ブルーベリーの種類のおすすめ一覧!品種別の見分け方や特徴の違いを比較して紹介!
【ポケットさんのブルーベリー農園監修】ブルーベリーの種類・品種はどれくらいあるのでしょうか?今回は、ブルーベリーを種類・品種別に〈旬・味・大きさ〉など特徴をそれぞれ紹介します。さらに、美味しいブルーベリーの選び方のポイントも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ブルーベリーの種類・品種の数はどれくらい?
そのまま食べてもジャムにしても美味しいブルーベリーですが、種類・品種はどのくらいあるのでしょうか。ここではブルーベリーの種類について解説します。
ブルーベリーは大きく2種類に分けられる
現在日本で栽培種として流通しているブルーベリーの品種は、100種類を超えるといわれています。また、ブルーベリーの種類は大きく以下の2種類に分けられます。
・ハイブッシュ系
・ラビットアイ系
ハイブッシュ系は、さらにノーザンハイブッシュ系とサザンハイブッシュ系の2種類に分けることができます。ノーザンハイブッシュ系は耐寒性はありますが、暑さには弱いため関東地方や東北地方の寒冷地で栽培されています。一方、サザンハイブッシュ系は寒さに弱いため東北地方南部から沖縄までの暖かい地域で栽培されている種類です。
次はラビットアイ系について解説します。ラビットアイ系という名称は、熟す前の果実の色が白うさぎの赤色の目に似ていることから名づけられました。ハイブッシュ系に比べて甘みが強いのが特徴的で、暑さと乾燥には強いですが寒さには弱いため、関東地方よりも南の温暖な地域で栽培されています。
ブルーベリーの系統別の特徴・見分け方は?
ここでは、ブルーベリーの系統別の特徴や見分け方について、旬や収穫時期、樹木の大きさや葉の形、味に着目して解説します。
①旬・収穫時期
ハイブッシュ系とラビットアイ系のブルーベリーでは、それぞれに旬や収穫時期が異なります。
【ハイブッシュ系】
旬・収穫時期:6月上旬~7月下旬
【ラビットアイ系】
旬・収穫時期:7月上旬~9月下旬
関東南部ではハイブッシュ系のブルーベリーの収穫時期と梅雨の時期が重なるので、雨による果実の裂果対策が必要です。また、ラビットアイ系の品種は同一品種の花粉では受粉しにくい性質があるため、近くに同じラビットアイ系の別の品種を植えることで受粉を促し、果実が実るようにします。
受粉しずらい性質はあるものの、果実の生りが良いためハイブッシュ系よりも沢山収穫でき、ラビットアイ系には早生の種類もあるので長期間ブルーベリーを楽しむことができます。
(※ブルーベリーの旬の時期について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
②樹木の葉の形
ハイブッシュ系ブルーベリーの樹木の葉は長さが大きいもので約8cmほどにもなり、表面がつるつるとしており楕円形です。一方、ラビットアイ系ブルーベリーの樹木の葉はハイブッシュ系に比べて小さく、葉の縁がのこぎりのようにギザギザしているのが特徴です。葉の大きさで見分けるのは難しいですから、葉の形で見分けると良いでしょう。
③樹木の大きさ・サイズ
樹木の大きさは、ノーザンハイブッシュ系、サザンハイブッシュ系、ラビットアイ系でそれぞれに違いがあります。ノーザンハイブッシュ系ブルーベリーの樹の高さは約1.5~2m、樹冠幅は約2.5mになり、ラビットアイ系ブルーベリーでは樹の高さが2mを超え、樹冠幅は約2.5~3mにまで成長します。
その一方で、サザンハイブッシュ系ブルーベリーの樹の高さは約1.5〜2m、樹冠幅は約1.5mと他の2種類と比べると樹高は低めです。
ポケットさん
ポケットさんのブルーベリー農園
栽培方法によって剪定による樹のサイズの違いがあります。
④味わい
ノーザンハイブッシュ系のブルーベリーは実が大きく、程よい酸味があり生食に向いている種類です。逆に、サザンハイブッシュ系のブルーベリーはノーザンブッシュ系に比べると果実は小さめですが、果肉がしっかりとしており甘味も強いので万人受けする種類といえます。
他の2種類に比べると、ラビットアイ系のブルーベリーは果皮に厚みがあり、種も大きめで舌ざわりにざらつきがあります。そのため、ハイブッシュ系よりも食感は劣りますが、甘味が強いことで人気の種類です。
ポケットさん
ポケットさんのブルーベリー農園
すべての系統で品種による甘み酸味はいろいろあり、大きさも系統で分けるより品種によってさまざまです。種を感じない品種もあります。