アンゼリカとは?お菓子としての使い方は?ハーブでの効能・花言葉も紹介!
アンゼリカを知っていますか?製菓材料によく使われていますが、実はハーブです。今回は、アンゼリカのハーブとしての効果・効能や、製菓材料としての味わいや使い方・活用レシピについて紹介します。アンゼリカの作り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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アンゼリカとは?
製菓材料店に行くと、アンゼリカと呼ばれる商品が販売されていることがありますが、アンゼリカとはどのような食材なのでしょうか。アンゼリカの正体や味わい・風味について、実際に食べた方の感想を交えながら紹介します。
アンゼリカはもともとはハーブ
アンゼリカには以下のような別名があります。
・アンジェリカ
・アンゲリカ
・ヨロイグサ
・ヨーロッパトウキ
・セイヨウトウキ
アンゼリカとはヒマラヤやアルプスなどの地方を原産地とするセリ科のハーブのことで、花言葉は「インスピレーション」です。アンゼリカは涼しい環境で育ち、白く小さな花を密集して咲かせるのが特徴です。
古来のヨーロッパでは、アンゼリカは悪除けの効果がある神聖なハーブとして扱われていました。アンゼリカの名はラテン語で天使を意味する言葉に由来しており、「天使の根」や「天使のハーブ」とも呼ばれています。
アンゼリカは、薬の材料やハーブティー、料理の付け合せのほか、魔法や占いなどに使われることもあるようです。また、アンゼリカの香りを楽しむ活用方法もあり、アンゼリカの花や葉を乾燥させたものは芳香剤や入浴剤として使われています。
アンゼリカは製菓材料としての名前でもある
アンゼリカは、次のようなお菓子の材料として使われています。
・ケーキ
・クッキー
・スコーン
ヨーロッパでは、アンゼリカの茎を砂糖漬けにしたものを製菓材料として使用しています。ヨーロッパ諸国では、古くから鮮明な緑色をしたアンゼリカがケーキやスコーンなどのお菓子に使われており、華やかな見た目が好まれているそうです。
日本ではセリ科のアンゼリカを入手するのは難しいため、フキの茎で代用して作ったものをアンゼリカと呼び製菓材料として使うことが多いです。
アンゼリカの味わい・風味
ヨーロッパ産と国産のアンゼリカは見た目が似ていますが、原料によって味や風味に違いがあります。これは、フキがキク科に属しているため、セリ科に属するアンゼリカとは別の物であるからです。
アンゼリカの茎を使って作るヨーロッパ産のアンゼリカは、セロリやアニスなどに似た辛味の効いた強い香りがあり、苦味と甘味があるのが特徴です。これに対してフキを原料として作る国産のアンゼリカには前者のような特有の香りはなく、繊維質や弾力のある食感で甘いゼリーのような味わいがあります。
Twitterの口コミ
@bednoue ふきを砂糖漬けにしたらアンゼリカできるのかな??
子供のころ、ケーキの飾りについてるアンゼリカが好きだった。綺麗な色で独特な食感で。
Twitterの口コミ
@410719337 お菓子作りにはカラフルな色の方がいいですからね。たまになら大丈夫かなと遠慮がちに食べてました。アンゼリカの食感が好きです。(*^ー^)ノ♪
アンゼリカの効果・効能は?
セリ科のアンゼリカには様々な効能があることから薬の材料としてもよく使われていますが、どのような健康効果があるのでしょうか。ここからは、セリ科のアンゼリカを摂取することで得られる効果や効能について紹介します。
①生理痛を和らげる
アンゼリカには女性ホルモンの分泌量を整える働きがあり、生理痛の緩和するほか月経過多や生理不順などの女性を悩ます病状の改善に効果的です。このような作用から、アンゼリカは「女性のための朝鮮人参」と呼ばれることもあります。ただし、アンゼリカは女性ホルモンに影響を与えるため、妊娠中の方は摂取を控えてください。
②血流を良くする
アンゼリカは血液の巡りを促して血流を良くし、体を温める効能があります。そのため、アンゼリカには冷え性の改善効果があり、冷え性に由来する頭痛や不眠、むくみなどといった不調の改善にも一役買うでしょう。
③痰を排出しやすくする
アンゼリカには風邪などの際に喉に留まった痰を除去する効能があり、喘息や気管支炎などの肺に関する病の治療薬として使われています。そのほかにも、アンゼリカは喉の痛みや扁桃腺の炎症を改善するうがい薬として使用されることもあります。