梅シロップの白い泡はカビ?見分け方は?原因・対処法や予防する作り方も解説!
梅シロップに白カビや泡が生えたことはありますか?食べられるのでしょうか?今回は、〈白カビ・青カビ〉など梅シロップのカビの種類の見分け方や、食べて良い場合の判断も画像を用いて紹介します。カビが生える原因・対処法や、予防する作り方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
梅シロップは高温多湿な時期に作るため、空気に触れ続ける梅があると空気中の水分がつき、カビが繁殖しやすくなります。必ず梅が液に浸かるようにし、どうしても出るようであればラップをかぶせて空気に触れないようにしましょう。漬け始めは梅の水分も多く、水分が丈夫の方に溜まりやすくなるので、こまめに振って混ぜることも大切です。
④温度・湿度の高いところで保存した
梅シロップはできるだけ涼しい場所で保存しましょう。高温多湿の場所では梅が腐敗しやすくカビが生える原因となります。また、温度が高いと発酵が進むので、砂糖の甘みがなくなりシロップを通り越して梅の風味のあるお酒になってしまいます。子供やお酒の弱い人は飲めなくなるので、冷暗所などの涼しい場所で保存しましょう。
甘いままで飲みたいなら、砂糖を少しずつ入れていき、梅のエキスとのバランスをとりながら発酵させないように作っていきます。
(*梅シロップの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
梅シロップに白カビが生えた時の対処法は?
梅シロップには、どれだけ対処をしても白カビなどが繁殖することがあります。しかし、青カビや黒カビが生えたものとは違い、白カビであれば対処ができると言われています。白カビが生えた時の対処法はどうすれば良いでしょうか。
①カビの状態・ニオイを確認する
カビのようなものを梅シロップに見つけたらカビの状態をよく見てみましょう。泡が出ていれば酵母菌ですが、青かったり黒かったりと白以外の色であれば飲めません。また、蓋を開けてみて匂いを確認することでも見分けられ、フルーティーな香りなら酵母菌です。少しだけならそのままかき混ぜても問題ありません。
蓋をしたままにすると、発酵した時に発生するガスが溜まって蓋が飛ぶことがあります。ガス抜きをするために蓋を開けてから混ぜるようにしましょう。しかし、青カビや緑カビなどの他のカビならツンとした鼻につく臭いがするので、その場合は飲まずに廃棄してください。
②シロップを沸騰し消毒する
少しの発酵なら混ぜる程度で問題ありませんが、混ぜても発酵するようならシロップを煮詰める方法があります。手順は以下のようになります。
1.梅シロップの梅を全て取り出す
2.シロップを鍋に入れ、弱火で10分沸騰させないように煮詰める
3.漬け始めて10日未満なら梅を戻し、10日以上経っていて梅にしわがあるようなら入れない
4.冷暗所で保存する
梅は漬け始めて10日ほどはエキスが出切っていないため、戻すようにしましょう。10日以上ならエキスがで切った状態なので戻さなくても構いません。煮詰めている間はアクが出るので、必ず取り除きながら煮詰めてください。
③梅酒にする
梅シロップにホワイトリカーを加えることで、梅酒として作り直す方法もあります。必ず35度以上のアルコールで作るようにしますが、ブランデーなどを加えても美味しく仕上がり、色々試すのも良いでしょう。飲み頃は、仕込んでから半年から1年後になります。
また、昔ながらの梅酒とは違いますが、梅シロップとワインやカシスリキュールにソーダ水を混ぜることで、カクテルのような使い方もできるのでこちらもおすすめです。
梅シロップのカビ・発酵を予防する作り方は?
梅シロップは梅の手間や時間を考えると、できるだけ失敗は避けたいものです。作る前にカビや発酵を予防する作り方を知っておきましょう。梅シロップを失敗させないために、いくつかポイントがあるので紹介します。
①こまめに混ぜる
梅シロップを作ったら、毎日こまめに混ぜるようにしましょう。特に漬け始めはエキスに浸かる部分と浸からない部分があるので、満遍なくエキスと砂糖が行き渡るようにします。梅シロップは氷砂糖で作るのが一般的ですが、氷砂糖が溶けてなくなり始めたら菜箸やスプーンなどでかき混ぜると、梅のエキスが全体にしっかり混ざり美味しく出来上がります。
この時も、菜箸やスプーンはしっかり焼酎などの高アルコールのもので消毒してから使いましょう。心配なら、蓋をしっかりしてひっくり返したり振っても構いません。できるだけ瓶の中身が均一になるようにします。