お酒「カシス」とは何?どんな味・効果がある?ブルーベリーとの違いも紹介!

カシスとは何か知っていますか?どんな果実でブルーベリーとの違いはあるのでしょうか。今回は、カシスの〈味・効能・栄養〉などの特徴やカシスオレンジなど、なぜお酒(リキュール)で有名なのかを紹介します。カシスリキュールで作るお酒のレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. カシスとは何?ブルーベリーと違いある?
  2. カシスはベリー類の果実の1種
  3. カシスの味わいと食べ方・用途
  4. カシスの旬の時期と名産地
  5. カシスとブルーベリーの違い
  6. カシスの栄養成分と効果・効能は?
  7. ①アントシアニン
  8. ②ポリフェノール
  9. ③ビタミンA
  10. ④ビタミンC
  11. ⑤ビタミンE
  12. カシスはお酒の名前で有名?なぜ?
  13. カシスリキュールでカシオレなど様々なお酒が作れる
  14. カシスリキュールで作るお酒レシピ
  15. ①カシスオレンジ
  16. ②カシスソーダ
  17. ③カシスミルク
  18. カシス味のお酒を飲んでみては?

カシスとは何?ブルーベリーと違いある?

カシスオレンジなどのカクテルで馴染み深いカシスですが、生の果実を目にする機会はあまりありません。ここでは、カシスの見た目と味の特徴、食べ方や主な産地などについて紹介します。カシスとブルーベリーの違いも併せて紹介するので、参考にして下さい。

カシスはベリー類の果実の1種

カシスは、ベリ―類の果実の1種に分類されます。カシスの他のベリー類の果実は、以下の通りです。

・ブルーベリー
・ストロベリー
・クランベリー
・ブラックベリー
・ラズベリー
・サクランボ
・グースベリー


ベリー類は種類によって大きさや見た目はさまざまですが、カシスは直径1cmほどの赤黒い果実で、美しいツヤのある表面が特徴です。カシスは和名ではクロフサスグリやクロスグリ、英名ではブラックカレントの名称で親しまれています。

なお、カシスは英語ではなくフランス語での名称です。世界的に有名なカシスリキュールがフランス産であるため、各国に輸入された際にカシスの名も広く知られるようになったと言われています。

カシスの味わいと食べ方・用途

カシスは一般的に生食せず、主に以下の食品に加工されてから市場に出回ります。

・ジャム
・濃縮果汁
・リキュール
・ピューレ
・パウダー


カシスは強い酸味と苦みが特徴で、ラズベリーやブラックベリーに味が似てると言われています。また、カシスの果実は非常に柔らかく劣化するのが早いため、生食には向いていません。保存性を高める目的とともに、酸味や苦みを和らげるため、カシスは上記の食品に加工されています。

特にカクテル用のリキュールや、製菓用のジャムやピューレなどに使用されることが多い果実です。また、カシスは栄養価が高いため、パウダーに加工してサプリメントや健康食品などに利用されることもあります。

アカシアの雨さん

@hinemosu_notari

このあいだ初めて生カシスを食べた、頭ではブルーベリーに近い「酸っぱいよりの甘い」だと思い込んでいたから「土っぽい酸っぱさ」がガッとくるものだと知ってびっくりした

カシスの旬の時期と名産地

日本国内で栽培されるカシスは、7~8月にかけて旬を迎えます。国産のカシスは、青森県や岩手県などの東北地方を中心に栽培されています。一方、海外ではポーランドやニュージーランド、ロシアでの栽培が盛んです。特に、日差しの強いニュージーランドで育ったカシスは、アントシアニンやビタミンなどの栄養素が豊富に含まれることで人気があります。

なお、海外でもカシスは真夏に旬を迎えます。北半球では日本と同様に7~8月頃に収穫されますが、南半球にあるニュージーランドでは12~2月頃がカシスの旬です。

カシスとブルーベリーの違い

ブルーベリーと比較すると、カシスには以下のような違いがあります。

・酸味が強い
・苦みやえぐみがある
・栄養価が高い
・生食しない
・色が濃くツヤがある


ブルーベリーは酸味より甘味を感じやすく、生で食べても美味しい果実です。一方、カシスは酸味が非常に強く、苦みやえぐみもあるため生食されない点がブルーベリーとの大きな違いです。また、カシスはビタミンやミネラルがブルーベリーより豊富に含まれています。特にカシスにはアントシアニンが多く、ブルーベリーの約4倍の量に相当すると言われています。

見た目においては、カシスはブルーベリーより色が濃く、皮にツヤがあるのが特徴です。

カシスの栄養成分と効果・効能は?

カシスは、サプリメントの原材料としても使用されるほど栄養価の高い果実です。ここでは、カシスの特徴的な成分とその効果・効能について紹介します。

①アントシアニン

アントシアニンはポリフェノールの1種で、強い抗酸化作用を持つ成分です。ベリー類にはアントシアニンが豊富に含まれますが、中でもカシスは最も多く含んでいます。アントシアニンは高血圧の予防や美肌の維持に働き、若々しい体を保つために役立ちます。

また、アントシアニンは目のピント機能を調節する働きや目の周りの血行を促進する作用があるため、視力回復や老眼の予防にも効果的な成分です。その他、抗がん作用や脳血管障害のリスクを低減する効果も報告されています。

②ポリフェノール

前述のアントシアニンの他にも、カシスにはさまざまなポリフェノール類が含まれています。ポリフェノールには、末梢血管を拡張して血行を促すことで、冷え性やむくみを改善する働きがあります。また、血行が改善されると肩こりや眼精疲労の軽減にも効果的です。

なお、ポリフェノールは体内に長く貯蔵することができないので、毎日少しずつ摂取することで効率よく働きます。(※1)

③ビタミンA

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