ペットボトルは冷凍できる？破裂の危険は？凍らせる時間や解凍のコツも解説！

外出やスポーツをするときの水分補給に、ペットボトルに入った飲料を持っていく人もいるでしょう。特に暑さが厳しい夏場は、ペットボトルごと凍らせて冷えた状態で持ち歩きたいと思う人もいるかもしれません。ペットボトルは常温あるいは冷蔵の状態で保存されているのが一般的ですが、冷凍しても良いものなのでしょうか。

ペットボトルには色々な種類がありますが、お茶やミネラルウォーターが入っているいわゆる普通のペットボトルは冷凍できるのでしょうか。ここでは普通のペットボトルは冷凍可能かどうかを解説します。

普通のペットボトルを凍らせることはできますが、おすすめではありません。ペットボトルの中に入っている水やジュースなどの液体には、凍らせると液体の状態よりも体積が大きくなる性質があります。そのため、普通のペットボトルを冷凍すると液体の体積増加によってペットボトルが膨張し、場合によっては破裂してしまう恐れもあります。

先述の通り、普通のペットボトルを冷凍すると破裂してしまう恐れがありますが、ポイントを押さえることで破裂させずに冷凍することができます。液体は冷凍することで約1.1倍膨張すると言われているため、膨張する分を事前に減らしておくことで破裂を防ぐことができます。

500mlの飲料を冷凍したときの膨張分は50ml、1,000mlの飲料を冷凍したときの膨張分は100mlです。冷凍する前にそれぞれ50ml、100ml程度減らしておきましょう。

スーパーやコンビニで販売されているペットボトル飲料の中には、冷凍専用のペットボトルもあります。冷凍専用のペットボトルにはどのような特徴があるのか、普通のペットボトルとどのような違いがあるのかを説明します。

ペットボトルを凍らせる際、ペットボトルの種類に関わらず中身の液体は膨張します。液体の膨張を防ぐことはできないため、液体の膨張によってペットボトルが破裂しないように作られたのが冷凍専用のペットボトルです。普通のペットボトルと比べて厚みのある素材で作り、破裂に耐えうる強度をもたせています。

メーカーによっては冷凍用にペットボトルの形状を工夫して変えていたり、中身の量を少し減らしたりしていることもあります。

ペットボトルの冷凍にかかる時間は、ペットボトルの容量によって変わります。500mlであれば4～6時間程度、1,000mlであれば7～8時間程度、2,000mlであれば10時間程度が目安です。

冷凍庫の中に入っている食材の量や設定している温度によって、冷凍にかかる時間は変わってきます。上記の時間はひとつの目安として参考にし、次の日に持ち歩くためにしっかり冷凍したいときは早めに冷凍庫に入れておくようにしましょう。

ペットボトルを冷凍・解凍する際には豆知識を覚えておくと、効率よく冷凍・解凍することができたり、美味しく味わったりすることができます。ここでは、ペットボトルを冷凍・解凍する際の便利な豆知識を紹介します。