【画像】マンボウの寄生虫の種類は?なぜ多いのかや面白い生態についても紹介!
マンボウに寄生虫がたくさんいるのはなぜか知っていますか?今回は、マンボウに寄生虫が多い理由や、寄生虫の種類を画像とともに紹介します。寄生虫がいたとしてもマンボウは食べれるのかや、生態なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- マンボウに寄生虫がたくさんいるのはなぜ?
- マンボウに寄生虫が多い理由
- マンボウにつく寄生虫の種類は?【画像】
- ①アニサキス
- ②ウオノコバン
- ③ノルドマンウオジラミ
- ④シュードテラノーバ
- ⑤ペンネラ
- ⑥マンボウノチョウ
- ⑦ブリ糸状線虫
- ⑧ニベリニア
- ⑨テンタクラリア
- ⑩ディディモゾイド
- ⑪サヨリヤドリムシ
- マンボウに寄生虫がついていても食べれる?生はNG?
- マンボウは刺身で食べても問題ない
- マンボウの寄生虫が心配な場合は冷凍・加熱がおすすめ
- マンボウは腸も美味しく食べることができる
- マンボウの寄生虫にまつわる面白い生態とは?
- ①マンボウは水面に浮いて寄生虫を駆除している
- ②マンボウはジャンプして寄生虫を落としている
- ③マンボウは寄生虫のせいで目が見えてないことがある
- マンボウにはたくさんの寄生虫がいる
青魚のサヨリに寄生することが多いためこの名前がついていますが、マンボウにも寄生する寄生虫です。口の中から入り、エラに住みつく寄生虫で、色は乳白色でダンゴムシのような形をしています。グロテスクな見た目の寄生虫が多い中、かわいらしい外見をしています。人体には寄生しないので、誤って食べてしまっても特に影響はありません。
マンボウに寄生虫がついていても食べれる?生はNG?
マンボウには多くの寄生虫がついていることがわかりましたが、寄生虫のいるマンボウは食べても大丈夫なのか、生で食べる時にはどうしたらいいのかについて説明します。また、寄生虫を駆除する方法についても紹介するので参考にしてください。
マンボウは刺身で食べても問題ない
マンボウには寄生虫がついていることが多いので、刺身など生で食べることは難しいと感じるかもしれませんが、実際には生で食べても問題ありません。実際に、千葉県にはマンボウの刺身が郷土料理として楽しまれているほどです。
マンボウはスーパーなどで販売されていることもありますが、その場合には寄生虫を取り除く下処理をしてあります。また、居酒屋などでマンボウの刺身が提供されている場合も適切な下処理をしてあるので、刺身でも問題なく食べることができるでしょう。
素人がマンボウを捌く機会は基本的にはないものの、万が一自分で捌く場合は寄生虫を取り切れない可能性があるので注意が必要です。
(*マンボウの刺身が食べられるかどうかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
マンボウの寄生虫が心配な場合は冷凍・加熱がおすすめ
適切に下処理が施されていると分かっていても寄生虫が心配な場合は、冷凍や加熱をすることで寄生虫を死滅させることができます。アニサキスの場合は、-20℃で24時間以上、家庭用の冷凍庫なら48時間以上凍結させるか60℃以上で1分以上加熱すれば死滅します。心配な場合は冷凍か加熱のどちらかを行って対策すると良いでしょう。
(*アニサキスの見つけ方について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
マンボウは腸も美味しく食べることができる
マンボウは魚類では珍しく、腸も美味しく食べることができる魚です。マンボウの腸であることから「マン腸」などと呼ばれ、食感はホルモンのミノに似ていて、炒め物や汁物に入れて食べられています。マンボウの身に比べて多少日持ちも良いため、流通しやすく、飲食店で食べられることもあるようです。
マンボウの寄生虫にまつわる面白い生態とは?
マンボウの生態はあまり知られていませんが、実は寄生虫に関してはコミカルな見た目に見合った面白い生態を持っています。ここでは、寄生虫にまつわるマンボウの面白い生態について紹介します。
①マンボウは水面に浮いて寄生虫を駆除している
マンボウはのんびりした性格の魚ですが、それでも寄生虫に住みつかれれば不快で、それが原因で命を落とすこともあります。そこでマンボウは住み着いてしまった寄生虫を駆除する工夫をするのですが、その行動の一つが水面に横になって浮き、日光浴することです。この姿勢だと小魚や海鳥が寄り付きやすく、マンボウの体についた寄生虫を食べてくれます。
しかし、この方法のデメリットは、海鳥が寄生虫をついばむ時にマンボウの体を傷つけてしまうことです。マンボウの皮膚は柔らかく弱いので傷がつきやすく、その傷から感染症にかかり死んでしまうこともあるようです。