オリーブオイルの賞味期限を開封後・未開封で比較!切れた場合の使い道・安全性など解説!
【オリーブ農園maruu監修】オリーブオイルの賞味期限の目安は知っていますか?1年も持つでしょうか?今回はオリーブオイルの賞味期限を〈開封後・未開封〉別に比較して紹介します。オリーブオイルの期限を伸ばす保存方法や、賞味期限切れ・腐った場合の特徴や使い道も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
味の異変としては、以下のようなものがあります。
・フルーティーさがなく油っぽい味
・オリーブの風味がない
開封したてのオリーブオイルは、フレッシュで苦味や辛味、酸味があるものもあります。味での判断は難しいため、匂いや見た目で判断するといいでしょう。
賞味期限が切れても腐ることはないですが、未開封でも開封してからも熱に弱いため酸化している場合があります。酸化したものを摂取し続けると、ビタミンが大きく損なわれる可能性もあると言います。賞味期限を守ることも大切ですが、酸化していないかを匂いや見た目で判断する事も忘れないようにしましょう。
オリーブオイルを賞味期限切れで食べる危険性は?
続いてオリーブオイルを賞味期限切れで食べると、どのような症状が出るのか見ていきましょう。
①腹痛を起こすことがある
オリーブオイルは期限が切れると、酸化し毒性を持つため食あたりを起こし腹痛の症状が出てきます。賞味期限をきちんと確認し、酸化をしていないか色や匂いを確認してから使用すると良いでしょう。
②肝臓への負担がかかることがある
酸化した油には、消化器官や血液の流れに悪影響を及ぼす有害物質である過酸化脂質が含まれています。過酸化脂質を分解できる臓器が肝臓のみのため、肝臓に負担がかかり、肝機能障害や脂肪肝になる場合があるため注意が必要です。
(*オリーブオイルの酸化について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)
オリーブオイルの賞味期限を伸ばす保存方法は?
賞味期限を切らすと酸化が進みやすいオリーブオイルですが、伸ばす保存方法はあるのかいくつか紹介します。
①直射日光に当てない
オリーブオイルは光に弱いため、直射日光が当たる場所に置いておくと酸化が進みやすくなります。緑色や黒色の遮光瓶に入った製品が多いですが、透明な瓶に入っているものは戸棚にしまうか、アルミホイルで包み、必ず直射日光が当たらない暗所に置くようにしましょう。
内海淳彦
オリーブ農園maruu
直射日光はもちろんですが、蛍光灯の光でも劣化は起こります。瓶の色にかかわらず、保管は暗所がおススメです。
②常温で保存する
オリーブオイルは30度以上の高温に長時間置くと、熱に弱いため劣化してしまいます。特にガスレンジや冷蔵庫付近は高温になりやすいので、近くには置かないようにしましょう。また、低温の5度以下で保存すると瓶に白い結晶が出てきますが、温度が高くなると戻ります。何度も繰り返すと香りが飛ぶため、冷蔵庫に入れておくのもよくありません。
高温も低温もデメリットがある為、常温保存が好ましいです。