ジャムに生えるカビの見分け方や対処法は?食べられる?正しい捨て方・保存法も解説!
ジャムにカビが生えていたことはありますか?カビが生えても食べられるのでしょうか?今回は、〈白カビ・青カビ〉などジャムのカビの種類や見分け方を画像と共に紹介します。カビが生えた時の対処法・捨て方やカビを食べたらどうなるか、正しい保存方法なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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- ジャムにカビが生える原因は?
- ①温度や湿度が高いところで保存している
- ②蓋が空いている時に瓶に菌が入る
- ③糖度が低く水分が多く含まれている
- ジャムのカビの見分け方は?食べれる?【画像】
- ①ふわふわの白い綿のようなもの
- ②青や緑色の粉のようなもの
- ③表面に白い結晶のようなもの
- ④カビの臭いがする
- ジャムのカビを食べてしまった場合の対処法は?
- 少量なら問題はない
- ジャムにカビが生えた時の対処法・捨て方は?
- ①ジャムにカビが生えた時の正しい捨て方
- ②カビのところを取り除いて加熱する
- ジャムのカビにくい保存方法・対策は?
- ①開封後は冷蔵庫で保存する
- ②長期保存する場合は冷凍保存する
- ③蓋を開けっぱなしにしない
- ⑤清潔なスプーンを使う
- ⑥手作りの場合はジャムが熱いうちに清潔な容器に入れる
- ジャムにカビが生えないようにしよう
ジャムにカビが生える原因は?
ジャムは一般家庭に常備されていることも多い身近な食材ですが、保存中にカビが生えてしまうことが少なくありません。ジャムにカビが生えやすくなる原因はいくつかあるので、原因を理解してカビの発生を防ぎましょう。
①温度や湿度が高いところで保存している
カビは、温度や湿度が高い環境で繁殖しやすい性質を持っています。また、温度・湿度以外にも酸素・栄養分といった条件が揃うとたった数時間で増殖が始まるのが特徴です。そのため、カビの栄養になる糖分を豊富に含んだジャムを高温多湿の環境で保存した場合には、カビは非常に速いスピードで繁殖する可能性があるでしょう。
②蓋が空いている時に瓶に菌が入る
空気中には、人間の目には見えない多くのカビや細菌が浮遊しています。空気中のカビや細菌は、通常の暮らしをしていればその発生を防ぐことは基本的に不可能です。ジャムにカビが生えるのは、この空気中に浮遊したカビや細菌が、瓶の蓋が空いたジャムの中に入り込んで増殖することが原因です。
③糖度が低く水分が多く含まれている
ジャムに多く含まれている砂糖には、カビや細菌の繁殖に必要な水分を吸収して、カビや細菌の増殖を防ぐ防腐効果があります。しかし、砂糖の防腐効果は高糖度の食品でしか発揮されないため、糖度の低いジャムの場合には砂糖の防腐効果が弱くカビが発生しやすいのが特徴です。
また、水分量の多いジャムも糖度が低くなるため、砂糖の防腐効果が発揮されにくくなります。カビの発生を防ぎたい場合は、手作りの際は特にジャムの糖度や水分量にも気を付けることが大切です。
(*ジャムの賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ジャムのカビの見分け方は?食べれる?【画像】
ジャムの見た目が変化していると、カビが生えたと思ってすぐに捨ててしまう場合もあるかもしれません。しかし、ジャムはカビ以外でも見た目が変わることがあるので、カビかどうかを見分けることも大切です。ここでは、ジャムのカビの見分け方を画像付きで解説します。
①ふわふわの白い綿のようなもの
出典: @m0t0b0ng0re
ジャムに上記の写真のようなふわふわの白い綿のようなものが見られた場合は、白カビが生えてしまっているので食べない方が無難です。味噌や甘酒づくりに使用される麹菌も白カビの一種であることからも分かる通り、白カビを食べても体に害がない場合や、むしろ体に有用な働きをするケースもあります。
しかし、白カビの種類によっては、胃痛や腹痛・下痢などの症状を引き起こすものもあるので注意が必要です。さらに、腹痛などの直接的な症状はなくても、癌を誘発して健康を害する白カビの種類もあるためなるべく食べない方が良いでしょう。
②青や緑色の粉のようなもの
出典: @BullsKz
ジャムに青や緑色の粉のようなものが見られた場合は、青カビが発生している可能性が高いと言えます。青カビも白カビと同様に、食べても健康を害さない種類もあれば、健康に悪影響を与える種類もあります。健康に害があるかどうかは見た目では判断できないので、基本的には青かびが生えたジャムは食べない方が良いでしょう。
また、青かびはカビアレルギーの原因になる場合もあり、人によっては食べた後に呼吸器症状を起こすこともあります。ほか、発がん性などの強い毒性を持つ青カビもあるので注意が必要です。