バナナに黒い部分・斑点ができる原因は?食べても大丈夫?保存方法や救済レシピも紹介!
【株式会社アグオル監修】バナナに黒い部分・斑点があったことはありますか?今回は、バナナの〈皮・中身〉にある〈黒ずみ・斑点〉の正体・原因や食べられるのかについて紹介します。正しく追熟・保存する方法や救済レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- バナナの中・皮が黒くなっても食べられる?
- バナナの中の黒い部分・黒ずみの正体とは?カビ?
- バナナの果肉の黒い部分・黒ずみの原因は「タンニンの酸化」が主
- タンニンの酸化が起こる原因・理由と対処法
- カットバナナが黒く変色するのも「タンニンの酸化」が原因
- バナナの中身が黒い場合は食べても良い?
- 基本的に食べても問題ない
- ただし、バナナが腐っている場合は要注意
- バナナの皮にある黒い斑点・黒ずみの正体は?
- バナナの黒い斑点はシュガースポット
- バナナの皮の黒ずみは低温障害が原因
- バナナを正しく追熟・保存する方法
- ①バナナスタンドを使う
- ②15℃から20℃の環境で保存する
- ③野菜室で保存する
- ④冷凍庫で保存する
- ⑤美味しいバナナを選ぶ
- 黒いバナナの救済レシピも紹介
- ①バナナケーキ
- ②バナナサラダ
- ③黒ゴマバナナジュース
- バナナが黒くても大丈夫
バナナをそのまま置いておくと、触れた部分が黒ずんで痛みが早くなってしまいます。バナナを保存する際は、房の部分を引っかけて吊るすバナナスタンドを使うのがおすすめです。これを使うと、バナナが宙吊りになって圧迫されないので、バナナが傷みにくくなります。バナナスタンドがない場合は、S字フックや紐を使ってバナナを吊るすと良いでしょう。
②15℃から20℃の環境で保存する
バナナの理想的な保存温度は、15℃から20℃の環境です。熱帯性の果実であるバナナは、13℃以下の寒い場所で保存すると熟成が進まず、皮が黒ずんでしまいます。一方で、夏場のような気温の高い場所ではバナナが腐りやすくなります。バナナを買ってきたら、袋から出して風通しの良い涼しい場所で吊り下げてバナナを保存しましょう。
奈佐貴之
株式会社アグオル
夏場はクーラーがついている部屋、冬場は暖房がついている部屋が最適です。人が過ごしやすい温度感がバナナにとっても過ごしやすい温度帯です。
③野菜室で保存する
低温に弱いバナナを冷蔵室で保存すると、熟成が遅れて皮が黒ずんでしまいます。そこで、夏場のような気温が高い季節には、冷蔵庫の中でも温度が高めに設定されている野菜室で保存するのがおすすめです。
野菜室でバナナを保存する前に、まずバナナが熟するまで室温に置き、好みの熟成度合にします。その後、バナナを一本ずつ新聞紙で包んでビニール袋に入れて口を縛り、野菜室で保存してください。バナナを新聞紙で包むことで、湿度や冷気を最適な状態で保存することが可能です。
④冷凍庫で保存する
夏の暑い時期には、バナナの冷凍保存もおすすめです。バナナの皮にシュガースポットが現れたら、一口大に切って重ならないように容器に並べて冷凍します。
冷凍したバナナは、室温に出して15分くらい置くとアイス感覚で食べられます。また、凍ったバナナをミキサーにかけて牛乳を加え、ドリンクにしても美味しいものです。冷凍したバナナを室温に放置して解凍すると、味や食感が落ちるので避けましょう。
(*バナナの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
⑤美味しいバナナを選ぶ
最後に、美味しいバナナの選び方について紹介します。
・傷やシュガースポットがなく黄色い
・バナナの角が丸みを帯びている
・茎が短くて太い
皮に黒ずみやへこみがあるバナナは、果肉も黒ずんで味が落ちています。シュガースポットが現れたバナナは、既に完熟していて保存が効かないため、すぐに使う予定が無ければ購入は控えたほうが良いでしょう。また、バナナの角に丸みがあり、茎が太くて短いものも、鮮度が良く美味しいバナナだと言われています。
黒いバナナの救済レシピも紹介
黒ずんだバナナは食べても問題ありませんが、新鮮なものよりも味や食感が劣ります。黒くなったバナナは、料理に使って美味しく食べ切りましょう。
①バナナケーキ
黒くなったバナナを2本使い、バター無しで仕上げたヘルシーなケーキのレシピです。バナナを潰して他の材料を混ぜるだけで生地が作れるので、お菓子作りが苦手な人も簡単に作れます。
↓詳しいつくり方・手順はこちら↓