じゃばらとは?花粉症に効果あり?栄養成分・効能〜味わい・食べ方のおすすめまで紹介!

【野菜ソムリエ監修】じゃばらとはどんな果物か知っていますか?今回は、じゃばらの味わい・風味や、栄養成分の〈花粉症〉などへの効果・効能も紹介します。〈ジュース・飴〉など、じゃばらの美味しい食べ方や市販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |野菜ソムリエ 福光佳奈子
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2008年野菜ソムリエ取得。食や健康に関する執筆や監修、セミナー講師、ECサイトの運営などをしている。ベトナムのドンア大学にて「...
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2008年野菜ソムリエ取得。食や健康に関する執筆や監修、セミナー講師、ECサイトの運営などをしている。ベトナムのドンア大学にて「野菜薬膳」の特別講義を実施。著書に『体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200』(秀和システム)がある。保有資格は、野菜ソムリエプロ、薬膳インストラクターほか。

目次

  1. じゃばらとは?どんな柑橘類?
  2. 「じゃばら」は和歌山北山村で採れる果物
  3. じゃばらの味わい・風味
  4. じゃばらの栄養成分や効能は?花粉症に効く?
  5. ①ナリルチン
  6. ②ビタミンC
  7. ③ビタミンA
  8. ④ビタミンB1
  9. じゃばらの美味しい食べ方・レシピ
  10. ①じゃばらジュース
  11. ②じゃばらジャム
  12. ③じゃばらのピール
  13. ④じゃばらドレッシング
  14. ⑤じゃばらラッシー
  15. じゃばらの成分を取り入れた市販商品のおすすめ
  16. ①じゃばらパウダー(2160円)
  17. ②北山村のじゃばら果汁飴(486円)
  18. ③じゃばら果汁 360ml(2376円)
  19. じゃばらを取り入れてみよう

じゃばらとは?どんな柑橘類?

出典:https://colocal.jp/news/120959.html

じゃばらは最近になってテレビなどで紹介されて知名度が上がってきていますが、一体どのような食べ物なのでしょうか。柑橘類のひとつではあるものの、今まで知られていなかったのには理由があります。まずは基本的なじゃばらの情報を見てみましょう。

「じゃばら」は和歌山北山村で採れる果物

じゃばらは和歌山県北山村だけで採れる、みかんよりも少し小ぶりな柑橘類です。元々は一軒の民家の庭で自然交雑され、一本だけ生えていたものでした。やがてそこから村中に広まっていきましたが、北山村は非常に山間となっていたことから他の市町村にはじゃばらは広がらず、今でも北山村でしか栽培されていません。

ちなみに、北山村も和歌山県でありながら三重県と奈良県に挟まれた飛び地で全国的にも珍しい地域です。

じゃばらの味わい・風味

じゃばらは漢字では「邪払」と書き、邪気を払うほど酸っぱいことがその名前の由来になったと言われています。非常に酸っぱいことからみかんのようにそのまま食べることは難しく、加工して食べられるのが一般的です。

Twitterの口コミ

もうすぐ花粉症の季節。

と言う事で。

去年買ったジャバラ、いい感じに色がついてきましたので、和歌山県産焼酎、熊野水軍で割ってみました。

砂糖入れなきゃ、すっぱいすっぱい。
3つ目の写真。約1個分の果汁に大さじ1杯の砂糖を入れたものです。

#花粉症 #じゃばら #焼酎

Twitterの口コミ

春🌸の足音が近づくこの頃。
スギ #花粉症 の緩和を願って
話題の希少 #柑橘 #じゃばら 🍊

原産は #和歌山県 #北山村 ですが #四日市 産も有り購入😊

初めて肌で感じるじゃばら。
外果皮の硬さ独特の香り酸味が強いですね!

輪切りにし蜂蜜🍯漬けに!
1週間後楽しみ〜
柑橘🔪輪切りは難しいです😓

福光佳奈子

野菜ソムリエ

じゃばらは、強い酸味の後にほんのり苦みが残る、ゆずやすだちとは違う独特な味わいがします。香りがよくて果汁が豊富なことも特長です。ジュースやジャム、ハチミツ漬けにして食べられています。

じゃばらの栄養成分や効能は?花粉症に効く?

出典:https://colocal.jp/news/40361.html

じゃばらにはさまざまな栄養成分が含まれており、花粉症に効くとの噂もあるようです。ここでは、じゃばらに含まれる栄養成分について紹介します。

①ナリルチン

じゃばらがメディアに多く取り上げられ始めたのは花粉症に効果があることが理由で、この効果にはナリルチンが影響しています。ナリルチンはフラボノイドの一種で、花粉症の原因であるヒスタミンが細胞から放出されるのを抑制する効果があります。

じゃばらにはナリルチンが一個当たり991mg含まれており、ナリルチンが多いとされているいよかんの224mgよりも圧倒的に多いのが特徴です。ただし、花粉症に絶対に効果があるとは言い切れないので、他の栄養も摂取しながら継続的にじゃばらを摂っていきましょう。

福光佳奈子

野菜ソムリエ

ナリルチンは、ゆず・かぼす・グレープフルーツ・みかんなどの柑橘類にも含まれており、特に果皮には、果汁の約6倍ものナリルチンが含有しています。

②ビタミンC

ビタミンCは風邪予防に効果がある栄養成分として知られていますが、そのほかにも美白効果やがん予防などの嬉しい効果があります。また、大腸で乳酸菌などの善玉菌を増やす効果もあるので、便秘が気になるならヨーグルトと一緒じゃばらを摂るのも良いでしょう。

ヨーグルトもじゃばら同様に花粉症の軽減や便秘の解消などに効果があると言われるので、相乗効果によってより高い効能が期待できます。

③ビタミンA

ビタミンAは目や鼻などの粘膜の健康を守り、細菌からの免疫効果を向上させます。また、ビタミンAは目の正常な機能維持にも深く関わっているので、目の健康を保ちたいなら積極的に摂取したいビタミンです。また、美肌効果もあるので、肌荒れなどに悩んでいる方は不足しないように注意しましょう。

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