ジャボチカバとは?南米原産の果物?栄養価・効能〜育て方のポイントまで解説!
【野菜ソムリエ監修】ジャボチカバとはどんな果物か知っていますか?今回は、ジャボチカバの〈旬の時期・味わい・栄養価・効能〉など特徴や、育て方のポイントも紹介します。ジャボチカバの食べ頃の見分け方や、美味しい食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
③カルシウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
- | 800mg | - |
ジャボチカバにはカルシウムも多く含まれており、骨や歯を強くする効能があります。カルシウムは他にも筋肉の収縮や心筋機能を正常にする働きなどもあり、体の様々な機能の維持に欠かせません。
また、カルシウムが不足するとイライラや不安感など精神面が不安定になったり、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病を引き起こす原因になったりします。不足しがちな栄養素の一つなので、カルシウムは積極的に摂るようにしましょう。(※3)
④アントシアニン
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
41mg | 40mg | 103% |
アントシアニンは眼精疲労の回復や、視力を改善する作用があるなど目に良いとされる栄養素ですが、ジャボチカバに含まれるアントシアニンはブルーベリーの約2倍の含有量だと言われています。アントシアニンはポリフェノールの一種で強力な抗酸化作用があり、活性酸素を取り除き老化防止やがん予防にも効果が期待できる栄養素です。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
上記アントシアニン含有量は、渋み成分のタンニンを含むジャボチカバに含まれているポリフェノールの総量です。ポリフェノールは色素や苦み成分で果皮に多く含まれています。
ジャボチカバの育て方のポイントは?食べ頃はいつ?
ここからは、ジャボチカバを自宅でうまく育てるポイントや、ジャボチカバの美味しい食べ頃を紹介します。ジャボチカバの苗を見かけた際は、ぜひ栽培にも挑戦してみてください。
①鉢を置く場所・育てる環境
ジャボチカバは7号程度の小さめの鉢でも育てられる植物ですが、花が咲くまでにかなりの年数を有するので、早めに結実したい場合は予め大きめの苗木を植えることをおすすめします。最終的には10号ほどの鉢に植え替えて栽培しましょう。
なお、ジャボチカバは霜に弱いので、霜がつくような場所には置かないように気をつけます。気温が10℃を下回る場合は室内に移し、最低気温が13℃を越える日が続く時は外に出して日光をたくさん浴びせるようにしましょう。
②土・肥料
ジャボチカバは水はけも水持ちも良い土を好むので、小粒赤玉土と腐葉土を7対3の割合に混ぜた土を用意することをおすすめします。なお、市販の園芸用培養土でもうまく育てることができます。肥料は有機質肥料やリン酸やカリなどの化成肥料を、3月と11月頃に少なめにやりましょう。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
ジャボチカバは根が敏感なので化学肥料では肥料焼けしてしまう傾向があります。そのため、可能であれば骨粉入りの油かすなどの有機質肥料を成長期に入る頃に控えめに与えるようにしましょう。
③水やり
ジャボチカバは乾燥に弱いので、乾燥してしまわないように鉢底から水が溢れるくらいまで水やりします。夏季は毎日水をあげますが、冬期は毎日はあげず、乾燥する前に水やりする程度にしておきましょう。
④剪定
ジャボチカバは太い枝や幹に実をつける植物で、細い枝には花も咲きません。そこで細い枝は剪定すると栄養が幹や太い枝に行き渡りやすくなります。細い枝を剪定することで日光が当たりやすくなることも、剪定することの利点です。