炊き込みご飯の最適な水加減とは?具沢山でも失敗しないコツを紹介!

炊き込みご飯が美味しくできる水加減の量を知っていますか?今回は、炊き込みご飯の〈白米・もち米・無洗米〉別の正しい水加減と、具沢山でも失敗しないコツなど紹介します。炊き込みご飯の水分量で失敗した場合の原因・対処法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 炊き込みご飯が美味しく仕上がる水加減って…?
  2. 炊き込みご飯の正しい水加減
  3. 「通常の炊飯の水分量」と「水と調味料の合計量」を同じにするのがポイント
  4. もち米と白米を混ぜて炊く場合の水分量
  5. 無洗米の場合は水分量を少し多めにする
  6. 炊き込みご飯で失敗しないコツは?具沢山でも上手に炊く方法!
  7. ①具材とご飯合わせて炊飯器の6割程度の量に抑える
  8. ②水分量の多い具材を沢山使う場合は水分量を少し減らす
  9. ③お米を十分に浸水させる
  10. ④調味料は最初に、具材は最後に入れる
  11. ⑤火の通りにくい具材は小さくカットする
  12. ⑥材料・調味料を入れたらすぐに炊く
  13. ⑦炊き込みご飯を長時間保温・放置しない
  14. 炊き込みご飯が水加減で失敗した時の原因・対処法
  15. ①ボソボソしている場合
  16. ②水っぽい・ベチャッとしてる場合
  17. ③味が濃すぎる場合
  18. 炊き込みご飯の絶品レシピ
  19. ①鶏肉と根菜の炊き込みご飯
  20. ②中華おこわ
  21. ③タコとしょうがの炊き込みご飯
  22. 炊き込みご飯を美味しく仕上げよう

ふっくらとした炊き込みご飯を作るには、お米を十分に浸水させて水分を吸収させておくことがポイントです。お米を洗ったあとは、冬場なら1時間以上、それ以外の季節なら30分以上かけてお米にじっくりと水を吸わせましょう。

浸水が終わったらお米をザルに上げて水気をしっかりと切ると、柔らかくなりすぎることを防ぎます。しかし、この状態で長時間放置するとお米が乾燥し、亀裂が入る原因になることを防げます。夏場などでは雑菌が発生したりお米が変色したりする場合もあるので、浸水が終わったら早めに調理をしましょう。

④調味料は最初に、具材は最後に入れる

しっかり水を切ったお米をお釜に入れたら最初に調味料を入れ、その後メモリの線まで水を入れるようにすると水加減での失敗が防げます。水加減が出来たら具材とお米は混ぜないようにして、最後に乗せるように入れましょう。これは、加熱する時にお米と水の対流を妨げず、炊きムラができないようにするためです。

ご飯が炊けたら具材と軽く混ぜてから蓋を閉め、10分程度蒸らすことで具材の香りがご飯全体に行き渡り、より風味が良くふっくらと仕上がります。

⑤火の通りにくい具材は小さくカットする

炊き込みご飯に入れる具材の、カットの仕方は以下の通りです。

・ごぼう/細めのささがき
・にんじん/マッチ棒くらいの細切り
・肉類/薄めのそぎ切り
・こんにゃく/5㎜くらいの薄切り


上記のような具材は小さく薄くカットするとが火の通りが良くなるだけではなく、お米の一粒一粒によく馴染みます。また、具材の大きさを揃えておくと味の染み込みも均一で、見た目もきれいに仕上がるでしょう。

⑥材料・調味料を入れたらすぐに炊く

材料や調味料を入れたら長時間放置することなく、すぐに炊くようにしましょう。その理由は、調味料の入った水分に長時間お米をつけておくと、調味料が沈殿して味にムラが出来ることがあるからです。また、夏場などは長時間常温に放置すると、雑菌が繁殖し腐敗の危険性もあります。

このため、朝食に炊き込みご飯を食べたい時などもタイマーでの炊飯予約は避け、炊いて冷蔵や冷凍で保存しておいたものを電子レンジで再加熱するようにしましょう。

⑦炊き込みご飯を長時間保温・放置しない

炊き込みご飯が食べきれなかった時は、炊飯器で長時間保温したり放置したりせずに保存用の容器に移し替えてください。炊飯器での保存は4時間程度が限度で、それ以上経つと炊き込みご飯の食感や匂いに影響が出てきます。また、炊き込みご飯に含まれる塩分は、炊飯器の内釜の劣化の原因になるので注意が必要です。

(*炊き込みご飯の保温について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください)

炊き込みご飯は保温で何時間もつ?傷みやすい理由は?長期間保存する方法など紹介!

炊き込みご飯が水加減で失敗した時の原因・対処法

炊き込みご飯を作るときにで失敗してしまった場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。美味しく食べるための対処法も紹介するので、参考にしてください。

①ボソボソしている場合

出来上がった炊き込みご飯がボソボソしている場合は、水加減が少なかったことやお米の浸水が不十分だったことが挙げられます。この場合はご飯1合に対して約50ccの水を加えて、軽く混ぜてから再度炊飯ボタンを押して対処しましょう。もしくは、さらしなどに炊き込みご飯を包み、蒸し器で再加熱するのもおすすめです。

再加熱の時間がない場合は食べる分だけお皿に盛り、約大さじ2の水を満遍なく振ってラップをかけ、2~3分電子レンジで加熱しましょう。ラップをかけたまま少し蒸らしておけば、芯が気にならない程度にご飯が柔らかくなり、美味しく食べることができます。

②水っぽい・ベチャッとしてる場合

炊き込みご飯が水っぽくベチャッとしている場合は、水加減が多すぎたことやきのこなどの水分量が多い食材の入れ過ぎなどが原因です。この場合は、食べる分だけを茶碗に盛りラップをかけずに電子レンジで1~2分ほど加熱してみましょう。このようにすると、温める際に炊き込みご飯の余分な水分が飛んで食感が良くなります。

電子レンジで加熱しても水っぽい場合は、雑炊やリゾットなどの料理にアレンジするのがおすすめです。

③味が濃すぎる場合

炊き込みご飯の味が濃すぎた場合は塩や醤油の入れ過ぎが原因なので、これを防ぐためにはお米に調味料を加えた後に味見をするようにしましょう。

この場合は白いご飯や、根菜を茹でてしっかり水を切ったものを混ぜるようにすると食べやすくなります。塩などを加えていないだしを足してお茶漬けにしたり、醤油をかけずに卵かけご飯にしたりするのもおすすめの対処法です。

(*炊き込みご飯が失敗したときの原因と対処法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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