スグリとは?カシスと違う果物?種類・花言葉や美味しい食べ方も紹介!
スグリという植物を知っていますか?食べられるのでしょうか?今回は、スグリの<味・香り・栄養・効能・花言葉>など特徴や種類に加え、カシスとの違いも紹介します。育て方や<塩漬け・ジャム・酒>など食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- スグリ(酸塊)とは?
- スグリは食べられる木の実をつける植物
- スグリの名前の意味・由来
- スグリの味わい・香り
- スグリの栄養成分と効能・効果
- スグリの花の特徴は?
- スグリの花は白・緑色で5月〜6月に咲く
- スグリの花言葉は3つある
- スグリとカシスの違いとは?
- スグリの中にカシスが含まれる
- スグリには他にどんな種類がある?
- ①セイヨウスグリ
- ②アメリカスグリ
- ③コマガタケスグリ
- ④赤スグリ
- ⑤白スグリ
- スグリの育て方・栽培方法は?
- スグリがよく育つのは関東より北の地域
- スグリを植える時期は12月〜2月
- スグリへの水やり方法・肥料の与え方
- スグリの防虫方法
- スグリの実の食べ方・レシピを紹介!
- ①ジャム
- ②スグリ酒
- ③塩漬け
- スグリを1度は味わってみよう
スグリに限ったことではありませんが、花言葉はそれぞれの花にいくつも付いていることがあります。スグリは主に以下のような花言葉が知られているようです。
・あなたを喜ばせる
・あなたに嫌われたら私は死にます
・あなたの不機嫌が私を苦しめる
上1つをのぞいては、かなりネガティブに感じる花言葉になっています。「あなたを喜ばせる」の意味としては、赤い食べられる果実をたくさん実らせることからこの言葉が付いたと言われています。他二つの意味は、スグリ科は枝にたくさんのトゲが付いた植物であり、手間がかかるうえ収穫しにくいことからついた意味となっているようです。
他には熟して一見美味しそうな赤い実になっているにもかかわらず、酸味が強いままであることから「期待を裏切る」という花言葉もあります。
スグリとカシスの違いとは?
スグリとカシスにはどのような違いがあるのでしょうか。カシスも日本ではあまり栽培されていない果実なだけに、どちらなのかわからない場合があるかもしれません。スグリやカシスを植えるときの参考になるので見てみましょう。
スグリの中にカシスが含まれる
カシスは、日本名ではクロスグリと呼ばれ英語ではブラックカラントとも呼ばれます。カシスはフランス語読みとなり、学名はRibes nigrumで黒いスグリという意味になっており、カシスは実際に実が黒いのが特徴です。スグリとはスグリ科スグリ属に含まれる植物の総称で、学名にもRibesと表記さることがほとんどです。
カシスは日本でもよく知られており、サプリメントやお酒、お菓子によく使われているためなじみのある植物です。青森県では栽培も比較的盛んにおこなわれているため、機会があったら日本で栽培されたカシスを購入してみるのも良いでしょう。
スグリには他にどんな種類がある?
スグリはスグリ科スグリ属の植物の総称であり、さまざまな種類があります。日本のお菓子でも使われることのあるスグリの種類や、あまり知られていないものまで多くあるためいくつか紹介していくので見てみましょう。
①セイヨウスグリ
学名:Ribes uva-crispa
セイヨウスグリはグーズベリーや日本ではマルスグリなどとも呼ばれ、ヨーロッパから西アジアに分布している低木の植物です。レッドカラントやホワイトカラントなどもスグリの種類に入りますが、セイヨウスグリはそれらとは違い、枝に連なるように実をつけます。旬は初夏から夏にかけてで、日本では冷涼な北海道で栽培されていることもあります。
②アメリカスグリ
学名:Ribes hirtellum
アメリカスグリはセイヨウスグリと同じく、グーズベリーの種類にあたります。セイヨウスグリと同じく枝にとげがありますが、アメリカスグリの果実は赤紫色です。実の味もアメリカスグリの方が酸味が強く、昔はネイティブアメリカンたちが、ガチョウ(goose)の焼き物に使っていたことからグーズベリーと言う名前が付きました。
③コマガタケスグリ
学名:Ribes japonicum Maxim
コマガタケスグリは日本の固有種のスグリで、駒ケ岳で発見されたことからこの名前が付きました。学名もRibes japonicum Maximと、日本の名前が含まれています。コマガタケスグリは、セイヨウスグリやアメリカスグリとは違い、冷涼な場所以外にも分布しており四国の森林でも見ることができます。
山ぶどうのような見た目の果実が実り、色が黒いのが特徴です。実の部分以外では、葉の部分に軟毛が生えるのも特徴の一つと言えます。
④赤スグリ
学名:Ribes rubrum
赤スグリはフサスグリとも呼ばれ、スグリの種類の中でも最も知られたスグリの一種です。セイヨウスグリとの違いは、セイヨウスグリは枝に連なるように果実が実るのに対し、赤スグリはブドウの房のように実ります。このため日本では赤スグリという名前のほかにフサスグリと呼ばれることもあります。
赤スグリは英語ではレッドカラントと呼ばれており、カラントは干しブドウの品種のカラントに由来しているそうです。