ナスは生で食べられる?危険?美味しい食べ方やレシピのおすすめを紹介!
【管理栄養士監修】ナスは生食できると知っていますか?危険でしょうか?今回は、なすを美味しく生食するための下処理のコツとその方法、生食に向くなすの特徴と選び方、生食に向かない鮮度を失ったなすの特徴についてもお伝えします。また、なすの生食におすすめなレシピも紹介します。
目次
最近では様々な種類のなすを見かけますが、生食に向いているなすもあるのでしょうか。どのくらいの鮮度なら生食に適しているのか、生食に適したなすの種類と特徴についてお伝えします。
えぐみが少ない
どんな種類のなすも生食はできますが、生食するには、アク抜きというひと手間が必要です。アクが少なければえぐみも薄くなるはずです。そんな便利なえぐみの少ないなすもあります。
6~7月に店先に並ぶナスは苗がまだ若いので、皮もうすくアクも少ないですし、「水ナス」という種類のなすも生食に向きます。水ナスは、えぐみの元が少ないので、他のなすと比較して、しっかりしたアク抜きの必要がなありません。また、水分が多く甘みもあり、皮は軟らかいため、非常に生食に適しています。
(*水ナスの生食について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
新鮮でアクが少ない
ナスの生食には鮮度も重要です。鮮度が良いものは、アク・えぐみも少なく美味しくなっています。なすの鮮度を見分ける特徴を下にあげてみたので、参考にしてみてください。
・表面の皮にツヤとハリがある
・ヘタにトゲのある種類であれば、触れると痛いほど尖っている。
・皮に傷や変色がない
・切り口が瑞々しい
・種が茶色くない
・露地ものであれば6~7月に取れたものは皮がやわらかい
・ヘタの切り口に緑色の繊維が見える
なすのおしりの方が茶色く変色したものや表面にキズがあるものはは食べられますが、種や実が硬いことが多いので生食には向きません。苗が古くなる秋口にはこういったものが増えます。
なすを生食すべきでない場合とは?
なすに限らず生食する場合、鮮度が落ちていては安心して食べられません。生食に向かない鮮度の落ちたなすの状態、腐ってしまったなすの特徴を知っておきましょう。
鮮度が落ちている
なすはインド原産で本来夏場の野菜で、低温と乾燥に弱い性質があります。保管の適温は8~12度とされ、下回れば低温障害をおこし、表面が茶色く変色したり軟化し始めます。ひどくなれば切った中まで茶色く変色しており、味や栄養分も落ちています。
低温障害でなくても、切ったとき、種が黒ければ収穫して時間がたっています。種は次第に硬くなり食味が落ちますから、種が黒くなっていれば生食には向きません。
腐っている
もう一つ生食できないなすは腐ってしまったものです。
・ヘタに白いカビが生える
・さわると弾力が無くぶよぶよする
・異臭がする
・ヌルヌルして水分が出ている
・全体的に茶色い
ヘタにカビがある場合は少しなら切り落として中が茶色くなければ加熱料理に使えますが、他の状態では生食でなくても食べられません。
なすは家庭菜園などで鮮度の良いものなら、冷蔵庫の野菜室で1週間くらいは保管できますが、お店で購入したものは収穫してからどのくらい経ってるか分かりませんので、鮮度を確認してから使って下さい。
(*なすが腐った場合について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)