「ひとつまみ」と「少々」の量の違いとは?何グラム?塩何振り分かも紹介!
「ひとつまみ」と「少々」の違いについて知っていますか?間違って覚えている人もいそうです。今回は、「ひとつまみ」と「少々」の測り方や、何グラムの違いなど紹介します。「ひとにぎり」など他の手を使った測り方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
「ひとつまみ」と「少々」の違いは?
料理のレシピを見ていると、塩を少々あるいはひとつまみ使うと記載されているものが多くありますが、その違いを覚えておくと指だけで塩を正確に量れるようになるので便利です。ここでは、ひとつまみと少々の違いについて説明します。
ひとつまみとは?
計量スプーンで量るまでもないほどの量の場合、多くのレシピでは少々やひとつまみといった表記が使われます。しかし、その場合の正しい量り方を知らないと、料理の美味しさを損ねてしまうこともあるので注意が必要です。ここでは、ひとつまみとは何かを紹介します。
ひとつまみは人差し指・中指・親指で摘んだ量
ひとつまみとは人差し指と親指、中指の3本の指を使って掴んだ量をさします。塩ひとつまみの量の目安は、大豆1個分程度とされており、これは小さじ5分の1程度と同等です。手が大きい方や小さい方の場合は本来のひとつまみの量と変わってしまう場合があるので、大豆1個分程度を目安にすると良いでしょう。
ひとつまみは塩何グラム?
塩をひとつまみした場合の量は、1gが目安です。ひとつまみの塩を使う調理の例としては、以下のものがあげられます。
・ほうれん草などの青菜を茹でる
・野菜を塩もみする
茹でる際に塩をひとつまみ加えることで青菜の色が鮮やかになっるほか、塩もみに使うと野菜の余分な水分を排出してくれます。ひとつまみの塩は、料理の下ごしらえの際に使われることが多いと言えるでしょう。
(*塩の容量と重さの関係について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
ひとつまみは塩何振り分?
容器によって誤差はあるものの、塩は一振りで0.1g程度出るものが多いようです。ひとつまみは1gに相当するので、容器からふりかけた場合には10振り分となります。正確に1振り分の量を知りたい場合は、自宅の塩を入れた容器を一振りし、その量を量っておくとよいでしょう。
少々とは?
少々もレシピによく出てくる言葉ですが、ひとつまみとどちらが多いのか、迷う人もいそうです。ここでは、少々の量の目安を紹介します。
少々は人差し指・親指で摘んだ量
塩少々は、人差し指と親指の指2本で軽く摘んだ量をさします。つまり、指3本でつかむひとつまみに比べると少量です。小さじに換算すると8分の1から10分の1が目安とされており、小豆1粒分となります。量るまでもない微量を使うのが適している時に、少々と表記されるようです。
少々は塩何グラム?
塩少々と表記されている場合、その量は0.5gが目安です。塩少々を使う調理の例としては、以下のものがあります。
・魚や肉の下味として使う
・料理の仕上げの際に調整する
少々の塩は下味をつける際に使われることが多いですが、下味をつけておくことで素材の旨みが流出しづらくなると言われています。下味は味付けを目的としているわけではないため、非常に微量の塩しか必要としないことから、少々の単位が使われるようです。
また、料理の仕上げは味の最終調整の意味がありますが、元々の味付けによっても使用する塩の量は変わることから「必要に応じた量」の意味も込めて少々が使われる傾向にあります。
少々は塩何振り分?
前述した通り塩一振りは0.1gであることが多いので、0.5g分に相当する少々は5振り分に相当します。なお、味の調整の意味で少々が使われている場合は、味を見ながら振る量を調整しても良いでしょう。
「ひとつまみ」「少々」以外に手で量る方法はある?
調理の場面では、ひとつまみや少々以外にも手で量る方法があります。その分量の目安も覚えておくと、調理のたびに計量スプーンや秤を用意せずに済むでしょう。ここでは、ひとつまみや少々以外の手で量る方法を紹介します。
ひとにぎり
ひとにぎりとは片手で軽く握った際に手の中に残る分量をさし、その調理例としては以下のものがあります。
・パスタを茹でる
・漬物を漬ける
ひとにぎりは、塩の場合は大さじ2杯分である36gが目安です。上記のように比較的多く塩を使う際に用いられる表現となっています。ただし、パスタや漬物はいずれも材料の量によっても塩を使う量が変わるので、適宜調整しましょう。
「ひとつまみ」と「少々」を料理で使い分けよう
今回は、ひとつまみと少々の測り方や、グラム数に換算した場合の量などを紹介しました。分量の目安だけでなく、どんな調理の際に使われるかも紹介したので、ぜひ使い分けをしてみてください。ひとつまみと少々を間違えると料理の仕上がりも変わってしまうので注意しましょう。