炭酸を凍らせるとなぜ危険?冷凍してしまった時の対処法と安全なやり方を紹介!

炭酸を凍らせるとどうなるのか知っていますか?今回は、炭酸を凍らせると〈ペットボトル・瓶・缶〉などのようきによっては〈爆発〉してしまうという危険が起こる理由を、凍らせてしまったときの解凍・対処方法とともに紹介します。炭酸を安全に凍らせる方法や、アイスシャーベットにする方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 炭酸を凍らせるとどうなる?そもそも凍らせてもOK?
  2. 未開封の炭酸飲料の冷凍は絶対にNG!
  3. 炭酸を凍らせるのが危険な理由は?爆発するのはなぜ?
  4. ①膨張した液体と抜け出た炭酸ガスで容器が膨張する
  5. ②ペットボトルが圧力に耐えられなくなると爆発する恐れがある
  6. ③缶や瓶は破片が鋭利になりやすくより危険
  7. ④炭酸飲料は種類に限らず膨張する
  8. 炭酸を凍らせてしまったときの対処法は?解凍して飲める?
  9. ①濡らしても良い場所で自然解凍する
  10. ②衝撃を与えないように注意する
  11. ③ただし解凍した炭酸飲料は飲めるが味は変わり炭酸は抜ける
  12. 炭酸を安全に凍らせる方法は?
  13. ①冷凍用の保存袋を使用する
  14. ②中身を少し減らして凍らせる
  15. ③製氷皿やコップなど封をしないで凍らせる
  16. 炭酸を安全に凍らせてアイスシャーベットにする方法を紹介!
  17. 作り方・手順
  18. 炭酸を容器のまま凍らせることは絶対にやめよう

炭酸を凍らせるとどうなる?そもそも凍らせてもOK?

暑い夏には、冷たい炭酸飲料を飲むと清涼感がありリフレッシュできます。冷たさを保つためにも、凍らせて持ち歩きたいと考える人もいるでしょう。実際、炭酸を凍らせるとどうなるのでしょうか。炭酸を凍らせたときに考えられる危険性や対処法について解説します。

未開封の炭酸飲料の冷凍は絶対にNG!

飲料水は、炭酸飲料ではなくても凍らせると液体の体積が増えるので容器が膨張します。炭酸飲料の場合、中に含まれている二酸化炭素の影響もあり、より一層膨張しやすいです。そのため、未開封で容器内にスペースの余裕がない状態で凍らせると、最悪の場合容器が爆発する可能性があります。

冷凍庫の中で爆発すると、掃除が大変なだけでなく、冷凍庫内が破損したり、怪我をしたりと非常に危険です。未開封の炭酸飲料の冷凍は、危ないので絶対にやめましょう。

(*炭酸水の冷凍は危険かについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

炭酸水の冷凍は危険?破裂の恐れも?安全に凍らせる方法を紹介!

炭酸を凍らせるのが危険な理由は?爆発するのはなぜ?

炭酸を凍らせるのは良くないと言われていますが、実際に炭酸を凍らせるとどうなるのでしょうか。ここでは、炭酸を凍らせるのが危険な理由を、爆発する場合のメカニズムと共に説明します。

①膨張した液体と抜け出た炭酸ガスで容器が膨張する

液体は固体へ状態が変化すると、体積が約1.09倍に増えるので、飲料水を凍らせると通常時よりも膨張して体積が増えます。炭酸飲料に含まれている二酸化炭素は、冷凍しても凍らず、炭酸ガスが水から抜け出て気化する性質です。気化した炭酸ガスが内側から容器を圧迫するので、容器内の圧力は高まります。

つまり、炭酸飲料を凍らせると容器内容物の体積が増え、中からの圧力により容器が膨張すると考えられます。

②ペットボトルが圧力に耐えられなくなると爆発する恐れがある

ペットボトル内の炭酸飲料が凍って、液体の体積が増え、炭酸ガスによる圧力が高くなると、ペットボトルがその圧力に耐えられず破裂したり爆発したりする恐れがあります。最近は、ペットボトルの軽量化が進んでおり、耐久性が弱く厚さも薄くなってきているため、より一層爆発しやすいでしょう。

(*ペットボトルの冷凍について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

ペットボトルは冷凍できる?破裂の危険は?凍らせる時間や解凍のコツも解説!

③缶や瓶は破片が鋭利になりやすくより危険

缶や瓶の場合も、ペットボトルと同様に、凍らせると爆発する恐れがあります。缶や瓶は一度開封すると蓋ができないので、未開封のまま凍らせる場合が多く考えられます。

未開封の場合、密閉された容器内の圧力はより高くなり、爆発した際の威力は凄まじく冷凍庫を壊すほどです。缶や瓶の破片は鋭利になりやすく、勢いよく鋭利な破片が飛び散ると、顔や手を怪我する危険が伴います。

④炭酸飲料は種類に限らず膨張する

以下の炭酸飲料は、全て膨張するので冷凍には注意が必要です。

・コーラ
・ジンジャエール
・三ツ矢サイダー
・カルピスソーダ
・オロナミンC


炭酸飲料は種類に限らず膨張するので、凍らせるのはできるだけ避けた方が良いでしょう。最近は、スーパーやコンビニで冷凍専用ペットボトルで飲料水が販売されています。冷凍専用ペットボトルで冷凍できるのは、冷凍専用ペットボトル飲料のみです。

冷凍専用ペットボトルの再利用は耐久性が保証されていないので、炭酸飲料を詰め替えて凍らせるのは避けてください。誤った理解で再利用していると、亀裂や破裂が生じ怪我する危険性があります。

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