巨峰は皮ごと食べられる?農薬の心配は?栄養的メリットや食べ方・レシピも紹介!
巨峰は皮ごと食べられると知っていますか?農薬の心配はないのでしょうか?今回は、巨峰を皮ごと食べられるかを、農薬の心配や〈便秘解消・腹痛〉など食べる栄養面での〈メリット・デメリット〉とともに紹介します。巨峰の皮ごとで美味しい食べ方やジャムなどおすすめレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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巨峰は皮ごと食べられる?農薬の心配は?
夏から秋にかけて旬を迎えるぶどうを食べるときは、種類によっては皮をむく必要があります。ぶどうの中でも人気のある巨峰は、皮ごと食べることができるのでしょうか。ここでは、巨峰を皮ごと食べる場合の懸念点について詳しく紹介します。
巨峰を皮ごと食べる際の懸念点
巨峰を皮ごと食べる際の懸念点として、以下の2点が挙げられます。
・残留農薬
・表面の粉や白い点
ぶどうを皮ごと食べる場合、皮の表面に農薬が残っていることを心配する人が多いようです。しかし、一般的に巨峰の栽培では実がなる前までしか農薬は使用しません。つまり、ぶどうの皮に農薬がつくことはなく、皮ごと食べても安心です。また、農薬を使う時にも体に悪い影響が出ないように、基準が定められています。
巨峰の皮の表面に粉や白い点がついていることがありますが、これを農薬と勘違いする人も多いといいます。しかし、巨峰の表面についている粉や白い点はブルームと呼ばれ、ぶどう自身が乾燥から身を守るために出す天然の物質なので食べても問題はありません。ブルームは洗えば簡単に落ちるので、気になる人はしっかりと水で流すようにしましょう。
(*ぶどうは皮ごと食べられるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
巨峰を皮ごと食べるのは問題ない!むしろメリットあり?
巨峰の皮には農薬などの心配がないことがわかりましたが、むしろ皮ごと食べるほうが体によいのでしょうか。ここでは、巨峰を皮ごと食べる健康へのメリットについて詳しく紹介します。
巨峰を皮ごと食べると栄養面でメリットが豊富
巨峰を皮ごと食べると以下のような栄養が摂取できて、健康に良い効果が期待できます。
・カテキン
・タンニン
・アントシアニン
・食物繊維
巨峰の皮には様々なポリフェノールが含まれていますが、代表的なものの一つがお茶にも含まれているカテキンです。カテキンには強い抗酸化作用があり、体内の細胞の酸化を防いで認知症や糖尿病を予防する効果があります。ワインの渋み成分でも知られる、タンニンのもつ抗アレルギー作用は花粉症などの緩和が期待できます。
巨峰の皮の紫の色素を構成するアントシアニンは、眼精疲労などを緩和し目の健康を保つポリフェノールの一種です。アントシアニンには美肌を作る効果もあるので、シミやしわを予防したい人は皮ごと食べるようにしましょう。また、巨峰の皮には便のカサを増やして腸内の動きを活発にする、食物繊維も含まれているため便秘の改善にも役立ちます。
(*ぶどうの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ただし巨峰の食べ過ぎは腹痛などを引き起こすため注意
ぶどうは皮と実の間に栄養がたくさん詰まっているので、海外などでは皮ごと食べるのが一般的です。しかし、巨峰を皮ごと食べ過ぎると、次のような症状が出る可能性があります。
・腹痛
・吐き気
・肥満
巨峰には水分や食物繊維が多く含まれているので、食べ過ぎると腹痛や吐き気などの胃腸症状を引き起こすこともあります。巨峰1粒あたりのカロリーは約8kcalですが、食べ過ぎると糖分の取りすぎやカロリーオーバーにつながり、肥満を招く場合もあるので注意が必要です。
厚生労働省の定めた日本人の食事摂取基準では果物は200gが適量とされているので、1日に1/2房程度食べるのがおすすめです。特に種なしの巨峰は次々と口に運んでしまいがちなので、食べ過ぎには注意しましょう。
(*ぶどうの食べ過ぎについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)