三宝柑とはどんな果物?デコポンとの違いや食べ方は?旬や産地なども紹介!
【野菜ソムリエ監修】三宝柑とはどんな果物か知っていますか?今回は、三宝柑の味わい・香りの特徴や、旬の時期・産地に加えて、デコポンとの<見た目・味わい・値段>違いや、食べ方も紹介します。三宝柑の美味しい選び方や、保存方法の他に、活用レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
三宝柑とはどんな果物?
三宝柑は果物の名前ですが、どのような果物なのかを知らない方も多いかもしれません。まずは産地や旬の季節など、三宝柑の基本的な情報を見てみましょう。
三宝柑とは和歌山県の特産柑橘類
三宝柑は和歌山県の湯浅町、紀南エリアや紀中エリアが主な産地の柑橘類で、柚子とだいだいの自然交配でできたものと言われています。原木の持ち主が殿様に献上するときに、三方と呼ばれる物に乗せて献上したことと、味わいや香りが良く美味しいことが名前の由来になりました。三宝柑の値段は1kg7玉程度で、1300円前後のようです。
安部加代子
野菜ソムリエ
和歌山県で三宝柑は、縁起の良い柑橘とされています。おめでたい宴席などでは皮を器とし、なますなどの料理を入れて使われたりします。
三宝柑の味わい・香り
三宝柑の味わいは苦みもなく甘いのが特徴で、皮も薄いので外の皮だけ向いてそのまま食べることも可能です。香りもさわやかなのでゼリーなどのお菓子にする人も多いようです。後述でいくつかレシピを紹介するので、多量に三宝柑が手に入った場合は参考にしてみてください。
Twitterの口コミ
この地球上で一番美味しい果物
三宝柑
故郷の島
瀬戸の潮風と柑橘の香りよ
皮を剥いたらこんなに美しい
Twitterの口コミ
和歌山名物三宝柑。
横にデコポンも売っていたが、ほぼ見分けがつかず。
八朔ほど酸っぱくなく甘い。
袋は薄くて苦くないので、そのまま食べることも可能。
三宝柑の旬の時期・収穫時期
みかんなどの柑橘類は冬が旬のイメージがありますが、三宝柑は少しずれた3月から4月の春の時期が旬となります。収穫が始まる時期は1月なので、それほど他のみかんとは変わらないものの、早い時期の三宝柑は少し酸味のある味わいとなっています。
三宝柑とデコポンの違いは?
三宝柑の見た目はデコポンとよく似ていますが、違いは何でしょうか。三宝柑とデコポンには、味わいや値段などに違いがあるので選ぶ時の参考にしてください。
①見た目の違い
三宝柑とデコポンは見た目がよく似ていることから、少し見ただけではどちらなのかがわかりにくいです。デコポンの方がオレンジがかった色の皮をしているので、色を見比べることで見分けることができます。さらに、切ってみると三宝柑の方が皮が厚く果肉の黄色が濃いのが特徴で、種もデコポンに比べると多いことがわかります。
三宝柑の皮は剥きにくくはないですが、デコポンの方が皮が薄い上に種が少ないので、食べやすさの面ではデコポンの方が勝っています。
②味わいの違い
三宝柑は柚子とだいだいの交配でできたものなので、酸味と甘みが柔らかくさっぱりとしています。一方のデコポンは清美とポンカンの組み合わせであることから、ジューシーで酸味と甘みが強いのが特徴です。それぞれに違った美味しさがあるので、食べ比べてみるのもおすすめです。
安部加代子
野菜ソムリエ
シーズン出回り始めは爽やかでみずみずしい味わいとなり、終わり頃はコクと旨みが味わえます。