「湯がく」と「茹でる」の意味の違いとは?方言?「湯通し」などとも比較して紹介!
湯がくとはどんな調理法か知っていますか?今回は、湯がくと「茹でる」「湯通し」の違いや、他の似た調理法についても紹介します。湯がく調理法をどんな食材に使うかや、方言によっての呼び方の違いも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
湯がくは魚や肉には使われない
魚や肉も、アクや臭みをとる為に短時間お湯につけることがありますが、その場合に湯がくという言葉は使われません。魚や肉の場合には「湯引き」、「霜降り」といった言葉が使われるのが一般的です。
(*湯引きについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
湯がくと「茹でる」「湯通し」の違いは?
湯がくの意味や方法はわかりましたが、茹でるや湯通しといった言葉とはどういう違いがあるのでしょうか。ここでは茹でるや湯通しという言葉の意味も含め、それぞれの違いを説明します。
茹でるとは
茹でるとは、お湯で煮ることを意味し、芯まで火を通す調理法のことをいいます。ゆで卵やとうもろこしのように、茹でた後はそのまま食べられる状態にする場合がほとんどです。また、塩などの調味料を入れたお湯で煮る場合も多くみられます。
湯通しとは
湯通しとは、湯がくより短い時間お湯にさらすという意味で、肉や魚・油揚げなどの表面の臭みをとる目的で行われます。熱湯につけるほかに、お湯をかけるだけという方法もあります。
(*湯通しについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
湯がく・茹でる・湯通しの違いは火の通し具合
3つの言葉は火の通し具合、お湯につける時間で使い分けられます。湯通しが一番短く、お湯をかけるだけや、数秒から数十秒お湯につけることを意味します。湯がくは、火を通すことが目的ではないため、しんなりさせたりアクを抜くのに必要な時間だけお湯につけるという意味です。
茹でるは食材の芯まで火を通すことを指すため、食材によっては10分以上茹でる場合もあり、時間は様々です。
湯がくと似たその他の調理法は?
湯がくという方法に対し、煮る・茹でこぼすとは、どのような調理法なのでしょうか。ここでは、湯がくとは違うこれらの調理法の意味や、やり方を説明します。
煮るとは
煮るとは、だし汁など味のついた汁の中で食材を加熱し、火を通しながら味をしみこませることを目的とする調理法です。湯がいた食材を調味液に入れて煮ることで、臭みのない美味しい煮物に仕上がります。