ゼラチンの代用品7選!マシュマロ・アガーは代わりになる?使うメリットも紹介!
ゼラチンがないときの代用方法を知っていますか?今回は、〈アガー・寒天・マシュマロ〉などゼラチンの代用品を、使った人の口コミをもとに紹介します。〈レアチーズケーキ・フレーツジュレ〉など、代用品を使った料理レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ゼラチンがないときは…?代用できる?

夏に食べたくなる冷たいデザートは自宅でも手軽に作れますが、ゼラチンを使うレシピが多いです。冷たいデザートを作ろうとした時に、ゼラチンが家に無かったり、ゼラチンが売り切れていたりしたら困ります。今回は、そんなときにゼラチンの代用品となるものを紹介します。
ゼラチンの代用品のおすすめは?

ゼラチンの代用品には聞き慣れない名前のものや多くの家庭に常備されているものなど、様々な食品があります。それぞれの原材料、特徴、どんな料理に代用するとよいかなどを解説します。
①アガー
アガーの原材料は植物性で、紅藻類の海藻と豆類の種子からの抽出物を混合した粉末です。アガー自体は無色透明で、ゼリーに使用すると透明度が高く美しい仕上がりになるため、フルーツゼリーに使用すると中に入れた果物がきれいに見えます。食感はゼラチンと寒天の間のような仕上がりです。
料理には90℃以上の熱湯で溶かして使用しますが、ゼラチンと比較すると固まり始める温度が30~40℃と高く、ダマになりやすいのでアガーを溶かした液体と他の食品を混ぜる場合は手早く行いましょう。また、ゼラチンと比較すると常温でも溶けにくい特徴もあるため、持ち運びが必要な場合に適しています。
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ふるふる食感のみかんゼリーは、アガーで作るとフルーツの素材を生かした透明度バツグンのゼリーになりますよ♪#waterstand #水 #お水の活用術 #アガー
アガーを使った水ゼリーのレシピはこちら⇒https://t.co/zD5Uy2000z pic.twitter.com/TXpvt8jzQl
②寒天
寒天の原材料はテングサなどの海藻で、一般的にデザート作りの材料として使用するのは棒寒天もしくは粉末寒天です。寒天はアガーと同様に90℃以上の熱湯に溶けますが、お湯に混ぜるだけでは溶けにくく、お湯と一緒に加熱して煮溶かす必要があります。
また、みつ豆に入っている寒天をイメージすると分かりやすいですが、寒天は固まると白濁するので透明感のあるゼリーを作りたい場合には向きません。食感はゼラチンの場合よりも固く歯切れがよいのが特徴です。ゼラチンの代用品として、同量の寒天を使うと固く仕上がることも覚えておきましょう。寒天もアガーと同様に、常温で溶けにくい性質があります。
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カルピスが美味しい季節です
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③マシュマロ
ゼラチンの代用品でなぜマシュマロなのかと思うかも知れませんが、マシュマロの原材料にはゼラチンが使われています。そのため、水とマシュマロを煮溶かしてから材料と合わせると液体を固めることができます。
ゼラチンの代用品としてマシュマロをうまく使用するためのポイントは、溶かす前にマシュマロの表面の粉を水で洗い流すことと、マシュマロ自体が甘いためレシピよりも砂糖の分量を減らして調整することです。ゼラチンを使う場合は事前に水にふやかすひと手間が必要ですが、マシュマロの場合は表面の粉さえ洗えばすぐに鍋に入れて溶かして使うことができます。
コンバンワヽ(○・▽・○)ノ゙ +.゚*―!!
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いつもありがとうございます(⋆ᵕᴗᵕ⋆).+*ペコ
イチゴとマシュマロでふわふわムースを作ってみました🍓✩°。⋆♡*°
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④片栗粉
片栗粉はとろみづけに利用するイメージが強く、ゼラチンの代用品としては意外かもしれませんが、とろみづけよりも多めに溶かして加熱をし、そのまま冷やすとなめらかに固めることができます。
片栗粉は本来植物のカタクリが原材料でしたが、現在はじゃがいもが使われ、仕上がりはもちもちとした食感です。そのため、さっぱりさが求めされるゼリーよりはプリンを作る場合にゼラチンの代用品として適していると言えるでしょう。片栗粉は比較的どの家庭でも常備されていることが多い食材のため、ゼラチンの代用品としても使えるのは便利です。
アメブロを更新しました。
— 三姉妹母ちゃんMin (@Min49061297) June 18, 2020
『【簡単!】片栗粉で!材料3つ!とろけるミルクプリン』#簡単レシピ
https://t.co/2Lz1ohjHgC
(*片栗粉について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
⑤葛粉
葛粉の原材料は、植物の葛の根です。葛粉を使うお菓子では葛餅を思い浮かべ、ゼラチンよりももちもちした食感になるのではないかとイメージされる方も多いでしょう。
しかし、葛粉には分量によって食感を調節できる特徴があり、多めに使えばもちもち食感に、少なめに使えばゆるくてなめらかなゼラチンやアガーとはまた違った独特の食感のゼリーを作ることができます。例えば葛粉でゼリーを作る場合、ジュースなどに葛粉を直接入れ、ツヤと粘りが出るまでかき混ぜながら加熱した後に冷やすだけなので、手順も簡単です。
【新感覚ゼリー】
— FOODIE (@mi_foodie) July 2, 2017
ゼリーなのに、ぷにゅっと食感♪
「葛粉」を使ったゼリーのレシピ。https://t.co/jKrGSsYK7m#FOODIE #スイーツ #菓子 #ゼリー #作り方 #レシピ #お菓子作り #フルーツ #クオカ pic.twitter.com/rn9alPYQct
⑥ペクチン
ペクチンとは野菜や果物の皮に多く含まれる食物繊維の一種で保水性を持ち、ジャムのとろみの元となる成分です。ジャムやお菓子作りに使うペクチン粉末の原材料はりんごや柑橘類で、HMペクチンとLMペクチンの2種類があります。
HMペクチンは酸や糖に反応して固まるため、高糖度ジャムのとろみづけやゼリー作りに向き、LMペクチンはカルシウムに反応して固まるため、乳製品を使うムースやゼリーを作りに向きます。フルーチェが固まるのはLMペクチンの作用を利用しているため、ゼラチンの代用品にペクチンを使用した場合もフルーチェのようなやわらかい食感をイメージしてください。
自家製リンゴジャム。
— y@su.kota (@suumsa) February 14, 2020
お友達に好評でリピートリクエスト率高い(笑)
ついでに少しだけ、透明にするやつも久しぶりに作成。
ペクチンでプルンとゼリーみたいになります(笑)
これは…紅茶とかに入れてます❢ pic.twitter.com/MW7V1XrnjI
⑦コラーゲンは代わりにならない
ゼラチンはコラーゲンから作られますが、原材料には牛や豚などの動物が使用されることが多いです。動物の骨や皮から抽出されたコラーゲンを加熱し、水に溶けやすい構造に変化させることでゼラチンが作られます。
市販の粉末コラーゲンはコラーゲンペプチドといってゼラチンを加工し、タンパク質の鎖を短くしたものです。コラーゲンペプチドになると体内での吸収率が上がるため、体内で役立ちやすくなります。コラーゲンペプチドはゼラチンから加工される過程で、熱で溶けて冷やすと固まる性質が無くなるため、ゼラチンの代用品として使用することができません。
ゼラチンの代用品を使うメリットは?

ゼラチンを使うメリットのひとつに、常温で溶けやすい性質から得られるゼリーの口どけのよさが挙げられます。しかし、この後解説するゼラチンの代用品を使うメリットを知ることで、今後のデザート作りではあえてゼラチンの代用品を使用する選択肢も出てくるでしょう。
①ゼラチンで固まらない食材も固めることができる
ゼラチンでは、生のキウイやパイナップルを使ったゼリーを作ることができません。その理由は生のキウイやパイナップルに含まれるタンパク質分解酵素がゼラチンに含まれているタンパク質を分解し、ゼリーが固まらなくなるためです。
先ほど紹介したゼラチンの代用品の中でマシュマロ以外は、原材料が植物性でタンパク質を含まないため、生のキウイやパイナップルを使用したフレッシュでさわやかなゼリーを作るのにゼラチンの代用品が活躍します。この場合は、特に寒天やアガーがおすすめです。
②ベジタリアンでも食べられる
ゼラチンは牛や豚の骨や皮が原材料に使われているため、宗教上や健康上の理由などからベジタリアンやヴィーガンになっている方はゼラチンが使われている料理やお菓子を食べることができません。
マシュマロ以外の代用品は原材料が海藻やいもなどの植物性の食品のため、ベジタリアンやヴィーガンの方がいらっしゃるときはそれらの代用品を使用すると皆で同じ料理を楽しむことができます。
③寒天などカロリーが低くダイエット向き
ゼラチンの主成分であるタンパク質は1gで4kcalですが、ゼリー作りに使用するゼラチンの分量から考えるとゼラチンがら摂取するカロリーは1人前で約3kcalとわずかです。
しかし代用品の中でも、原材料に海藻が使われている寒天やアガーで代用した場合はカロリーがほぼゼロなだけでなく、食物繊維が豊富で、便秘解消に役立ったり、水と一緒に寒天やアガーで作ったゼリーを食べると膨張して満腹感が得られたりするため、ダイエット中のおやつに向いています。
(*ゼラチンのカロリー・糖質について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ゼラチンの代用品で作れる料理レシピ
ここではゼラチンを全く使用せず、ゼラチンの代用品で簡単に作ることができる定番の冷たいデザート3品を紹介します。紹介するレシピからアレンジもできます。
①レアチーズケーキ
こちらはゼラチンの代用として、マシュマロを使っています。お菓子作りはたくさんの材料を計量するのが手間ですが、マシュマロが砂糖とゼラチンの役割を兼ねているため、土台以外は4つの材料だけで簡単に作ることができます。
②フルーツジュレ
フレッシュなキウイがたっぷり入ったゼリーには、アガーを使用しています。このゼリーの輝きや透明感はアガーならではです。ゼリー液の分量を覚えておけば、さまざまな果物を使って美しいフルーツジュレを作ることができます。
③いちご牛乳プリン
こちらはゼラチンの代用品として、片栗粉を使用したレシピです。片栗粉があれば、牛乳プリンを簡単に作ることができます。いちごをバナナやきな粉などに代えてアレンジができます。
ゼラチンがなくても大丈夫
冷たいデザート作りにはゼラチンが不可欠なイメージが強いですが、ゼラチンの代用品を使用した場合のメリットも多くあることが分かりました。ゼラチンがなくても、作りたいレシピや食感の好みなどに応じて今回紹介したゼラチンの代用品を使ってデザート作りにチャレンジしてみてください。