りんごが苦い・渋い…なぜ?食べれる?原因や美味しい食べ方も紹介!
【あべりんご園監修】りんごが苦い・渋いのはなぜなのでしょうか?食べても大丈夫なのでしょうか?今回は、りんごが苦い・渋い理由を(未熟・ポリフェノール・内部褐変・腐っている)など原因別に、苦いりんごの美味しい食べ方や腐っている場合の特徴とともに紹介します。りんごの苦味が気にならないレシピや渋みのない美味しいりんごの選び方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
りんごが苦い・渋い時の対処法は?
りんごの苦味や渋みが強くて食べにくい時には、どのように対処すればよいのでしょうか。ここでは、りんごの苦味や渋みが気になるときの対処法を2つ紹介するので、参考にしてください。
①未熟の場合は熟してから食べる
りんごは収穫後にも追熟する果物なので、この性質を利用して追熟させれば旨味や甘味を引き出すことができます。りんごを追熟させる方法は、以下の通りです。
・ビニール袋に入れる
・冷蔵庫で数日保存する
りんごは熟成を進めるエチレンガスを出す果物なので、りんごを1個ずつビニール袋に入れることで、追熟を早めることができます。この際、袋を密閉していないと他の果物や野菜の劣化を促してしまうので、注意してください。
りんごは傷みやすい果物なので、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で2~3日程度保存すれば、追熟を促しながら腐敗を防止することが可能です。
②苦味・渋みが気にならない食べ方をする
りんごの苦味が気になる時は、苦味・渋みが気にならなくなるような料理に調理して食べるのがおすすめです。
・りんごジャム
・りんごのコンポート
・りんごケーキ
苦味や渋味のあるりんごも、加熱調理すると甘味が増して美味しくなるので、試してみてください。りんごジャムやりんごのコンポートは、りんごを煮詰めて砂糖を加えることで、苦味が和らぎます。りんごを加熱して、バターや砂糖を加えた生地とともに焼き上げてケーキにしても、美味しく食べられます。
阿部浩之
野菜ソムリエ
おかゆやスープに加えて風味を付けることができます。特にシチューやカレーにりんごを加えると、とても美味しいです。
りんごの苦味・渋みが気にならない食べ方・レシピを紹介
りんごの苦味や渋みがどうしても気になるときには、工夫して調理して食べるのがおすすめです。ここからは苦味や渋みがあるりんごを美味しく食べるためのおすすめのレシピを紹介するので、参考にして試してみてください。
①りんごとさつまいもの煮物
苦味や渋みのあるりんごを加熱し、さつまいもとともに煮ることで甘みのある美味しい煮物が作れます。お弁当のおかずに入れるほか、シナモンパウダーを振りかけておやつとして食べてもよいでしょう。
②ガトーインビジブル
りんごが苦くて食べにくい時は、ガトーインビジブルと呼ばれるケーキに使うのもおすすめです。低温で時間をかけて焼き上げることで、りんごの甘みが増して美味しく食べることができます。アイスを添えて食べると、より苦味や渋みが気にならなくなります。