市販ぬか床で「ぬか漬け」を美味しくする方法｜美味しくない原因別に対処法を紹介！

辛味や風味を補うために加えるおすすめの食材は、以下の通りです。

・唐辛子
・粉からし
・実山椒
・柚子の皮

辛味を補い味を引き締める食材として最適な唐辛子はぬか床を傷みにくくする作用もあり、入れる際は種を取らずにそのまま入れられるので手軽に試せます。同様の効果がある粉からしは、粉末状のため唐辛子よりも辛味が効きやすいので、入れる量に注意しましょう。

実山椒は爽やかな香りをぬか漬けに付けることができ防腐作用もあるため、ぬか漬けの風味付けの食材としては最適です。実山椒は軽く茹でてから加えるようにしましょう。また、柚子の皮も軽く茹でてからぬか床に加えると風味豊かなぬか漬けを楽しむことができます。

アクが強い食材や苦みのもととなる食材は以下の通りです。

・きゅうり
・玉ねぎ
・ねぎ
・唐辛子
・にがり入り食塩

ぬか漬けの定番でもあるきゅうりはアクがあるため、塩もみしてあく抜きしてから漬けます。あく抜きをしても、きゅうりばかりを漬けているとぬか床が苦くなることがあるため、人参やカブなどの他の野菜も漬けるようにしましょう。苦みやアクの強い玉ねぎやねぎは、ぬか漬けに向かない食材のため避けた方が良いです。

味付けに最適な唐辛子も量が多すぎると苦みの原因になるため注意が必要です。食材を漬ける前の下処理に使用する塩や、塩分が薄くなってきた際にぬか床に追加する塩も、にがりの入っていない塩を使うようにしてください。

（＊ぬか漬けに入れてはいけないものについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

ぬか漬けは色々な食材を漬けることができますが、より美味しくなるおすすめの食材は以下の通りです。

・にんにく　香りや旨味がつく
・生姜　風味がよくなる
・にんじん　甘味がつく
・かぼちゃ　甘味がつく
・ダシ昆布　旨味がつく

にんにくは香りの強い食材のため入れる量には注意する必要がありますが、香りだけでなく旨味もつくためぬか床に入れると美味しくなる食材です。生姜は爽やかな香りでぬか漬けに風味をつけてくれます。

にんじんやかぼちゃなどの甘味のある食材は、ぬか床に甘味をつけてくれるためおすすめです。かぼちゃのように生で食べられない食材は、固めに茹でてから漬けるようにしましょう。ダシを取るのに使った柔らかい昆布はぬか漬けにして食べることもでき、ぬか床に旨味もつけてくれるためぜひ試してみてください。