「いちごの発芽」が気持ち悪い。食べれるの?発芽させる方法や種から育てるコツを紹介!
【野菜ソムリエ監修】いちごの発芽が気持ち悪いと有名なのを知っていますか?通常とは違う見た目に驚きの声もあります。今回は、いちごの発芽した見た目や食べれるのかなど、画像付きで紹介します。いちごを発芽させる〈温度・日光〉など条件や、方法・手順も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
いちごが発芽する条件は以下の通りです。
・休眠させる
・日光にあてさせる
・温度は18~25度を保つ
・いちごを冷蔵庫に入れっぱなしにしない
いちごは一度休眠させることで発芽の確率が上がり、栽培が捗るようになります。休眠が発動する温度は約5度以下と言われていて、身近なもので休眠を実現するには冷蔵庫が適していますが、その中でチルド室は約0度といちごが休眠するのに適温です。
また、光が当たることにより発芽する植物のため、日光はとても大切な要素となっています。いちごを育てるための適正温度は18度~25度といわれています。冷蔵庫内でいちごを放置しても、発芽したいちごを見かけないのは、冷蔵庫の温度ではいちごが育つには寒すぎるためです。
安部加代子
野菜ソムリエ
多くの植物は不良環境に対応するため休眠します。品目や品種によって時期などは様々です。休眠するといってもすべての活動が停止するわけではないです。いちごの場合は、休眠中に葉柄はほとんど伸びませんが、逆に根はよく伸長するようです。
いちごを丸ごと発芽させる方法・手順
いちごを発芽させるには発芽率を上げる必要があります、そのためには以下の点を守り栽培してください。
・湿った脱脂綿の上に置く
・日光が当たりやすい場所に置く
・場所の温度が25度を超えないよう注意する
いちごの乾燥を防ぐため水で濡らした脱脂綿の上に置きます。そしていちごを発芽させるには光が大事な要素のため、日光が入ってくる場所にいちごを置いておきましょう。しかし、いちごは暑さに敏感で、温度を守らないと発芽せずにそのまま腐ることがあります。
25度を超えると発芽率が下がってしまうため、日光と温度のバランスに気を付けましょう。後は、いちごに乾燥しない程度に水を与えることで発芽します。しかし、以上の点を守って育てても、発芽が始まることなく腐っていくこともあるそうです。
いちごの種をうまく発芽させるには?
発芽する条件やコツを知ることでいちごを丸ごと発芽させることができます。しかし、いちごの種から発芽させるためには、種に一工夫することと丁寧に育てることが大切です。ここでは、いちごの種をうまく発芽させるためのポイントと方法について説明します。
いちごから種を取って発芽させるのがおすすめ
いちごを種から発芽させるためには実から種を取ってから育てるとうまくいきます、種を取った後は以下のポイントを守って栽培してみましょう。
【種から発芽させるポイント】
・あらかじめ種を冷蔵庫のチルド室に3日間寝かせておく
・容器は卵パックにする
・水を与えすぎない
・日光が当たりやすい場所に置く
いちごを栽培する環境には適してない冷蔵庫ですが、種から育てる場合は違います。種は一度休眠させることにより発芽率を上げることができるため、休眠の時に一番近い温度を保っているチルド室に3日間寝かせましょう。容器は種を見失わないように卵パックを使い、その卵パックに土を入れ種を蒔いてください。
その後は、日光が射す場所に置いて土が乾燥しないよう適度に水を与えましょう。ただ、水を与えすぎると根が腐り成長が止まってしまう恐れがあるため注意が必要です。この点に気を付ければ最短で1週間、長くても1ヵ月程度で発芽が始まるそうです。
(*いちごの種はどの部分なのかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
いちごを発芽させてみよう
今回は発芽したいちごの姿や、丸ごと発芽させる方法と種から育てる方法を紹介しました。いちごを発芽させ栽培するのは簡単ではありませんが、条件を守ればあの気持ち悪い姿を見ることができるため興味がある人は挑戦してみましょう。