ナタデココとは?原料や作り方は?栄養成分・効能や食べ方のおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】ナタデココが大ブームになった時代を知っていますか?そもそもナタデココとは何でしょうか?今回は、ナタデココの原料・作り方や、栄養成分・効能に加え、食べ方・レシピのおすすめなども紹介します。タピオカとの違いやカロリー・糖質なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- ナタデココとは?原料は何?
- ナタデココの由来
- ナタデココの原料・作り方
- ナタデココのカロリー・糖質
- ナタデココの栄養成分と効果・効能
- ①水分
- ②食物繊維
- ナタデココの豆知識を紹介
- ナタデココとタピオカの違い
- ナタデココが日本でブームになった理由
- ナタデココの食べ方・レシピのおすすめ
- ①ナタデココ入り杏仁豆腐
- ②ナタデココ入りグレープフルーツジュレ
- ③ナタデココとタピオカのココナッツミルク
- ナタデココ商品のおすすめは?
- ①和歌山産業 フルージー(210円)
- ②ドール フルーツパウチ ナタデココ(128円)
- ③たらみ くだもの屋さん ミックスヨーグルトデザート(100円)
- ④森永 ビヒダスBB536 ナタデココ4ポット(243円)
- ⑤和歌山産業 ジュレココ(130円)
- ナタデココを日々の生活に取り入れよう
竹本友里恵
管理栄養士
ナタデココはフィリピン発祥の伝統食品で、見た目は半透明で寒天のように見えますが、コリコリした歯ごたえや独特の食感が特徴です。100gのナタデココには水分が約99%と0.5gの食物繊維が含まれており、ほとんどが不溶性食物繊維です。胃や腸で水分を吸収して膨らみ、腸を刺激して蠕動運動を活発にし、便通を促進します。缶詰やパックにして売られているナタデココはシロップに漬けてあるためとても甘く、ダイエット目的で食べるのであれば食べる前に水で濯ぐなど工夫しましょう。
ナタデココの豆知識を紹介
ナタデココは過去に一大ブームとなった食材ですが、昨今ブームが来ているタピオカとの違いやブームとなった理由は何なのでしょうか。ここでは、ナタデココに関する豆知識を2つ紹介します。
ナタデココとタピオカの違い
ナタデココは酢酸菌ナタ菌を利用してココナッツウォーターから作られる、発酵食品の一つです。ナタデココに含まれている食物繊維のバクテリア・セルロースには腸内環境を改善する効能があるため、健康にも良いとされています。
一方、タピオカはタロイモの一種であるキャッサバのデンプンから作られており、主成分は炭水化物です。白いタピオカは無着色ですが、黒いタピオカはカラメル色素で着色されているので、添加物が気になる場合には白いタピオカを選ぶとよいでしょう。
竹本友里恵
管理栄養士
タピオカはカロリー高いと言われていますが、タピオカが入ってるミルクティーの方に砂糖や黒糖が含まれるためカロリーが高くなる原因となります。一方、ナタデココは100gあたり73kcalで、ヨーグルトやフルーツと一緒に食べられるので、相対的にヘルシーなデザートです。タピオカはカルシウムやカリウムなどの微量栄養素を含み、でんぷんが原材料であるため腹持ちも良いので、気分や用途によって使い分けましょう。
(*タピオカの栄養価や太りにくい飲み方について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
ナタデココが日本でブームになった理由
ナタデココはそれまでになかった独特な食感が話題となり、さらにダイエットに適した栄養成分を含んでいることから一大ブームになったと言われています。1970年代にデルモンテ社が初めて日本で商品化し、その後デニーズがナタデココを使用したドリンクを販売したことでブームに火がつきました。
現在ではかつてのブームは落ち着いていますが、今でも美容パックの原材料として使われるなど、食料品以外の分野でも注目を浴び続けています。
ナタデココの食べ方・レシピのおすすめ
ナタデココは少し手を加えることで、一味違った楽しみ方ができます。ここでは、食物繊維で腸内環境の改善効果もあるナタデココレシピを3つ紹介しましょう。
①ナタデココ入り杏仁豆腐
杏仁豆腐に使われている桂花陳酒は疲労回復・美肌効果があり、楊貴妃も飲んでいたとされています。ナタデココの他に合わせる果物は、シロップ漬けではないものを使うとよりヘルシーな仕上がりになります。
↓詳しい作り方・手順はこちら↓