鱧の刺身は食べれる?毒性は?味わいや骨抜きなど下処理の仕方も紹介!
鱧の刺身は食べれるか知っていますか?あまり見かけませんよね。今回は、鱧の刺身を食べる際の毒性の注意点や、〈血抜き・骨抜き・捌き方〉など下処理の仕方を紹介します。鱧の刺身の味わいや美味しい時期のほか、〈湯引き〉など食べ方のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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鱧の刺身の味わいは上品な甘味が感じられ、脂が十分にのっているのに決してくどくありません。縞模様が見える身の歯応えがよく、薄造りでも身が固く感じられるほどです。鱧の刺身はわさびと醤油ではなく、塩をまぶしてからカボスを搾っても美味しいとされています。
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昔、そう昔ではないが、京都山科に福すしというお寿司屋さんがあって、 鱧の刺身をよく頂きました。フグを強くしたような味で柚子醤油に少しつけて食べると絶品でした。その後、秘伝 鱧料理という刺身の作り方の本が出て、誰か再現していただけないかと話を持ちかけて見るものの、未だ実現せず。
鱧の刺身が美味しい旬の時期・季節
鱧は産卵の関係で旬が2回あり、6~7月と10~11月に分かれます。夏鱧は産卵前であり、秋の鱧は越冬のために栄養分を蓄える習性があることがその理由です。夏鱧の値段は2300円前後ですが、秋は1400円前後と安くなっています。秋の鱧の方が美味しく安く食べられるのでおすすめです。
(*鱧の旬の時期にについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
鱧の刺身・切り身の美味しい食べ方は?
鱧は捌き方を覚えてしまえば自宅でも美味しく調理できるので、旬の時期に楽しんでほしい魚です。また鱧の刺身や切り身を、他の料理としてアレンジするのもよいでしょう。ここでは自宅でもできる鱧の料理を2つ紹介しますので、ぜひ作ってみてください。
①湯引き
鱧料理に見た目や味に清涼感を求めるなら、湯引きがおすすめです。一口大に切った鱧を塩を入れた熱湯に短時間くぐらせ、氷水でしめるだけと手早く作れます。たたいた梅干しと酒、醤油、みりんを合わせたソースを身の上にのせると見た目も涼しげな一品になります。
②天ぷら
生の鱧が手に入った時には、天ぷらにすることをおすすめします。鱧の皮をしっかり水洗いし、天ぷらの衣をしっかりなじませるのがポイントです。このレシピでは天ぷらの衣を作る際に顆粒の和風だしを加え、固めに仕上げています。皮を下にして揚げ始めましょう。
鱧の刺身を食べてみよう
今回は鱧の刺身を食べる際の毒性の注意点や、下処理の仕方を紹介しました。鱧は血清毒と小骨を持っているので、生で食べるのを諦めている人も多いでしょう。しかし血抜きと捌き方のコツをつかめば、旬の鱧を刺身で食べることは難しくありません。旬の脂ののった鱧の刺身やアレンジ料理を、この機会にぜひ食べてみることをおすすめします。