パイナップルが腐るとどうなる?見分け方は?茶色など見た目や匂いの特徴を紹介!

【奄美フルーツファーム監修】パイナップルが腐るとどうなるか知っていますか?見分け方はあるのでしょうか?今回は、<茶色になる・苦い・シュワシュワ・赤くなる・黒い粒々が出る>など腐った時の特徴と腐ったか心配な場合を紹介します。腐ったパイナップルを食べるとどうなるのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)
専門家監修 |その他の専門家 木村嘉
HP
株式会社タイセイ観光奄美フルーツファーム代表。鹿児島県奄美大島でパッションフルーツやマンゴー、パイナップルなどトロピカルフルーツをメインに栽培しております。 元々は奄美のお土産(...
HP
株式会社タイセイ観光 奄美フルーツファーム代表。鹿児島県奄美大島でパッションフルーツやマンゴー、パイナップルなどトロピカルフルーツをメインに栽培しております。 元々は奄美のお土産(フルーツジュースやゼリー、ジャムなど)に使う原料を自分たちで作りたい!と思い10年程前からほとんど素人同然の中、たくさんの失敗と成功を重ねて今に至ります。 お陰様で、多くのお客様に満足して頂けるようなフルーツを生産できるようになり、これからも安心安全で美味しいフルーツ作りを目指して頑張ります。

目次

  1. パイナップルが腐ってるかも…。判断方法は?
  2. まずはパイナップルの賞味期限・日持ち期間を見てみよう
  3. パイナップルが腐るとどうなる?見分け方は?
  4. ①匂い
  5. ②見た目
  6. ③味
  7. ④感触
  8. パイナップルが腐ったか心配な場合とは?
  9. ①缶詰の中身がピンク・赤くなる
  10. ②黒いつぶつぶがある
  11. ③食べるとピリピリしている
  12. 腐ったパイナップルを食べるとどうなる?対処法は?
  13. 食中毒になる可能性は低いが、以下の症状がひどい場合には病院へ行こう
  14. パイナップルが日持ちする正しい保存方法は?
  15. ①パイナップルを丸ごと保存する場合
  16. ②パイナップルをカットして保存する場合
  17. パイナップルは腐る前に食べきろう!

賞味期限が過ぎたパイナップルが腐るときに見られる感触の特徴は以下の通りです。

・皮が固くなる
・果肉がぶよぶよして柔らかくなる


パイナップルが腐ると、皮が固くなるのが特徴です。丸ごと保存しているパイナップルの皮が不自然に固くなっているときは、中身が腐っている可能性が高いです。また、カットしたパイナップルの果肉は、不自然に柔らかくぶよぶよした感触に変わったり、型崩れたりして、溶けたような状態になることもあります。

賞味期限が過ぎたパイナップルの感触がおかしいと感じたら、食べずに破棄するようにしましょう。腐ったパイナップルの感触の体験談も紹介するので、参考にしてください。

パイナップルが腐ったか心配な場合とは?

パイナップルは腐ったかどうか判断が難しい果物で、食べられると判断した場合でも、口にすると違和感を感じる場合があります。ここでは、パイナップルが腐っているか判断するときに参考になる注意点を紹介します。

①缶詰の中身がピンク・赤くなる

パイナップルの缶詰は、ごくまれにピンク色に変色する場合があります。これはパイナップルがピンク病におかされていることが原因とされ、腐っているわけではありません。ピンク病はある種の微生物が原因と考えられていますが、加工前に取り除くことが難しいところが特徴です。

生成される化合物や色素は衛生面に問題はなく、やや風味が損なわれるものの食べても害はないので、気になるときは、変色した部分を取り除けばよいでしょう。また、パイナップルの中には果肉が鮮やかなピンク色をしている品種「ロゼ・パイナップル」もありますが、元々の果肉がピンク色なので問題なく食べられます。

②黒いつぶつぶがある

パイナップルをカットすると、中に黒いつぶつぶが見つかる場合があります。これはカビではなく、パインアップルの種子と考えられるので、食べても問題ありません。基本的に出荷用のパインアップルは受精ができないので、種子はできませんが、まれに受精して種子をつけた場合は黒いつぶつぶが見つかります。

食感は変わりますが、食べても問題はなく腐っているわけではないので安心して食べられます。ただし、腐って黒カビが生えることもあるので、黒いつぶつぶが少しずつ増えてくるようなときはよく観察して判断してください。

(*パイナップルの種について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

パイナップルの種はどこ?ある確率は?食べられるかや育て方も紹介!

③食べるとピリピリしている

パイナップルは食べると舌がピリピリと刺激される場合がありますが、これは必ずしも腐っているわけではありません。パイナップルにはブロメラインと呼ばれるたんぱく質分解酵素が含まれており、この酵素は肉を柔らかくする効果がありますが、食べると口の中のたんぱく質が反応して刺激を感じます。

そのため、食べるとピリピリするだけではパイナップルが腐っているかどうかの判断は難しいでしょう。パイナップルが腐ると、同じように舌に刺激を感じる場合もあるので、ほかの特徴と合わせて判断することが重要な注意点となります。

腐ったパイナップルを食べるとどうなる?対処法は?

パイナップルが腐るといろいろな特徴がみられますが、腐りかけなどの場合は気づかずに食べてしまうこともあるでしょう。もしも腐ったパイナップルを食べたらどうなるのか、その対処方法を含めて紹介します。

食中毒になる可能性は低いが、以下の症状がひどい場合には病院へ行こう

パイナップルに限らず、腐った果物、野菜などを食べて食中毒になる可能性は低いとされています。というのも、食中毒を引き起こすのは、腐った菌全てではなく、ボツリヌス菌など一部の菌であるためです。そのため、生焼けの鶏肉、豚肉などは腐っていなくても食中毒になり、逆に腐っていても野菜、果物は食中毒になりにくいのです。

ただ、腐ったパイナップルを食べたときに見られる可能性がある症状は以下の通りで、以下のような症状がみられる場合は病院へと行った方がいいでしょう。

・吐き気や胸やけを感じる
・頭痛がする
・腹痛がする
・下痢になる


腐ったパイナップルを食べると食あたりの症状がみられます。吐き気や胸やけのほか、頭痛や腹痛、下痢なども起こります。症状の出方には個人差がありますが、ひどいときは激しい腹痛に襲われることもあるので、症状がひどいときは早めに病院へ行き、医師の診断を受ける必要があります。

下痢の場合、多くは水便や軟便になるので脱水が起こりやすいです。下痢の症状が出ているときは脱水にならないよう水分を補給して体を休めましょう。症状がひどくないときは、無理をせず、休養していると次第に症状もおさまります。

パイナップルが日持ちする正しい保存方法は?

パイナップルの賞味期限や、腐るとどうなるかの特徴はわかりましたが、腐らないように保存するにはどうすればよいでしょうか。ここでは、パイナップルが日持ちする正しい保存方法や、保存するときの注意点を紹介するので参考にしてください。

関連する記事