菊座かぼちゃとは?切り口の菊形が特徴?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
かぼちゃの品種「菊座かぼちゃ」を知っていますか?切り方によっては切り口が菊の花に見えるのが特徴の品種です。今回は、「菊座かぼちゃ」の〈味わい・食感・見た目〉など特徴や、旬・収穫時期や産地なども紹介します。<煮物>など「菊座かぼちゃ」の食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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菊座かぼちゃとは?どんな特徴の品種?
菊座かぼちゃはあまり聞きなれないかぼちゃですが、日本かぼちゃの品種の一つです。ここでは、菊座かぼちゃの特徴や味わい、名前の由来について紹介します。
菊座かぼちゃは日本の在来種
菊座かぼちゃは代表的な日本かぼちゃの品種で、日本で栽培されているかぼちゃは西洋かぼちゃ・日本かぼちゃ・ぺポかぼちゃの3種類大きく分けることができます。日本かぼちゃは古くから日本で栽培されていた在来種のかぼちゃで、現在では伝統野菜として特定の地域のみ生産されている種類です。
インパクトのある形の菊座かぼちゃは、濃い緑の外皮の色が熟すとオレンジ色に変化します。濃いオレンジ色になった頃が食べ頃の証で、さらに熟しきった頃には表面が白く粉がついたようになるのが特徴です。
菊座かぼちゃの切り口が菊に見えることが名前の由来
菊座かぼちゃの形は、扁平で外皮に規則的に深い縦溝が入っていて全体がごつごつとしているのが特徴です。菊座かぼちゃは、真上から見ると菊の花の様に見えることや横を輪切りにする切り方をすると断面が菊の花の形に見えることが名前の由来となっています。なお、いわゆる一般的なかぼちゃである西洋かぼちゃの場合は、表面の凹凸が少なく丸みを帯びた形状です。
菊座かぼちゃの味わい・食感
日本かぼちゃの菊座かぼちゃは果肉が粘質で、西洋かぼちゃの粉質でほくほくとした食感の甘みが強い味とは違います。菊座かぼちゃは、しっとりとした舌ざわりで自然の甘みの淡白な味わいです。熟成してくると、やや甘くなり食感もしっとりからねっとりへ変化します。水分の多いかぼちゃなので煮物にすると煮崩れしにくく、味が染み込みやすいのが特徴です。
Twitterの口コミ
先日購入した菊座かぼちゃをどう調理しようかと思ったら煮物のレシピがあったので挑戦。レシピにあったけど、本当に独特の香りがするな。栗かぼちゃのような甘さやほっくり感はないけど、ねっとりした食感がイイ!甘いかぼちゃが苦手な人に良いかも。
Twitterの口コミ
カオマンガイ、ピーマンとちくわのチヂミ、菊座かぼちゃの煮付け、甘酢玉ねぎ&冬瓜、ぬか漬け、ワンタン風冬瓜スープ、スイカ@14玉目。
かぼちゃの煮物、今日は日本かぼちゃで。
これ初めての品種だけど、実は柔らかいんだけど凄く香ばしかった。
菊座かぼちゃの価格・値段
日本かぼちゃは近年ではなかなか手に入らないですが、菊座かぼちゃは比較的多く出回っており、スーパーでは1個100〜500円前後で売られています。ただし、内藤かぼちゃなど、ブランド名がついているものは1個800円~900円位の価格です。西洋かぼちゃの価格は1個150円~300円前後であることを考えると、やや高めと言えるでしょう。
(*かぼちゃの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
菊座かぼちゃの旬・収穫時期は?主産地はどこ?
全国的に生産されており、季節問わず年中見かける西洋かぼちゃに比べて、菊座かぼちゃの旬・収穫時期はいつなのでしょうか。ここでは、菊座かぼちゃの旬や収穫時期、主産地について紹介します。
菊座かぼちゃの旬・収穫時期
菊座かぼちゃは、ハウス栽培の場合は6月中旬から、露地栽培でも7月下旬頃から収穫が始まるので6月中旬~10月頃が収穫時期です。菊座かぼちゃは追熟させても甘味は増えず、貯蔵性も低いため、美味しく食べられる旬の時期は収穫時期と同じです。また、寒さに弱く収穫が終わる10月頃までしか食べることはできません。