じゃがいもを生で食べても大丈夫?腹痛・消化不良の心配は?レシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】じゃがいもは生で食べても大丈夫なのでしょうか?カレーや肉じゃがなど、普通は火を通す料理が一般的ですよね。今回は、〈消化不良・腹痛〉などじゃがいもの生食の副作用・不安点やポイントを紹介します。生食におすすめなレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
じゃがいもを生食する際のポイント
じゃがいもを生で食べる時には、抑えておくべきいくつかのポイントがあります。ここでは、じゃがいもを生食する時に注意するべきポイントを紹介します。
えぐみの少ない品種を選ぶ
じゃがいもを生で食べる時には、じゃがいもの品種選びが大切になります。サラダなど生で食感を楽しむ時におすすめなのが、はるかという品種です。生のサラダとしてじゃがいもを食べる時などは、やはりじゃがいも独特のえぐみが気になります。そのえぐみの少ない品種が、生食にはおすすめです。
また、完全な生ではなく、軽く熱を通した半生で食べるのもおすすめです。軽くゆがいて冷水に晒せば、味はさわやか、生のじゃがいものシャキシャキ食感も楽しむことができますよ。
深山明子
管理栄養士
エグミの原因は、ソラニンやチャコニンです。それらは水溶性のため、水にさらしたり茹でたりすると、多少は減り、えぐみは緩和されますが、えぐみが強いじゃがいもは、食べないで下さい。
(*じゃがいものえぐみについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
じゃがいもの生汁でも効能を得られる
じゃがいもの絞り汁は、健康効果が高いことでも知られており、医療業界でもそのメリットが注目されています。例えば、糖尿病を予防したり、高血圧を抑える効果があることも知られています。
特にじゃがいもの皮には、ビタミン C、ビタミンB6、鉄分が豊富に含まれています。免疫力を高める効果も注目されており、癌治療にも取り入れられています。生汁のままでは飲みづらいという場合は、レモン汁や野菜ジュースを加えることで飲みやすくなりますよ。
じゃがいもの生食レシピのおすすめ
生のじゃがいもは熱を通したじゃがいもと違って食感もシャキシャキとして美味しく頂けます。ここでは、じゃがいもの生食レシピを5つ紹介します。
①じゃがいもの生汁
じゃがいもの天然毒素であるソラニンが含まれていますので、芽はしっかりと取り除きましょう。皮がついたままの生のじゃがいもをすり下ろし、布で越せば出来上がりです。便秘解消やダイエットにも効果があります。野菜ジュースやはちみつを加えれば、甘味がでて飲みやすくなりますよ。
↓詳しい作り方・手順はこちら↓
深山明子
管理栄養士
成熟していて、傷や芽がなく、皮が緑色に変色していなければ、健康な大人が皮ごと1〜2個食べても問題ありませんが、子供は大人よりも少量で中毒を起こしますので、皮付きで食べるのは、避けた方が良いでしょう。