ザッハトルテとは？名前の意味や作り方は？チョコレートケーキとの違いなども紹介！

ザッハトルテとは、どのようなケーキなのかを知らない人も多いのではないでしょうか。チョコレートでグラサージュされて、鏡のように輝くザッハトルテはとても魅惑的です。ここでは、甘いものが好きな人には堪らないザッハトルテについて詳しく解説します。

ザッハトルテとはケーキの王様と称されるウィーン発祥のチョコレートを使った古典的なケーキのことで、ザッハートルテと呼ばれることもあります。ザッハトルテの歴史は、1832年オーストリア帝国時代に遡ります。

政治家のクレメンス・メッテルニヒに仕えた料理人、フランツ・ザッハーによって生み出されたのがザッハトルテです。ザッハーの名前をとって、ザッハトルテと名付けられました。ザッハーの次男が1876年に「ホテル・ザッハー」を開業し、ザッハトルテはそのレストランとカフェの名物になっています。

（＊トルテの意味について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

ザッハトルテは、チョコレートの濃厚さとスポンジ生地の間に塗られたあんずジャムの甘酸っぱさのバランスが良く、クセになる味わいです。口に入れた瞬間に香る洋酒の風味と、なめらかな舌触りが特徴的です。ザッハトルテには無糖のホイップクリームが添えられることが多く、それをザッハトルテと共に口に入れるとまた違った味わいになります。

ザッハトルテとチョコレートケーキは、一見すると同じようなもののように思われますが、違いはあるのでしょうか。ここではザッハトルテとチョコレートケーキの違いとは、どのような点なのかを解説します。

ザッハトルテとチョコレートケーキの違いとは、ザッハトルテにはあんずジャムを使用している点です。ザッハトルテを作るときはスポンジ生地を上下に切り分けてその間にあんずジャムを塗ったり、グラサージュする前のスポンジ生地の上部にジャムを塗ったりします。

（＊チョコレートケーキの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）