夏みかん(甘夏)の保存方法・期間は?冷凍が一番?保存食レシピも紹介!
【望月農園監修】夏みかん(甘夏)の正しい保存方法・期間を知っていますか?今回は、夏みかんの保存方法・期間を〈冷凍・常温・冷蔵・カット済み・天日干し〉別に紹介します。夏みかんが腐ったときの見分け方や〈砂糖漬け・ピール・シロップなど〉大量消費できる保存食のレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
夏みかんを絞って果汁で冷凍保存する方法を紹介します。
①夏みかんの皮をむき、房ごとに分け、薄皮から果肉を取り出す
②取り出した果肉をジューサーかミキサーで果汁にする
③出来た果汁をジップロックのようなフリーザーバッグに入れ、しっかり空気を抜いて閉じる
④ステンレス製やアルミのトレイに③をできるだけ薄く平らに置き冷凍する
⑤冷凍保存の期間は4週間程度
ステンレス製やアルミのトレイがない時は、アルミホイルで代用すると冷凍の時間を早める効果があります。果汁を製氷皿に流し込んで冷凍することもできますが、その場合は出来るだけ早く消費するようにしましょう。ポン酢の原料となる柑橘果汁にすると、冷蔵庫で半年は保存できます。このレシピを下記に添付するので参考にしてみてください。
夏みかんの皮は冷凍せずに保存食にするのがおすすめ
夏みかんの皮を長期保存したい場合は冷凍保存することもできますが、むしろ冷凍せずに保存食として使った方が保存期間の面でも、味覚の点でもおすすめです。保存食としての夏みかんの皮を使ったレシピは、別の項目で紹介します。
冷凍した夏みかんの解凍方法・食べ方
冷凍した夏みかんは、冷凍庫から取り出して自然解凍することが一番簡単で確実です。房ごとに冷凍しているので、室温に戻すと短時間で解凍します。サラダに入れたり、ケーキやゼリーの飾りに使うのであれば、半解凍状態がおすすめです。冷凍したままの状態でも、シャーベットのように美味しく味わえます。
冷凍した果実は、フリーザーバッグの封がきっちりと閉まっていることを確認し、流水に入れておくと簡単に解凍できます。ミキサーに入れてシャーベット状にして味わうこともおすすめです。
夏みかんを天日干しで保存する方法も!
夏みかんを天日干しで保存する方法もあるので紹介します。
①夏みかんを丁寧に流水で洗い流す
②水分を十分拭き取った①を皮ごと5mm幅程度の薄い輪切りにする
③②をザルに重ならないように並べ、天日干しにする
④時々②を裏返し、3日から一週間干す
⑤干しみかんを密封容器や保存袋に入れ、冷蔵庫で保存する
⑥冷蔵保存の場合の保存期間は1ヶ月程度
無農薬の夏みかんで作ることをおすすめしますが、調理の前に皮は良く水で洗い流し、もしもワックスがついている場合は、お湯に一度くぐらせてから水洗いします。天日干しなので、天気予報で晴れ間が続く日を狙い、雨に当たらないように気を付けてください。雨が降っている時や風が強いときは家の中の風通しの良い場所に置きましょう。
夏みかんが腐るとどうなる?
出典: @o_i_cha_nn
夏みかんが腐った時の特徴は以下の通りです。
・皮が乾燥しきって艶を失っている
・皮の表面にカビが生えている
・果実がつぶれて汁が出ている
・鼻をつく刺激臭がする
初夏が旬の夏みかんですが、湿気の多い梅雨の時期が長いと傷みやすい果物です。腐った夏みかんがあれば、思い切って丸ごと捨てることで、残っている夏みかんを救えます。皮に傷がついている場合は痛みやすいので、早めに食べるようにしましょう。
望月崇久
望月農園
ぱっとみ傷がなく、長持ちしそうな夏みかんでも、風によるわずかなスレ傷や衝撃による傷み等、腐りやすく要因はたくさんあります。袋に入った夏みかんは更に傷みやすいので、購入後早めに外に出すようにしたほうがいいです。
夏みかんを日持ちさせる保存食レシピ
夏みかんは冷蔵や冷凍保存することで保存期間が長くなりますが、保存食に加工することでも日持ちが良くなります。ここでは手軽に出来て夏みかんの味覚を十分に楽しめる保存食レシピを紹介します。
①ピール
夏みかんの皮を使ったピールのレシピを紹介しますが、酸味の強い夏みかんの特徴が活かされていて、香りとほろ苦さが秀逸です。パンやケーキの具材として、チョコレートをコーティングしたお菓子として、とても重宝します。