カレーを冷蔵庫に入れ忘れた…何時間までセーフ?冬でも常温NG?

カレーを冷蔵庫に入れ忘れたらどうなるか知っていますか?今回は、カレーを冷蔵庫に入れ忘れた場合に繁殖する食中毒「ウェルシュ菌」の危険性や、食べても大丈夫なのかを夏・冬ごとに紹介します。ウェルシュ菌の繁殖を防ぐカレーの保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. カレーを冷蔵庫に入れ忘れた…もう食べれない?
  2. カレーを冷蔵庫に入れ忘れたらどうなる?
  3. カレーを冷蔵庫に入れ忘れた場合「ウェルシュ菌」や「腐敗」による食中毒の危険性がある
  4. カレーを冷蔵庫に入れ忘れた場合は何時間までなら食べられる?冬ならセーフ?
  5. カレーを冷蔵庫に入れ忘れて24時間以上経過した場合に食べるのはNG
  6. ウェルシュ菌は熱に強いため再加熱しても殺菌できない
  7. カレーのウェルシュ菌による食中毒を防ぐ保存のポイントは?
  8. ①保存する場合は鍋に入れたままではなく小分けで冷蔵庫に
  9. ②冷蔵保存の場合は1日を目安に食べる
  10. ③冷蔵庫に入れ忘れた場合は半日以内を目安に食べる
  11. カレーを長期保存する場合は冷凍保存しよう
  12. カレーの冷凍保存方法【ジップロックの場合】
  13. カレーの冷凍保存方法【タッパーの場合】
  14. 冷凍したカレーの解凍方法
  15. カレーを冷蔵庫に入れ忘れた場合は食中毒の危険がある

カレーを冷蔵庫に入れ忘れた…もう食べれない?

カレーを冷蔵庫に入れ忘れても、食べることができる場合があります。カレーを作ると、冷めるまで常温で鍋に入れたまま一晩放置してしまいがちです。しかし、実は加熱後の40~50度の温度帯は一番菌が繁殖しやすいのです。ここでは、余ったカレーはどのように保存したら良いのか、何を見たら傷んでいるとわかるのか説明していきます。

カレーを冷蔵庫に入れ忘れたらどうなる?

カレーを冷蔵庫に入れ忘れてしまう場合がありますが、一晩くらい大丈夫と安易に考えてはいけません。ここでは、カレーを冷蔵庫に入れ忘れたらどのような危険があるのか、詳しく説明します。

カレーを冷蔵庫に入れ忘れた場合「ウェルシュ菌」や「腐敗」による食中毒の危険性がある

カレーが腐った、もしくは傷んだ時の特徴は以下の通りです。

・変な臭いがする
・変色している
・白い膜が張っている

カレーを冷蔵庫に入れ忘れると、ウェルシュ菌という食中毒の原因菌が繁殖する可能性があります。別名「給食病」とも呼ばれ、カレーや煮込み料理等、大鍋で調理して作り置かれた食品が原因となることが多いです。この食中毒は年間患者数4位にもなるほど身近で、もちろん家庭でも起こりうるものです。

カレーを一晩鍋のまま置いておくと、ウェルシュ菌を繁殖させやすい環境になります。ただ、ウェルシュ菌は見た目や臭いでは菌が繁殖しているかわからず判断がつかないため、大変危険です。

(*腐ったカレーの特徴について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

カレーが腐るとどうなる?見分け方は?食べた場合の対処法や賞味期限の目安も紹介!

カレーを冷蔵庫に入れ忘れた場合は何時間までなら食べられる?冬ならセーフ?

カレーを冷蔵庫に入れ忘れてしまうことはよくあります。ただ、ウェルシュ菌の繁殖は見た目では分からないため、冷蔵庫に入れ忘れたカレーを食べるのは不安です。目安として何時間までなら食べられるのか、気温の低い冬なら常温で放置しても良いのか説明します。

カレーを冷蔵庫に入れ忘れて24時間以上経過した場合に食べるのはNG

カレーを冷蔵庫に入れ忘れてしまった場合、24時間以内なら食べられます。24時間以上経過した場合に食べるのはNGです。2日目のカレーは美味しいですが、常温で放置してはいけません。また、冬だからといって一晩冷ましておくのは危険です。

夏や冬といった季節に関わらず、25度以上の常温で放置してしまうと、早くて6時間経過後から腐敗が進みます。季節問わず、食べきれない時はすぐ適切に保存しましょう。

ウェルシュ菌は熱に強いため再加熱しても殺菌できない

ウェルシュ菌は空気を嫌う嫌気性菌であり、熱に強いため再加熱しても死滅できないのが特徴です。特にカレーの調理後は食品の中心部は酸素の無い状態になり、嫌気性のウェルシュ菌にとって好ましい状態になるため、カレーの温度が発育に適した温度まで下がると急速に増殖を始めてしまいます。そのため、菌を繁殖させないことが大切です。

カレーのウェルシュ菌による食中毒を防ぐ保存のポイントは?

保存のポイントは3つあります。ウェルシュ菌は自然界に広く存在しているため、ウェルシュ菌による食材の汚染を防ぐことが難しいです。そのため、いかに菌の増殖を抑制するかが大切です。どの保存方法でも、菌の発育しやすい温度帯を長く保たないように注意しましょう。

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