梅シロップの氷砂糖が溶けない原因と対処法4つ!冷蔵庫の保存はNG?
梅シロップの氷砂糖や砂糖が溶けない経験はありませんか?冷蔵庫での保存が原因かもしれません。今回は、梅シロップの氷砂糖や砂糖が溶けない時の原因を、溶ける理由や時間の目安に加え、溶かす対処法とともに紹介します。梅シロップの氷砂糖や砂糖が溶けやすくなるコツも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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梅シロップの氷砂糖が溶けない…溶かす方法はある?
梅シロップを作ったのに、氷砂糖がなかなか溶けきらないことはありませんか。氷砂糖が溶けないと青梅のエキスがでないため、美味しい梅シロップになりません。この記事では、梅シロップの氷砂糖が溶けない原因と対処法、溶けやすくする方法を解説します。
梅シロップの氷砂糖や砂糖が溶けない原因は?冷蔵庫での保存はNG?
梅シロップの氷砂糖が溶けない時には、どのような原因が考えられるのでしょうか。ここからは、梅シロップの氷砂糖が溶けない原因と対処法を説明します。合わせて、砂糖を溶かしている最中の梅シロップの冷蔵庫保存についても解説するので、参考にしてみてください。
【前提】梅シロップの氷砂糖や砂糖が溶けるには10日〜2週間かかる
そもそも梅シロップの氷砂糖や砂糖が溶けきるには、大抵の場合10日〜2週間もの時間がかかります。砂糖が溶けきるまで、その程度の時間は気長に待つ必要があります。
梅シロップの氷砂糖や砂糖が溶ける理由は、砂糖の高い浸透圧によって青梅のエキスが引き出され、そのエキスで砂糖が溶けるためです。青梅が大粒で表面積が大きければ、それだけ砂糖によく触れてエキスがしっかり出るので、砂糖が溶けやすいと言えます。
砂糖が溶けないために、あまりにも長い期間梅シロップを放置していると、発酵して泡が発生してしまう恐れがあります。発酵する前に梅シロップを完成させるために、砂糖を早めに溶かして青梅のエキスを十分に引き出すことが必要です。
①ゆする回数が少ない
美味しい梅シロップを作るためには、毎日容器をゆすることが大切です。砂糖は容器の底に沈澱するので、容器の上と下で砂糖の濃度に差が出てしまいます。ゆすることで砂糖が全体に均一に行き渡り、青梅のエキスが引き出されやすくなるので、砂糖が早く溶けてくれます。
容器をゆするのは最低でも1日1〜3回程度が目安になりますが、 砂糖が溶けていないようであれば、より頻繁にゆするようにしましょう。
②砂糖の量が多すぎる・少なすぎる
氷砂糖や砂糖の量が多すぎると、それだけで砂糖は溶けにくくなってしまいます。逆に砂糖の量が少なすぎると、梅からのエキスが十分引き出されず、砂糖は溶けにくくなります。青梅と砂糖の量の割合は1:1、青梅と砂糖が同量というのが目安です。甘さを控えめにするために砂糖の量を減らしたい場合、青梅と砂糖の割合は1:0.7〜0.8程度までにしましょう。
砂糖の量が多くて溶け残っている場合、梅の実にしわが十分よっていれば、それ以上梅からエキスが抽出されることはありません。溶け残った砂糖を取り除いて、梅シロップの完成として大丈夫です。砂糖の量が少なすぎる場合は砂糖を足して容器をゆすり、全体に砂糖がまわるようにして、エキスが抽出されるのを待ってみてください。
③梅の水分が元々少ない
梅は自然のものなので個体差があり、水分量が多いものがあれば少ないものもあります。大粒の梅は果肉部分が多く、水分量も多いのでエキスがたっぷり出て砂糖が溶けやすいです。小粒の梅は果肉部分が小さいので水分量も少なく、エキスの量も比較的少なくなってしまいます。
梅の実に深いしわがよっていれば、それ以上エキスが抽出されることはないので、砂糖が溶け残っていてもできあがりと判断してよいです。溶け残った砂糖を取り除いて、梅シロップの完成としてください。
④冷蔵庫など低温の環境で保存している
冷たい水に砂糖を溶かしてもなかなか溶けきらないように、梅シロップの容器を冷蔵庫などの温度が低い場所に保管していると、砂糖は溶けきりません。砂糖を溶かしている段階の梅シロップの保存方法は、常温で直射日光が当たらない場所に置いておくようにしましょう。
梅シロップを冷蔵庫に入れていて砂糖が溶け残っているのであれば、冷蔵庫から出して常温に置いてください。砂糖がすべて溶けきり、梅シロップが完成してから冷蔵庫で保存するようにしましょう。
(*梅シロップの保存について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
梅シロップの氷砂糖や砂糖がどうしても溶けない時の対処法は?
ここまでは、梅シロップの氷砂糖や砂糖が溶けない原因と対処法を解説しました。ここからは、これらの対処法を行なっても砂糖が溶け残ってしまう時の最終手段を紹介します。