くりから焼きとは?名前「くりから」の語源は?他のうなぎの名物料理も紹介!
くりから焼きを知っていますか?くりから焼きは独特な形のうなぎ料理です。今回は、うなぎのくりから焼きの味わいや、名前「くりから」の意味・語源などを紹介します。くりから焼き以外のうなぎの名物料理も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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うなぎのくりから焼きとは?
うなぎ料理と言えば蒲焼きやうな重などが有名ですが、くりから焼きは知らない方もいるかもしれません。変わった名前の料理ですが、一体どんな料理で何故くりから焼きと言う名前がついたのでしょうか。今回はうなぎのくりから焼きの語源から味わい、歴史などを紹介します。
うなぎの切れ端などを串刺しして焼いた料理
うなぎのくりから焼きとは、うなぎを捌いた時に出た切れ端を、串に巻き付けて焼いた石川県の郷土料理です。かば焼きやうな重は高級感があり値段も高めですが、比べてくりから焼きはリーズナブルな料理で、居酒屋等でも手軽に食べられる為人気があります。
くりから焼きの味わい
くりから焼きは、うなぎを串に刺してから焼いて作っているため、表面が香ばしく中はふっくらとした柔らかい食感です。うなぎ独特の脂の旨みもあり、タレで味付けしたものは蒲焼に近い味わいがあります。タレ以外にも塩で味付けすることもあり、わさびなどの薬味が添えられている場合もあります。
串に刺さっているため手軽に食べやすく、お酒のおつまみにもぴったりです。
Twitterの口コミ
商店街でくりから焼き(うなぎの串焼き)♪あぶら乗ってて皮はパリッと。ポケットからこっそりコップ酒!!お惣菜天国の商店街は、大衆酒場そのものであった…😤
#ふくいのぶらり商店街の旅
Twitterの口コミ
豊田駅前にお店がいっぱい出てた。
私は鰻の肝焼きと鰻のくりから焼きというものを買って帰った。
くりから焼きなんて初めてだったので質問してみたら、鰻をくるくる巻いてるやつだそうな。
美味しかったわぁ。特に肝焼きがたまらんかった。
明日も出店してるらしいから、明日も食べる!
くりから焼きの名前の語源・由来は?
くりから焼きという名前だけを聞いても、うなぎを使った料理だと想像できる方は少ないかもしれません。くりから焼きは、一体何がその名前の語源や由来になっているのでしょうか。ここでは諸説あるくりから焼きの名前の語源・由来についていくつか紹介します。
①倶利伽羅龍王と姿形が似ているのが由来の説
くりからは漢字で倶利伽羅と書き、これはインドのサンスクリット語で黒い竜と言う意味です。倶利伽羅は、不動明王の化身として知られる竜の形をした倶利伽羅竜王のことを指します。倶利伽羅竜王は、竜が剣に巻き付いたような姿をしており、この見た目がくりから焼きに似ていたことが名前の由来になったと言われています。
②不動明王が持つ降魔の剣に形が似ているのが由来の説
くりから焼きの名称は、不動明王が持つ降魔の剣に形が似ていることが由来だといった説もあります。不動明王は右手に剣を持った姿が特徴ですが、その剣は倶利伽羅とも呼ばれ、竜が巻き付いた所を炎に包まれた剣と言われています。その剣の様子が、うなぎを串刺しした様子に似ていたことから、くりから焼きの名称になったという説も有力です。
③石川県の倶利伽羅不動寺の尊像の剣の形に似ているのが由来の説
石川県と富山県の境には砺波山の峠と名の付く峠があり、そこには倶利伽羅不動寺と言う寺があります。今からおよそ1300年以上前に中国から渡来して来たインド人の高僧が、元正天皇の願いを聞いて倶利伽羅不動寺に奉安した像が、倶利伽羅不動明王の尊像でした。
その尊像が手に持つ剣に形が似ていると言う意味からくりから焼きの名前が付けられたと言う説もあります。