冷凍栗がぶよぶよに…食べれる?正しい保存・解凍法や活用レシピを紹介!

【料理ブロガー監修】栗を冷凍するとぶよぶよになる原因を知っていますか?食べれるのか気になりますよね。今回は、栗を冷凍するとぶよぶよになる原因を、正しい冷凍・解凍方法とともに紹介します。冷凍した栗を使ったおすすめレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |料理専門家・料理ブロガー Runa
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製菓衛生師・カラーコーディネーター・食生活アドバイザー・フードコーディネーター 製菓の専門学校卒業後パティシエとして勤務経験あり 現在は2児の母 離乳食、幼児食など...
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製菓衛生師・カラーコーディネーター・食生活アドバイザー・フードコーディネーター 製菓の専門学校卒業後パティシエとして勤務経験あり 現在は2児の母 離乳食、幼児食など、子育てする中で 食の大切さを実感 食を通して皆さんの体も心も健康になりますように. ブログでは離乳食、幼児食、おうちごはん献立、おうちで楽しむカフェの様子など 日々の食事を更新中〜

目次

  1. 栗を冷凍したらぶよぶよになる?食べれるの?
  2. 冷凍栗を解凍してぶよぶよになるのは「水分」が原因
  3. ぶよぶよの冷凍栗は食べられるがあまり美味しくない
  4. 栗を冷凍してもぶよぶよにならない保存・解凍方法は?
  5. 栗は皮ごと茹でてから冷凍するのがおすすめ
  6. 皮付き栗のぶよぶよにならない冷凍での保存方法
  7. 解凍は電子レンジなどで素早く温めるとぶよぶよになりにくい
  8. 冷凍栗のおすすめレシピを紹介!
  9. ①渋皮煮
  10. ②甘露煮
  11. ③栗ご飯
  12. ④マロングラッセ
  13. 栗を冷凍してもぶよぶよにならないためのコツを押さえよう

栗を冷凍したらぶよぶよになる?食べれるの?

秋に旬を迎える栗ですが、他人からもらうなどしてすぐには食べきれない量を入手することがあります。栗を長期保存するために冷凍すると、ぶよぶよになってしまうことがあります。ここでは、栗を冷凍するとぶよぶよになる原因と、ぶよぶよになってしまった栗が食べられるのかどうかを説明します。

冷凍栗を解凍してぶよぶよになるのは「水分」が原因

冷凍栗を解凍するとぶよぶよになるのは、栗の水分が抜けてしまうのが原因です。水は、凍ると膨張して体積を増します。生栗を冷凍すると、栗に含まれる水分が膨張し、水分を閉じ込めていた細胞を壊してしまいます。細胞が壊れると、解凍の際に水分が流出してしまい、栗はハリを保てずふにゃふにゃになってしまうのです。

ぶよぶよの冷凍栗は食べられるがあまり美味しくない

ぶよぶよになってしまった冷凍栗は、食べることができますが、以下のように味や食感が変わってしまいます。

・ゴムのような食感になる
・うまみがなくなる
・パサつく


ぶよぶよになった栗は、ゴムのような食感に例えられます。また、冷凍・解凍で栗の細胞が壊れてしまうと、食感が変化するだけでなく、解凍によって水分が流出する際に栗の甘みやうまみも一緒に流れ出てパサついてしまいます。甘みもうまみもないパサパサしたゴム、と想像すれば美味しくないのは明確です。

栗を冷凍してもぶよぶよにならない保存・解凍方法は?

せっかく手に入れた栗は、なるべく美味しいままで最後まで食べきりたいものです。常温では一週間程度しか保存できず、冷凍・解凍すると味や食感が悪くなってしまうことがある栗ですが、実はおいしく冷凍保存できるコツがあります。ここでは、栗を冷凍してもぶよぶよにならない保存・解凍の方法を説明します。

栗は皮ごと茹でてから冷凍するのがおすすめ

栗を長期保存するには、茹でてから冷凍するのがおすすめです。また、皮ごと茹でる方法と皮をむいてから茹でる方法があり、それぞれのメリットは以下の通りです。

【皮ごと茹でて冷凍するメリット】
・3か月程度保存ができる
・皮がむきやすくなる

【皮をむいてから茹でて冷凍するメリット】
・解凍せずに調理できる


栗は、皮つきのまま茹でて冷凍すると3ヶ月程度保存することができます。また、解凍した際に外側の固い鬼皮がやわらかくなり、内側の渋皮と実の間にも隙間ができるため、皮が簡単にむきやすい状態になります。

一方で、皮をむいてから茹でて冷凍した栗は、解凍せずそのまま調理することができます。皮をむく手間が省けるので、調理の時短になります。ただし、皮をむいてから茹でたものは冷凍保存期間が1か月程度で、皮つきのまま茹でて冷凍したものに比べて風味が劣化しやすいので注意が必要です。

皮付き栗のぶよぶよにならない冷凍での保存方法

皮つきの栗を生のままで保存する際は、以下のような方法で冷凍しましょう。

・虫除けをする
・栗の水気を丁寧にとる
・保存袋に入れて密閉し、冷凍する


まず最初にすべきことは、虫が入っている栗を取り除くことです。穴が空いていたり、中身がスカスカな栗は取り除きます。わかりにくい場合は、水を張ったボウルなどに栗を入れてみてください。浮いてきた栗は、虫に食われて軽くなっている栗なので、これも取り除きます。残った栗を80℃のお湯に1分程浸せば虫除けの完了です。

虫除けをした栗は、キッチンペーパーなどで一粒ずつ拭いてしっかり水気を拭きます。あとは、栗を使う分ずつ小分けにして密閉できる保存袋などに入れ、素早く凍るように空気を抜いて冷凍すれば終了です。また、時間があるならば、冷凍する前に栗をザルにあけて天日干しをしましょう。

(*栗の冷凍保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

栗の冷凍での保存方法・期間は?皮付きでもできる?解凍法や剥き方のコツも紹介!

解凍は電子レンジなどで素早く温めるとぶよぶよになりにくい

栗をぶよぶよにしないために最も大切なのは、自然解凍ではなく高温で素早く加熱することです。栗をはじめ多くの食品は、-5℃1℃の温度帯にとどまる時間が長いほど受けるダメージが大きくなります。この温度帯を素早く通過させて冷凍・解凍するのが、ぶよぶよになりにくくするコツです。

そこで、冷凍栗の解凍には、電子レンジを使うのがおすすめです。電子レンジを使えば、素早く簡単に温めることができるので、栗がぶよぶよになりにくくなります。ただし、電子レンジで加熱し過ぎるとパサパサになってしまうので、温め過ぎないよう注意が必要です。また、皮をむいて冷凍した栗は、解凍するとぶよぶよになるため、解凍せずそのまま調理しましょう。

冷凍栗のおすすめレシピを紹介!

栗は冷凍保存ができるとはいえ、やはり生のものとは風味が異なります。また、保存期間が長くなると味が落ちてしまうこともあるため、なるべく早く食べた方が良いです。そこで、ここでは、冷凍栗をおいしく食べられるレシピを紹介します。

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