みかんが腐るとどうなる?判断基準は?ぶよぶよ・カビなど特徴別に紹介!

【望月農園監修】みかんが腐るとどうなるか知っていますか?実は腐りやすい果物で注意が必要です。今回は、<変色・ぶよぶよ・カビ>などみかんが腐った時の特徴・見分け方や<箱買い>など腐る原因・対策方法など紹介します。みかんの正しい保存方法と賞味期限の目安も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |その他の専門家 望月崇久
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静岡県静岡市で柑橘を栽培している農家。東京で大学院卒業後、埼玉にあるシステム開発会社でシステムエンジニアを2年勤務。その後、...
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静岡県静岡市で柑橘を栽培している農家。東京で大学院卒業後、埼玉にあるシステム開発会社でシステムエンジニアを2年勤務。その後、地元に戻り就農し、温暖な気候のもと、50種類を超える柑橘類を栽培している。現在は、機械導入による省力化やこだわりの味を出すための肥料設計を肥料メーカと共に行っている。

目次

  1. このみかんって腐ってるの…?
  2. みかんは腐りやすい果物
  3. みかんが腐るとどうなる?判断基準は?
  4. 見た目での変化
  5. 感触での変化
  6. 匂いでの変化
  7. 味での変化
  8. みかんが腐る原因・理由は?
  9. ①箱買いした段ボールで保存している
  10. ②みかんを密着させて保存している
  11. ③高温多湿の状態で保存している
  12. 腐ったみかんの周りにあるみかんは食べられる?
  13. 表面をかるく洗って早めに食べよう
  14. みかんが腐るのを防ぐ対策方法は?
  15. ①腐っているみかんは伝染するのですぐ処分する
  16. ②ネットで保存する
  17. ③ヘタを下に向けて保存する
  18. みかんが日持ちする保存方法と賞味期限の目安
  19. 常温で保存する場合
  20. 冷蔵で保存する場合
  21. 冷凍で保存する場合
  22. みかんが腐る前に大量消費するレシピを紹介!
  23. ①濃厚みかんゼリー
  24. ②みかんジャム
  25. ③ごろごろみかんのパウンドケーキ
  26. みかんが腐る前に食べよう

みかんが腐ってしまった場合の状態の変化について説明しましたが、みかんには腐りやすくなる保存環境や保存方法があります。ここではみかんが腐る原因や理由について詳しく紹介します。

①箱買いした段ボールで保存している

みかんを腐らせてしまう原因として多いのが、箱買いした段ボールのまま保存していることです。箱の中は風通しが悪く高湿度になりやすいため、カビが繁殖する環境として好条件となります。

また、下の方にあるみかんは上からの圧力によって内皮が破れやすい状態です。内皮が破れると外皮へ内部の水分が染み出し、その水分を養分としてカビの成長が促進されるため、みかんが腐敗が進行する原因となります。

望月崇久

望月農園

みかん箱で購入した場合は、まず一度中身を取り出してみかんの状態をチェックしましょう。その後、半分程度はみかん箱に戻して、風通しのいい日陰で保存すると良いです。残り半分は外に出して、すぐに食べるようにしましょう。

②みかんを密着させて保存している

みかんを密着させて保存することも腐敗が早まる原因となります。みかんを隙間なく詰め込むことで果実へ負荷がかかり傷みが早まります。また、密着させることで通気性が悪くなり、湿度が高くなることでカビの繁殖が促進されるため、保存の際は密着させないようにしましょう。

③高温多湿の状態で保存している

高温多湿の環境下で保存するとカビの繁殖が促進され、みかんが腐る原因になります。みかんに含まれるプロリンはカビの成長を促進しますが、高温多湿の条件が揃うと、さらにカビの繁殖スピードが高まります。みかんをカビや腐敗から守るために、湿度が低く通気性の良い場所で保管しましょう。

腐ったみかんの周りにあるみかんは食べられる?

みかんは湿度の高い場所で保存するとでカビの発生が促進されることがわかりましたが、箱の中で1つだけみかんが腐ってしまった場合、周りにあるみかんは食べても問題ないのでしょうか。ここでは腐敗したみかんの周りにあるみかんの処置方法について紹介します。

表面をかるく洗って早めに食べよう

箱やネットに入っているみかんの一部にカビが生えていた場合は、周りのみかんにもカビ菌が付着している可能性が高いです。ただし、みかんの果実は丈夫な外皮に覆われているため、カビが付着しているだけであれば表面をかるく洗えばカビが流れ落ちるので食べられます。

ただし、カビの繁殖が始まっている場合は食べられないので、洗い流してもカビが落ちないような場合は食べないようにして下さい。

みかんが腐るのを防ぐ対策方法は?

ここまでは、みかんが腐る原因や腐った場合の判断方法を紹介しました。誤った保管方法により臭いやカビが発生しやすいみかんですが、正しく対策することで長く楽しむことができます。ここではみかんの腐敗を防ぐ対策方法について説明します。

①腐っているみかんは伝染するのですぐ処分する

みかんに付着しているカビは空中に浮遊して伝染するほか、接触することでも伝染していきます。放置しておくと他のみかんに伝染してしまう可能性が高まるので、見つけ次第すぐに処分しましょう。また、みかんに生えるカビの中にはマイコトキシンというカビ毒を産生するするものがあり、そういった面でも放置するのは危険です。

望月崇久

望月農園

収穫したみかんを貯蔵していると、どうしても傷みが出てカビてしまうみかんがあります。長期保存する場合、カビが伝染して被害が酷くなっていくので、定期的にみかんを確認して、取り除くようにしています。

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