バンレイシ(釈迦頭)とはどんな果物?食べ方や味は?毒の心配なども紹介!
【野菜ソムリエ監修】バンレイシ(釈迦頭)を知っていますか?どんな味わい・香りの果物なのでしょうか?今回は、バンレイシの別名や旬の時期・産地に加えて、栄養価・効能なども紹介します。バンレイシの食べ方や毒の懸念点についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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バンレイシ(釈迦頭)とはどんな果物?
バンレイシは、お釈迦様の頭のような見た目をした珍しい果物です。バンレイシはどのような特徴を持った果物なのでしょうか。バンレイシの味わいや産地、旬を紹介します。
バンレイシの別名は「シュガーアップル」
バンレイシとは、バンレイシ科バンレイシ属のフルーツで、別名を「シュガーアップル」といいます。このように呼ばれる名前の由来は、りんごのような酸味と甘みを持ち、ザラメ砂糖を噛んだような食感があるからです。また、バンレイシがりんごと同じくらいの大きさだと言えることから、「アップル」と名前に付けられたといった説もあります。
安部加代子
野菜ソムリエ
「バンレイシ」と「チェリモヤ」の掛け合わせで誕生したのが「アテモヤ」と言われる熱帯フルーツです。表面は、黄緑色の果皮でゴツゴツした突起があります。
バンレイシの旬の時期・産地
バンレイシの旬の時期は7月から2月で、主な原産地は西インド諸島やペルーといった中南米や亜熱帯地域です。また、台湾や東南アジア、アメリカなどでも栽培されていますが、日本国内ではほとんど目にすることはありません。しかし、沖縄のごく一部で栽培されていて、貴重な国産のバンレイシは9月から10月に収穫することができます。
バンレイシの味わい・香り
バンレイシは、さっぱりとした甘みやほのかな酸味を持った果物です。バンレイシの大きな特徴は、砂糖を嚙んだような食感ですが、梨のような歯ごたえだと例えられることもあります。また、果実が熟すにつれ、くちどけの良い食感と甘い香りや味わいが楽しめます。
Twitterの口コミ
今日はバンレイシという果物を初めて食べた。ライチの仲間らしい。
香りはめっちゃ甘いけど、味はそこまで甘くない。不思議な味だったなぁ。
Twitterの口コミ
台湾の釈迦頭、前から気になっててやっと食べた!
シュガーアップルとも言われるみたいだけど確かにりんごや梨系の味。
皮の近くはライチのような渋みが。
#釈迦頭
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安部加代子
野菜ソムリエ
熟すと手で割ることができ、突起ごとにバラバラに崩れそのまま食べることもできます。種がたくさん入っていて、食べる前に2~3時間冷やして食べるの方がおすすめです。
バンレイシの栄養価や効果・効能は?
バンレイシは味わい深い果物だとわかりましたが、どのような栄養が含まれているのでしょうか。バンレイシの持つ栄養素と、その効果について説明します。
①マグネシウム
バンレイシに含まれるマグネシウムは、栄養素の吸収や代謝に必要な、酵素に働きかけるミネラルです。マグネシウムは骨や体細胞に存在し、カルシウムの吸収を助けて丈夫な骨を作っています。また、体のもとになるタンパク質を合成する働きのある、健康な体作りに役立つ栄養素です。
②食物繊維
バンレイシには、さつまいもの約2倍とも言える豊富な食物繊維が含まれています。食物繊維には整腸作用があり、便秘の解消や予防に効果があります。また、血糖値や血中コレステロールを下げる働きもあるため、生活習慣病予防やダイエット効果が期待できる栄養素です。