小麦粉でとろみ付けできる?付け方は?片栗粉を代用した時の仕上がりの差も紹介!

小麦粉でもとろみ付けができると知っていますか?今回は、片栗粉以外に小麦粉でもとろみがつく理由や、小麦粉でのとろみの付け方・注意点など紹介します。片栗粉・小麦粉以外でとろみがつく代用品も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 小麦粉でもとろみはつく?
  2. 片栗粉でとろみがつく仕組み
  3. 小麦粉でもとろみがつく理由
  4. とろみ付けに片栗粉と小麦粉をつかった時の仕上がりの差
  5. 小麦粉でのとろみの付け方
  6. ①ダマにならないように水溶き小麦粉を作る
  7. ②少しずつ入れる
  8. ③焦げないよう火加減・かき混ぜを意識する
  9. 小麦粉でとろみをつける際の注意点
  10. ①長時間加熱し過ぎない
  11. ②水溶き小麦粉の水の分量を間違えない
  12. ③アミラーゼを含む調味料を入れない
  13. 小麦粉・片栗粉以外でとろみ付けになる代用品は?
  14. ①コーンスターチ
  15. ②葛粉
  16. ③じゃがいもなどでんぷんを含む食材
  17. 小麦粉でもとろみはつけることができる

(*とろみをつけるコツについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

とろみをつけるコツとは?片栗粉以外で代用できる粉・食材も紹介!

小麦粉でとろみをつける際の注意点

小麦粉には片栗粉にはない成分も含まれているので、小麦粉でとろみをつける際にはいくつかの注意点があります。ここではいくつかの注意点を紹介するので、失敗を防ぐためにも覚えておきましょう。

①長時間加熱し過ぎない

小麦粉をとろみ付けの目的で代用するときは、長時間加熱し過ぎると焦げやすくなります。また、片栗粉は加熱すると透明な色になりますが、小麦粉はでんぷん以外の成分も含まれているので濁りやすくなります。粉っぽさも出てくるので加熱のしすぎには注意しましょう。

②水溶き小麦粉の水の分量を間違えない

水溶き小麦粉を作るときは、料理の種類にもよりますが、水と小麦粉を1対1から2対1くらいの割合で混ぜるようにしましょう。小麦粉は粒子が細かいためダマになりやすく、間違った分量で作った料理を食べると粉っぽさのある食感になります。

また、水分の多い料理にはとろみはつきにくいので、水溶き小麦粉が入ることを考えたうえで料理の水分の量も調整しておきましょう。

③アミラーゼを含む調味料を入れない

アミラーゼが含まれた食材や調味料と一緒に加熱すると、とろみがつかないことにも注意が必要です。アミラーゼを含む食材や調味料は次のような物が挙げられます。

・はちみつ
・大根
・キャベツ
・山芋
・かぶ
・バナナ
・生姜
・キウイ
・パプリカ
・梨


アミラーゼにはとろみの元になるでんぷんを分解する作用があるため、分解されてしまうととろみがつかなくなってしまいます。

アミラーゼは加熱によって失活するので、料理にはちみつや生姜などを加える場合は、とろみをつける前にしっかり加熱しておきます。また、人間の唾液にもアミラーゼは含まれているので、お玉から直接味見するのではなく小皿にとって味見しましょう。

小麦粉・片栗粉以外でとろみ付けになる代用品は?

小麦粉も片栗粉もない場合には、とろみ付けのために代用できるものはないでしょうか。実は身近な食材の中にも代用できるものがあるので、ぜひ活用してみてください。

①コーンスターチ

コーンスターチの原材料はとうもろこしですが、小麦粉と同様に片栗粉ほどではないもののでんぷんを含んでいるため、代用品としてとろみをつけることは可能です。

ただし、独特の風味がありお吸い物などの繊細な料理には向いていないので、シチューやカレーなどの味の濃いもののとろみ付けとして使うようにしましょう。使い方は小麦粉と同じように水溶きにして少しずつ加えていきます。

(*コーンスターチについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)

コーンスターチとは?片栗粉と違いは?役割・使い方や活用レシピのおすすめも紹介!

②葛粉

お湯で溶かして飲むことが多い葛粉ですが、こちらもとろみ付けに活用できる代用品です。本葛粉は高価ですが、じゃがいもやさつまいもを原料にした安価な葛粉なら手軽に加えられるのでおすすめです。ただし、葛粉は冷めると固くなるので、次の日にも取っておきたい料理などには不向きと言えます。

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