桃が硬い原因は「品種」か「未熟」!美味しい食べ方をそれぞれ紹介!
【清野ファーム監修】硬い桃って美味しく食べられるのでしょうか?実は桃の硬さには、完熟度だけではなく、「品種」も関係ありました。今回は、硬い桃の代表品種から、硬い原因が〈品種・未熟〉か別に美味しい食べ方を紹介します。硬い桃の日持ち期間・保存方法についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
清野慶明
清野ファーム
清野ファームでは桃の品種「あかつき」「まどか」を取り扱っています。1箱5kg(12〜16個)で4000円で販売しているので、ぜひ食べてみてください!販売ページはこちらです↓
桃のご注文 - fukushima-seinofarm
(*あかつきについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
④なつっこ
・旬:8月中旬〜8月下旬
・名産地:山梨、長野
なつっこは川中島白桃とあかつきを掛け合わせて誕生した品種です。川中島白桃もあかつきも食味が優れており、その両方の優れた部分を受け継いでいるなつっこも、上質な味わいには定評があります。果実は大きめで甘みが強く、滑らかな口当たりが特徴です。
⑤浅間白桃
・旬:7月下旬から8月上旬
・名産地:山梨
浅間白桃は山梨県で生まれた品種で、芳醇な香りと緻密で甘い果肉を持った上質な桃です。形が大きくて色づきもよいため、贈答用に最適です。出荷時にはやや硬めの肉質で、その状態で食べても美味しいですが、2〜3日常温で置いておくと次第に柔らかくなっていきます。
⑥まどか
・旬:8月中旬から8月下旬
・名産地:福島、山形
まどかはあかつきの自然交雑実生から選抜された品種で、あかつきと同じように大玉で果汁が多く、甘みも強くて極上の食味を持っています。果肉はあかつきよりもやや硬めですが、柔らかくなっても甘みが損なわれないのが特徴です。
(*桃の品種について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
清野慶明
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まどかは、あかつきと異なり、最高に甘くなったタイミングで収穫し、お客様に産地直送でお送りしても、到着時にはまだ硬いのが特徴です。2〜3日常温保存すると食べやすい柔らかさになります。
硬い桃の美味しい食べ方は?
桃には柔らかくて果汁がたっぷりな品種だけでなく、果肉が緻密で甘みが強い硬い桃もあることを紹介しました。ここではそんな硬い桃を美味しく食べる方法について解説します。
未熟のため硬い桃は追熟させて食べる
未熟のため硬い桃は追熟させて食べ頃になってから食べるのがおすすめです。食べ頃の桃に見られる特徴は、以下の通りです。
・枝に付いていた側の色が、緑が抜けて白くなっている
・表面の毛が寝て、触った感じがやわらかい
・香りが強くなる
桃の品種によっては完熟しても硬いものもありますが、未熟であることが理由で硬い桃は追熟する必要があります。基本的には冷気と乾燥を避けて常温で保存すると、追熟されて2〜3日で食べ頃になってきます。ただし、未熟な桃を保存している間に熟成が進みすぎてしまうこともあるため、こまめに熟成の様子を確認したほうがよいでしょう。