コリアンダー(パクチー)の使い方は?シードでは?料理レシピのおすすめも紹介!
コリアンダー(パクチー)の使い方を知っていますか?シードと葉っぱで違いはあるのでしょうか?今回は、<葉・シード・パウダー>別のコリアンダーの使い方や向く料理は何かを紹介します。コリアンダーを使うレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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コリアンダーの使い方がわからない…。
コリアンダーは別名パクチーや香菜(シャンツァイ)とも呼ばれ、特徴的な強い香りのハーブ・スパイスです。エスニック料理などのお店も増えてきて広く知られるようになったコリアンダーですが、使い方がよくわからないという人も少なくないでしょう。ここではコリアンダーの使い方やおすすめのレシピを紹介します。
まずはコリアンダーの種類を知っておこう
コリアンダーは食べる部位や形状の違いで3種類に分けられ、使う料理や求める香りによってそれぞれ使い分けます。1つ目はコリアンダーの葉の部分でパクチーや香菜(シャンツァイ)と表記されることが多く、フレッシュなものと乾燥させたものがあります。生のものは野菜売り場、乾燥させたものはスパイスコーナーで探してみてください。
2つ目はコリアンダーの種子を乾燥させたコリアンダーシードです。粒の大きさは直径3~5mmほどで、柑橘のような甘い香りがして葉よりも香りが穏やかで使いやすいでしょう。ホールのコリアンダーシードを挽いて粉状にしたものが、3つ目のコリアンダーパウダーです。ホールのコリアンダーシードよりも安く料理に使いやすいので、初心者向けのスパイスです。
コリアンダーの葉・パクチーの使い方とは?
コリアンダーの葉はパクチーとも呼ばれ、特徴的な香りがありエスニック料理に多用されています。癖のある強い香りを活かすコリアンダーの葉の利用方法と代表的な料理もいくつか紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
①肉・魚の臭みを取る
コリアンダーの葉は料理のアクセントの他、独特の強い香りを活かして肉や魚の臭みを取る目的でも使われます。コリアンダーの葉は以下のような肉・魚料理に利用されています。
・チキンティッカマサラ(インド)
・ケフタ(モロッコ)
・ムケッカ(ブラジル)
チキンティッカマサラは鶏肉のカレーでトッピングにコリアンダーの葉が使われています。ケフタはラム肉で作る肉団子のようなモロッコの郷土料理です。ラム肉とコリアンダーの葉の相性よく、ケフタ以外にも2つを組み合わせた料理が世界各国にあります。3つ目のムケッカは魚介とココナッツミルクで作るシチューのような煮込み料理です。
②サラダの具材や料理に散らして使う
パクチーの葉の部分は柔らかいので生のままサラダの具材として食べたり、パセリと同じように料理の仕上げに散らしたりします。パクチーは以下のような料理に利用されています。
・トムヤムクン(タイ)
・ヤムウンセン(タイ)
・フォー(ベトナム)
・タコス(メキシコ)
トムヤムクンは日本でも広く知られている、酸っぱくて辛いタイのスープです。ヤムウンセンは春雨を使った甘酸っぱいサラダで、どちらにもパクチーの香りが欠かせません。フォーとは米粉の麺とあっさりした出汁を合わせたベトナムの麺料理、パクチーやレモンなどの香りが爽やかで日本でも人気があります。メキシコではタコスの上に刻んだパクチーを振りかけます。
コリアンダーシード・パウダーの使い方とは?
コリアンダーの種子であるコリアンダーシードや、挽いて粉にしたコリアンダーパウダーは甘く柑橘のような香りが特徴です。コリアンダーシード・パウダーのおすすめの使い方と料理を紹介します。
①料理の風味づけに使う
コリアンダーシードやパウダーは風味付けの目的で、以下のような料理に利用されています。
・ターメイヤ(エジプト)
・サモサ(インド)
・ピクルス液
ターメイヤとは空豆と香辛料で作るスパイシーな緑色をしたコロッケで、ホクホク感とスパイスの香りが人気のエジプト料理です。インド料理のサモサは野菜や挽き肉を数種類のスパイスで味付けし、薄い皮で包んで揚げる軽食です。ピクルス液にコリアンダーシードを数粒加えると、独特の甘く爽やかな香りが液に移り風味をよくしてくれます。
②肉・魚の臭みを取る
コリアンダーシードやコリアンダーパウダーは、肉や魚の臭みを取る効果も期待できます。以下のような料理に利用されています。
・スブラギ(ギリシャ)
・魚介のカルパッチョ
スブラギとは肉や魚を串に刺して焼いたギリシャ料理で、生臭みを抑え風味よく仕上げるためにコリアンダーなどのスパイスが使われます。特に臭みの強い羊肉のスブラギとコリアンダーは相性が良く、欠かせない存在です。魚介のカルパッチョにはホールのコリアンダーシードを荒く砕いて散らし、見た目や食感のアクセントとしても重宝されています。