カモミールは植えてはいけない?増えすぎる?理由やメリット・育て方も紹介!

カモミールは植えてはいけないのでしょうか?今回は、ローマンカモミールなどのカモミールを植えてはいけない理由や、〈地植え・鉢植え〉別の失敗しない育て方を紹介します。カモミールを植えるメリットや、植えてはいけないハーブ3選も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. カモミールを植えてはいけないって本当?ローマンカモミールは?
  2. カモミールを植えてはいけないと言われる理由は?
  3. ①繁殖力が強い
  4. ②大きくなりすぎる
  5. ③害虫が寄ってくる
  6. ④花が咲かない品種がある
  7. ⑤アレルギーを発症する可能性がある
  8. カモミールを植えるメリットは?
  9. ①観賞用として楽しめる
  10. ②香りにリラックス効果を持つ
  11. ③食べると健康効果が得られる
  12. カモミールの失敗しない育て方は?注意点は?
  13. カモミール以外の植えてはいけないと言われるハーブは?
  14. ①シソ/赤シソ
  15. ②レモンバーム
  16. ③オレガノ
  17. カモミールを植えてはいけない理由を把握しよう

カモミールを植えてはいけないって本当?ローマンカモミールは?

白い花びらをもつ可愛らしい花が特徴のカモミールですが、植えてはいけないって本当でしょうか。また、ローマンカモミールの場合は、どうなのでしょうか。この記事では、カモミールを植えてはいけないと言われている理由などについて詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。

カモミールを植えてはいけないと言われる理由は?

一度は道端で見たことがあるカモミールですが、植えてはいけないと言われている理由は何なのでしょうか。ここでは、カモミールを植えることのデメリットを5つのポイントに絞って紹介します。

①繁殖力が強い

カモミールは、非常に繫殖力の強い植物として知られています。こぼれ種によって広範囲に広がる特徴を持っている植物なので注意が必要です。鉢などの決められた範囲だけで育てる場合は大丈夫ですが、庭などに植えると予期せぬ広がりを見せることがあります。

②大きくなりすぎる

カモミールは繫殖力の高さだけでなく、大きさについても注意が必要です。種類にもよりますが、カモミールは30センチから60センチにもなります。また、地を這うように成長していくので、カモミールが一面に広がった際は処理も大変になるでしょう。

③害虫が寄ってくる

カモミールは、アブラムシやハダニなどの害虫がつきやすい植物のため、植えてはいけないと言われています。アブラムシをはじめとした害虫はカモミールの見た目や成長に悪影響を及ぼすほか、周りの植物にも被害が出る可能性があるので注意が必要です。対処方法としては適切な間隔で植え、風通しを良くしましょう。

定期的に植物を観察して早期に害虫を発見することや、収穫後やシーズンオフに古い植物の残骸を除去するなどして害虫が寄り付かない環境にすることが有効でしょう。

④花が咲かない品種がある

可愛らしい白い花が素敵なカモミールですが、品種によってはあまり花が咲かないものもあります。鑑賞用として育てる場合は、種類の選び方にも注意が必要です。ジャーマンカモミールは花の数が多く、ローマンカモミールは花の数が比較的少ないという特徴があります。また、ノンフラワーカモミールという品種はほとんど花を咲かせません。

⑤アレルギーを発症する可能性がある

カモミールによりアレルギーを発症する場合もあり、以下のような症状がみられます。

・流涙
・くしゃみ
・消化管障害
・皮膚炎
・アナフィラキシー


カモミールティーなどで直接身体に入れることもあるカモミールですが、アレルギーを発症する可能性もあるので、植物の花粉にアレルギーがある方は気を付けるようにしましょう。

また、カモミールは鉄サプリメントの吸収を低下させたり、一定の薬の効果を増強させたりする性質もあります、カモミールを栽培、摂取する場合は後悔しないように下調べをしておきましょう。

カモミールを植えるメリットは?

カモミールを植えることによるデメリットを紹介してきましたが、反対に、カモミールを植えるメリットはあるのでしょうか。ここでは、カモミールを植えるメリットを紹介しているので、参考にしてみてください。

①観賞用として楽しめる

繁殖力が強く管理が難しいカモミールですが、可愛らしい花を咲かせるためプランターなどで範囲を区切って育てれば観賞用として楽しむことができます。ただ、カモミールには害虫が付きやすいので、近くでほかの植物を育てる際は注意が必要です。

②香りにリラックス効果を持つ

カモミールの香りには、リラックス効果があることが知られています。アンゲリカ酸エステル類という香り成分が高い鎮静作用を持っており、自律神経を整えてくれたり、不安やイライラを和らげたりしてくれるでしょう。

また、就寝前にカモミールティーを飲むことや、カモミールのエッセンシャルオイルを使ったアロマテラピーの香りで深い眠りを促進することも可能です。なお、芳香はカモミールの種類によって異なり、ローマン種の精油ではリンゴのような甘い香り、ハーバル種ではハーブ感の強い香りが楽しめます。

③食べると健康効果が得られる

カモミールは香りだけでなく、食べると健康効果が得られる植物としても知られています。

・睡眠促進作用
・血糖値が下がる
・胃が落ち着く
・生理痛が緩和する

上記のような健康効果を得るために、カモミールをハーブティーとして摂取するのもおすすめです。また、カモミールに相性のいいハーブであるローズヒップやペパーミントなどと一緒に摂取することでカモミールの効果を高めることができます。

(*カモミールの効能や副作用について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

カモミールの効能は?美肌効果あり?妊娠中に飲んでも副作用はない?

カモミールの失敗しない育て方は?注意点は?

栽培方法 鉢植え(プランター) 地植え(庭植え)
栽培環境・日当たり ・日当たりの良い場所 ・日当たりの良い場所
水やり ・表土が乾いたら水やり ・植え付け直後はたっぷり
肥料 ・定期的に液体肥料を使用 ・有機肥料を使用
種まき・植え付け・植え替え ・春または秋に種まき・植え替えは1〜2年に一度 ・春または秋に植え付け・植え替えは不要が多い
その他 ・鉢やプランターのサイズに注意 ・適宜剪定して形を整える・繫殖しすぎないように注意

カモミールは、初心者でも比較的育てやすいハーブと言われています。カモミールには大きく二つの種類があり、一つは地面を覆うように広がり、芝生の代わりにもなるローマンカモミールです。そして、花を収穫してハーブティーに使うことが多いジャーマンカモミールがあります。

種まきはどちらの種類も春または秋に行い、土は種に対して軽く覆う程度でよいでしょう。注意点として、カモミールは光発芽性のため覆土は薄くするか、覆わないことが重要です。苗や種を植えるときは、適切な間隔を保つことで通気性が良くなり、病気の予防につながります。

また、カモミールは湿気に弱いので、特に梅雨時期や長雨の際には注意が必要です。鉢植えの場合は排水性の良い鉢を使用しましょう。

カモミール以外の植えてはいけないと言われるハーブは?

カモミール以外にも植えてはいけないとされているハーブはあるのでしょうか。ここでは、カモミール以外の植えてはいけないと言われているハーブについて対処法も含めて紹介しているので、参考にしてみてください。

①シソ/赤シソ

シソは他の植物の成長を抑制する物質を放出する現象である、アレロパシー効果を持つ植物とされています。シソが放出する化学物質が土壌中に残り、他の植物の発芽や成長を阻害する可能性もあります。シソを植えている場所では他の植物が育ちにくくなることがあるので、シソの近くで植物を生育する場合は注意が必要です。

(*シソ/赤シソの育て方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

シソ/赤シソは植えてはいけない?増えすぎが理由?メリット・育て方も紹介!

②レモンバーム

レモンバームはその名の通りレモンのような香りがするハーブの一種です。ただ、育てる場合はハーブと同様に注意が必要で、その繁殖力の強さから植えると一気に広がりやすいです。また、地上部だけでなく地下茎も残るため、新しい芽が次々と生えてきて、一度広がると完全に取り除くことが難しくなるでしょう。

こちらも鉢などで範囲を決めて育てることで、広がりをコントロールしやすくなるでしょう。

(*レモンバームの育て方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

レモンハーブは植えてはいけない?理由は?メリットや育て方・使い方も紹介!

③オレガノ

オレガノは多くの料理に使われる爽やかな香りが人気のハーブですが、植える際にはいくつかの注意点があります。オレガノも繁殖力が強く、一度広がると周りの植物の成長に必要な栄養素や水分までも奪ってしまいます。

庭などの地面に直接植える場合は、地下茎が広がらないように深さ30センチメートル以上のバリアを設置することが有効です。また、定期的に収穫して混みあわないように管理することも大切です。

(*オレガノの育て方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

オレガノは増えすぎる?地植えNG?使い方や大量消費レシピを紹介!

カモミールを植えてはいけない理由を把握しよう

見た目が可愛らしいカモミールですが、強い繫殖力や害虫が寄り付きやすい特徴があるため、気軽に植えてしまうとほかの植物にも悪影響を及ぼす可能性があります。ただ、観賞用でプランターに植えてみたり、ハーブティーで健康効果が得られたりメリットも多いです。カモミールを植えてはいけない理由を理解し、上手に生活に取り入れてみましょう。

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