セルバチコとは？ルッコラと違いある？味わい・栄養価やレシピのおすすめも紹介！

イタリアンのトッピングなどによく使われるセルバチコですが、どのような種類の野菜なのでしょうか。セルバチコの味や香りについても紹介します。

セルバチコとはワイルドルッコラ、ワイルドロケットとも呼ばれ、ルッコラよりも丈夫で害虫などにも強いのが特徴です。ルッコラが1年草であるのに対し、セルバチコは多年草で一度根づけば何度も収穫できるため、家庭でも手軽に育てることができます。

セルバチコには、ゴマのような独特の風味と少々の辛みがあります。これは大根と同様の辛み成分によるもので、風味も辛みも熱を加えると感じにくくなります。苦みもありクセの強い風味ですが、すっきりした後味もあり、料理のアクセントとして用いられるハーブです。

セルバチコは、栄養価の高い緑黄色野菜で、健康や美容に良い様々な栄養素が含まれています。ここでは、セルバチコの栄養価と効能について説明します。

セルバチコにはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCには抗酸化作用があり、血管や肌の老化を防ぐことができます。また、白血球の働きを助けたり免疫機能を高めたりする効果もあるため、風邪をひきやすい季節には意識的に摂るのがおすすめです。

ビタミンKは血液の凝固性を高め、出血した際の止血をする働きがあります。骨に存在するたんぱく質を活性させ、カルシウムとの結びつきを促す作用もあり、骨粗しょう症の抑制にも効果的です。脂溶性ビタミンの一種なので、油を含む食材と一緒にセルバチコを食べると、ビタミンKの吸収率が高まります。

セルバチコには大根やワサビなどのアブラナ科の植物に含まれる辛み成分であるアリルイソチオシアネートも含まれているのが特徴です。アリルイソチオシアネートは殺菌・抗菌作用などにより、風邪などの細菌による病気や食中毒の防止に効果があります。さらに抗酸化作用もあり、ガンの予防にも効果があるといわれています。