ベーキングパウダー小さじ1杯の正しい測り方は?
ベーキングパウダー小さじ1杯の正しい測り方は次の通りです。
1.ベーキングパウダーを小さじに軽く山盛りに入れる
2.お箸やヘラなどのまっすぐなものですり切る
山盛りになった状態で、お箸などまっすぐなものを使って、小さじのヘリを滑らせてベーキングパウダーをすり切ります。このとき、山になったベーキングパウダーを押さえつければ、粉の密度が高くなり分量に誤差が出るので、押さえつけないようにしてください。
ベーキングパウダーの量を間違えるとどうなる?

ベーキングパウダーなどは少量ですが、お菓子などのレシピ通りに、きちんと測ることをおすすめします。仮に、ベーキングパウダーを正確に測らずに、分量を間違えるとどうなるか説明します。
ベーキングパウダーの量が少ない場合
ベーキングパウダーの量が少ない場合には次のようなことが起きます。
・ふくらみが足りない
・生地が固く感じる
ベーキングパウダーは水と反応して炭酸ガスが発生し生地がふくらみますが、入れる分量が少ない場合は生地のふくらみが足りないということが起きるでしょう。また、生地の中に空気が含まれず、全体が硬めに出来上がることになります。ベーキングパウダーが足りずに、少量しか入れられない場合は、前述のベーキングパウダーがない時の代用品を使ってみてください。
ベーキングパウダーの量が多過ぎる場合
ベーキングパウダーの量が多すぎる場合は、次のようなことが起きます。
・苦みが強くなる
・ふくらまない
ベーキングパウダーは、生地をふくらませる過程でガスや中性塩を発生させますが、この中性塩が苦みの原因です。またベーキングパウダーは重曹を多く含み、重曹の成分である炭酸水素ナトリウムにも苦みと独特のにおいがあるため、入れすぎれば苦みが強くなります。
また生地を膨張させる役割がありますが、入れすぎれば炭酸ガスが多く発生しふくらみすぎて凹んでしまうのです。出来上がりがふくらまない時は、ベーキングパウダーを入れすぎていたという可能性があるでしょう。
ベーキングパウダー小さじ1杯を正しく測ろう
ベーキングパウダーの役割、小さじの分量・測り方、分量を間違うとどうなるかなど詳しく紹介しました。ベーキングパウダー小さじ1杯を正しく測って、美味しいお菓子作りに役立ててください。