龍眼とはフルーツ?食べ方や効能は?味わい・香りの特徴や龍眼蜂蜜についても紹介!
【野菜ソムリエ監修】龍眼とは何か知っていますか?フルーツの一種なのでしょうか。今回は、龍眼の見た目や味わい・香りの特徴に加えて、食べて得られる効能や、食べ方など紹介します。龍眼の旬の時期・産地や、龍眼蜂蜜についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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龍眼とはどんなフルーツ?ライチと違いは?
中国や台湾などでは龍眼と呼ばれるフルーツが日常的に食べられていますが、龍眼とはどのようなフルーツなのでしょうか。龍眼の見た目の特徴や旬の時期および産地、味わいのほか、ライチとの違いについて解説します。
龍眼の見た目の特徴
龍眼はムクロジ目ムクロジ科リュウガン属に属する常緑小高木で、「竜眼」と表記することもあります。果実の大きさは2cm程度で、茶色みを帯びた果皮の中には半透明の果肉が入っており、果肉の中央には黒い種があるのが特徴です。この果肉が龍の目に見えることから、龍眼の名前が付けられたと言われています。
竜眼はライチと同じムクロジ科の果物ですが、表皮はライチのようなとげとげしい皮ではなくなめらかになっています。また、龍眼の果実はライチよりひとまわり小さい大きさで、種が大きく可食部はライチよりも少ないです。
龍眼の旬の時期・産地
龍眼の主な産地は中国や台湾、タイやインドネシアなどで、日本でも鹿児島県や沖縄などの一部の地域で栽培が行われています。台湾や中国の温暖な地域では、龍眼の木が街路樹として植えつけられていることもあるようです。龍眼の旬の時期は産地によって異なり、台湾では7月から8月、タイでは9月、日本では9月から10月ころに旬を迎えます。
龍眼の味わい・香り
龍眼の果肉は見た目も食感もライチに似ていますが、ライチほど果汁は多くありません。龍眼は酸味が少なく特有の強い甘味があり、メロンのような甘い香りが漂います。龍眼を実際に食べた方の口コミによると、ブドウのようなみずみずしい食感でメロンに似た味わいだと感じる方もいるようです。
Twitterの口コミ
龍眼はブドウの食感で柑橘の風味
Twitterの口コミ
これ、龍眼(ロンイェン)って言って台湾の果物で、ライチの仲間なんだよね。食感とか、種とかもう超ライチ。硬い殻もライチに似てるの。
なんだけど味が超夕張メロン。もう本当に超超夕張メロン。みずみずしくて美味しいよ。
龍眼を食べると得られる効能は?
龍眼には様々な健康効果があり、龍眼の乾物は漢方薬や薬膳の材料にも使われています。ここからは、龍眼を食べることで得られる効能について解説します。
安部加代子
野菜ソムリエ
龍眼肉は古くから滋養強壮に効果があるとされてきました。乾燥させたものは、フルーティーで甘く食べやすいです。湯につけてお茶にしたり、お菓子やアイスのトッピングとしてもいいです。
①免疫力を高める
龍眼には食物繊維やナイアシン、ビタミンなど様々な栄養素が含まれているため滋養強壮作用が強く、免疫力を高める働きがあると言われています。風邪やインフルエンザが流行する季節に龍眼を食べるのもおすすめです。
②整腸作用がある
龍眼に含まれる食物繊維やビタミンには、善玉菌を増やして腸内環境を整える働きがあります。腸内環境が整うと便秘の予防や改善効果が見込めるだけでなく、代謝も上がり痩せやすい体質に近づけるでしょう。