おにぎりは消費期限切れでも食べられる?コンビニ・手作り別の保存期限の目安を紹介!
おにぎりの消費期限の目安を知っていますか?消費期限切れでも食べられるのでしょうか?今回は、おにぎりの消費期限の目安を〈コンビニ・手作り〉別に比較して紹介します。おにぎりの消費期限を伸ばす保存方法や、期限切れ・腐った場合の特徴も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
次におにぎりが腐っていると判断しやすいのが見た目です。
・ネバつき、べたつきがある
・お米が糸を引いている
・カビが生えている
・お米や具材の色が変色している
おにぎりは腐りだすとお米の栄養分などが溶けて水分が抜けだし、ネバついたり、糸を引いたりします。その原因は、腐敗菌と呼ばれる雑菌が繁殖することで起こります。また、お米や具材にカビや、変色があれば腐っているので廃棄しましょう。
③味
おにぎりの匂いや見た目で腐っているかどうかわからない時は、少しだけ味見をして判断しましょう。
・酸味がある
・ネチャっとした変な食感がある
・味に違和感がある
この場合に気をつけておきたいことは、味見は少量におさえておくことです。通常のおにぎりにはない酸味、ネチャっと歯にくっつくような食感、味に違和感がある場合はすぐに食べるのをやめて吐き出すことが大切です。
おにぎりの消費期限を伸ばす保存方法は?
おにぎりは消費期限が短い食べ物ですが、保存方法によっては期限を伸ばすことができます。冷蔵保存、冷凍保存する場合のポイントを紹介します。
①野菜室で冷蔵保存
おにぎりを冷蔵保存していると、冷蔵室の温度が低すぎるためにパサついて固くなり、美味しくなくなってしまうことがよくあります。コンビニおにぎりの陳列棚は、通常15℃くらいに設定されていますが、家庭にある冷蔵室は2~4℃の設定のため、おにぎりの保存には温度が低すぎるのが原因です。
野菜室は野菜の鮮度を長持ちさせるため、5℃前後に設定してあります。ラップでくるんだおにぎりやコンビニおにぎりを袋に入れたまま保存すると、コンビニの陳列棚の状態に近くなり、比較的味を落とさずに食べられます。
②冷凍保存は向き・不向きがある
おにぎりは冷凍保存をすれば、約1か月くらい消費期限を伸ばすことができます。ただし、冷凍保存できるおにぎりは具材により向き・不向きがあります。冷凍に向くのは、梅、焼き鮭、昆布、おかかなどの定番の具材です。これらは冷凍、加熱しても味に問題がありません。保存する際はラップで包み、ジップロックに入れると更に良い状態で保存できます。
一方、冷凍に不向きの具材は、いくらやすじこなど生ものの具材です。これらは電子レンジで温めると、生臭さや具材のパサつきなど味に変化が起きてしまいます。マヨネーズを使った具材も冷凍すると、油、酢、卵が分離して温めると油っこくなり冷凍には向いていません。
(*おにぎりの冷凍保存について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
日持ちするおにぎりを手作りする方法は?
おにぎりは、毎日食べても飽きがこない昔から親しまれている日常食です。簡単に作ることができて、とても便利で美味しい食べ物ですね。ここではおにぎりを手作りする際に、長く日持ちさせられる方法を紹介します。
①ラップ・ビニール手袋を使って握る
おにぎりが早く傷んでしまう大きな原因の一つは、手に付着している雑菌が増殖するためです。手作りおにぎりを作る前にどれだけ手をきれいに洗ったとしても、爪や手のひらのシワ、指紋などに潜む目にみえない雑菌は落しきれていません。
その雑菌が増殖したおにぎりを食べてしまうと、嘔吐、下痢、腹痛などの食中毒を引き起こす可能性があります。ラップ・ビニール手袋を使うことで、おにぎりに雑菌が付着しにくくなり、日持ちしやすくなります。
②腐りにくい具材を使う
腐りにくい具材を使って作ることも、おにぎりを日持ちさせるポイントです。おすすめの具材をいくつか紹介します。
・梅
・大葉
・昆布
・ごま塩
・おかか
おにぎりの定番具材がほとんどで、どれもシンプルな具材です。これらは「水分が少なめ」、「酸味がある」、「塩分が多め」など日持ちしやすい共通点があります。これに対して、たらこやいくらなど生もの、エビマヨやツナマヨなどマヨネーズを使ったもの、炊き込みご飯などは腐りやすい具材なので使わないほうが良いでしょう。