清見オレンジとは?おいしい食べ方や切り方は?旬の時期や産地なども紹介!
【藤原農園監修】清見オレンジとはどんな果物か知っていますか?今回は、清見オレンジの見た目の特徴や、旬の時期・産地に加えて、味わい・香りや、食べやすい切り方など紹介します。清見オレンジのおいしい食べ方や、活用レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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清見オレンジとは?どんな特徴の果物?
寒い季節になると出回り始める柑橘類はとても種類が多く、見た目が似ているため区別がつきづらいですが、そのうちの1つである清見オレンジとはどのような果物なのでしょうか。まずは清見オレンジがどのような特徴の果物なのかを確認していきます。
清見オレンジはみかんとオレンジの混合品種
清見オレンジは温州みかんと外国産のオレンジを交配してつくられた品種で、国産初のタンゴール品種です。タンゴールとはTangerine(みかん)とOrange(オレンジ)を合わせた言葉で、清見オレンジは「不知火」や「はるみ」など多くの新品種の親となっています。
清見オレンジの外皮はオレンジに似たきれいな橙色で、1個の重さは200~250gと1個100g程度の温州みかんより大きな柑橘です。清見オレンジは品種名を清見といい、清見タンゴールやきよみ、清見みかんといった名前で呼ばれることもあります。
(※みかんとオレンジの違いについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
藤原良太
藤原農園
温州みかんをはじめとするかんきつ類の多くは多胚性という特徴を持つため新品種育成が非常に困難でしたが、清見は単胚性であるため他の品種と掛け合わせると必ず新しい品種が生み出されます。清見の登場が、柑橘の育種界に革命を起こしました。
清見オレンジの旬の時期・産地
清見オレンジの収穫時期はハウスで栽培されたものは1月頃からで、露地栽培のものは3月初旬頃から収穫が始まります。特に2月中旬から4月上旬頃が最も味が濃く美味しくなる旬といえるでしょう。生産量は愛媛県が最も多く、次に和歌山県が続き、この2県で全国の生産量の7割以上を占めています。
清見オレンジの味わい・香り
清見オレンジは果汁が豊富で果肉が柔らかく、酸味が少なくまろやかな甘味がある味わいは温州みかんに近いところもあります。また、外皮がオレンジに似ていることもあり、オレンジらしいさわやかな香りが特徴です。外皮が固いため手では剥きにくいですが、種も少なく非常においしいみかんです。
Twitterの口コミ
清見オレンジが届いた。
不揃いだが甘くてとても美味しい。
有田からはるばる届いた小さな幸せ。
農家の皆さん有難うございました。
#有田
#清見オレンジ
Twitterの口コミ
夕食後のデザートは一度食べてみたかった #清見オレンジ 。
なんですかこれは⁉️
めっっっっちゃ美味しい🤩✨✨✨
藤原良太
藤原農園
清見は品種登録から40年以上経過していますが、今でもなお生産量、消費量の多い人気のある品種です。これはおいしいことの裏付けですね。
清見オレンジの栄養価・カロリー
カロリー | 糖質 | 1日の摂取カロリーの占める割合 | |
清見オレンジ(一個:200g) | 57kcal | 13.6g | 3% |
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
上記は清見オレンジ1個当たりのカロリーや糖質量を表した表ですが、清見オレンジには以下のような栄養素も含まれています。
・βクリプトキサンチン
・ビタミンC
・ペクチン
柑橘類のカロリーや糖質は甘味の違いで多少差はありますが、種類によってそれほど大きな違いはありません。
βクリプトキサンチンは温州みかんに多く含まれていますが、清見オレンジにも含まれており、骨の代謝を助けることから骨粗しょう症の予防に効果があると言われています。また、抗酸化作用を持つことから、がんの予防や糖尿病の予防にも効果が期待できる栄養成分です。
ビタミンCには免疫力を高め風邪を予防したり、シミやそばかすの生成を抑制したりする効果があります。ほか、水溶性食物繊維であるペクチンには腸内細菌のバランスを整えて便通を改善する働きや、糖の吸収を遅らせて血糖値の上昇を緩やかにする作用があります。