りんごの芯・真ん中にカビが…。食べても大丈夫?原因や対処法を紹介!
りんごにカビが生えて食べられるか迷ったことはありませんか?今回は、りんごに黒・白カビが生える原因と食べられるかを〈芯&真ん中・外側・皮の傷口〉などカビの場所別に紹介します。カビが進行したりんごの特徴や、カビにくい保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
芯カビ病ではなく、傷んでいてカビが進行した状態のりんごは食べられません。食べられない状態になったりんごは以下のようになります。
・表面が茶色く変色している
・切ると果実部分までカビが繁殖している
・酸っぱい臭いがする
・カビ臭い
・しわになって水分が抜けている
・水が出ている
・柔らかい
これらは腐っている状態なので食べないようにしましょう。芯カビ病などは取り除いて食べても問題ありませんが、果実全体に広がっている場合はカビの菌糸も果実全体に広がっている状態になります。目に見える部分だけを切り取っても、目に見えない部分に菌糸が残っていれば食中毒の原因になります。
特に丸かじりして食べる場合は中の状態がわからないので、食べるならとれたてかできるだけ新鮮なものを選んで食べましょう。食べている途中で味の異変や変色などに気が付いた場合はすぐに食べるのを中止してください。
りんごのカビごと食べた時の対処法は?
しっかり観察せずにりんごを丸かじりしてしまった場合などには、うっかりカビごと食べることもあります。そのような時の対処法はどうすればよいでしょうか。
食中毒の症状が出たら病院へ
りんごに繁殖するカビは、少量食べた程度であれば健康被害は出にくいので、食べた後しばらく様子を見て判断するようにしましょう。万が一食中毒になった場合は以下の症状が出ます。
・腹痛
・下痢
・吐き気
・嘔吐
・アレルギー症状
このような不調が出た場合は速やかに病院へ行くようにしてください。できれば食べたりんごを持って行くと診断がしやすくなります。食中毒の症状は子供や免疫力の低い高齢者が出やすくなります。食べるときは十分に気をつけて食べるようにしましょう。
りんごがカビにくい保存方法は?
りんごは保存が効きやすい果物のように感じますが、カビも生えやすいので上手く保存しないと比較的すぐに食べられなくなります。ここからは、できるだけ長持ちさせる方法を紹介するので、参考にしてください。
りんごは冷蔵保存がおすすめ
りんごの保存方法は以下のようにします。
1.りんごの果軸部分に湿らせたキッチンペーパーを乗せる
2.そのまま二重にラップで包む
3.野菜室で保存する
上記の手順で保存することで、最大で5か月の保存が効くので、たくさんりんごが手元にあるなら試してみましょう。保存するときには水分が抜けてしまう原因になるので、果軸は取らないようにしてください。
なお、りんごは収穫された後も水分の他にエチレンガスを発生させます。エチレンガスには成長を促進する作用があり、これによってリンゴがしなびたり腐ったりするので、ラップで包むことでエチレンガスの働きを抑えることができます。
また、りんごは常温でも保存できますが、野菜室の保存がおすすめです。りんごの産地である青森や長野県などが寒い地域であることからも分かるように、りんごは涼しい環境が適している果物となっています。すぐ食べる場合は常温保存でも構いませんが、できるだけ涼しい場所に保存しましょう。
(*りんごの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
りんごがカビないように保存しよう
りんごに生えるカビの種類や、カビが生えても食べられるかどうかなどを紹介しました。カビの種類や原因によってはカビが生えていても食べることができますが、できるだけカビが生えないように保存するに越したことはありません。りんごに適した保存方法も紹介したので、参考にしながらりんごがカビないように保存してみてください。