うなぎに寄生虫はいる?アニサキスは?食中毒の危険性や安全な食べ方など紹介!
うなぎに寄生虫はいるのでしょうか?アニサキスは存在するのでしょうか?今回は、うなぎにアニサキスがいない理由や寄生虫〈有棘顎口虫・イカリムシ〉などを食べると〈吐き気・下痢〉などの食中毒になる危険はあるのか、養殖・肝・蒲焼きは安全なのかについて紹介します。うなぎにいる寄生虫「有棘顎口虫」を食べてしまった時の対処法や安全に食べる方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
うなぎは寄生虫以外で危険な場合も?生焼け・刺身はNG?
うなぎは寄生虫の危険がありますが、それ以外にも毒になるものを持っています。ここでは、うなぎの毒や生の刺身の危険性について、引き起こされる具体的な症状もあわせて紹介します。
うなぎの血液は毒があるため生で食べるのはNG
うなぎの血液にはイクシオトキシンと言う血清毒が含まれており、引き起こされる症状は以下の通りです。
・皮膚の発疹
・下痢や嘔吐
・チアノーゼ
・無気力症
・不整脈
・衰弱
・感覚異常
・麻痺
・呼吸困難
大量に摂取した場合、あらゆる危険な症状が引き起こされる可能性があります。万が一うなぎの血液が目や口等の粘膜、傷口に入ってしまった場合はひどい炎症を引き起こします。うなぎを生で提供する店もありますが、それは専門の職人が調理しているので、基本的には生では食べない方がいいでしょう。
(*うなぎの血液の毒について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ウナギの寄生虫による被害を防ぐには?蒲焼きなら安全?
うなぎは寄生虫や血液に毒があり危険です。うなぎを危険なく安心して食べられるようにするには、どうしたらよいのでしょうか。ここでは、うなぎを安全に食べる方法について紹介します。
うなぎは生焼け・刺身で食べるのを避け蒲焼きなど加熱してから食べる
うなぎには寄生虫であるイカリムシ、有棘顎口虫が存在し、特に有棘顎口虫は加熱・冷凍で死滅するが、きちんと処理しないと危険です。また血液にもイクシオトキシンという毒があり、60℃、5分の加熱しないと毒が残ります。うなぎを食べる際は生の刺身や肝では食べず生焼けに注意し、蒲焼き等加熱してから食べましょう。
うなぎの寄生虫には注意しよう
うなぎは寄生虫や血液に毒があるため、生で刺身にしたり、生焼けの状態で食べるのは非常に危険です。蒲焼き・うな重・ひつまぶし等きちんと加熱した料理にして美味しくうなぎを食べましょう。